入試問題に挑戦第127回

<問題>
次の五十音図をよく見て、問いに答えなさい。

E @
  F A
  G B
  H C
  I D

(問一) 図中のB・C・E・Iに入るべき文字をそれぞれ書きなさい。

(問二) 五十音図の文字には、二とおりに発音される文字が二つあります。その二つを書きなさい。

(問三) 五十音図の各行の文字のそれぞれに「る」を付けると、動作を表す言葉(「動詞」という)ができますが、「る」を付けても動作を表す言葉が一つもできない行は何行かを答えなさい。ただし、「ん」は除きます。

(問四) 五十音図の「あ行」以外のどれか一文字に「る」を付けてできる、動作を表す言葉のうちで、漢字で二とおりに書けるものを、例にならって二組書きなさい。 例練る・寝る 

(問五) 五十音図の「あ行」の五文字それぞれに「る」を付けた場合、動作を表す言葉が五つできます。それぞれを〈漢字+る〉の形で書きなさい。ただし、同一漢字は二度用いないことにします。 

(問六) 五十音図の文字のうち、共通語としては、文の始めに使われない文字をあるだけ書きなさい。 

(98年灘中)

 

 

 

 

 

 

 

 

入試問題に挑戦第127回解答編
<解答>
 「何で、『五十音』を…」という声が聞こえてきそうですが、小学校における現状はと言いますと……。子供達に聞いたところ、小学校において「五十音」に取り組む先生と取り組まない先生がいるそうです。子供達から返ってきたそんな信じられない言葉に、唖然とさせられたことが思い出されます。そんな現状を反映しての出題なのかも知れません。
  「五十音」は、辞書を引く際の前提ともなり、当然のごとく、指導すべき事項に入っているものとばかり思っていましたが、そうではないという現状があるということは知っているべきであろうと考えます。子供達のために。

  問一 B ゆ C え E わ I を
  問二 は ・ へ
  問三 ら行
  問四 (着る・切る) (経る・減る)等
  問五 在る ・ 射る ・ 売る ・ 得る ・ 折る等
  問六 を ・ ん