NO.67

 

                      2002年 月 5日

目次

学校情報

学校情報 学校情報 教育情報 教育情報
獨協中

西大和学園

函館ラ・サール

法政一中

香蘭女学校

品川女子学院

女子学院

東京女学館

東京女子学園

千代田女学園

聖園女学院

八雲学園

横浜女学院

桐蔭学園

東京の私学9

学力低下

都立高入試

手続延納金

私立推薦統一試験

都立中高一貫校

東京大学

杉並区

文部科学省

都立大

その他

相対評価から絶対評価へ

入試問題に挑戦第47回

学校情報

獨協中 03年入試要項
 1回 2月1日 男子140名 2科4科
 2回 2月5日 男子 60名 2科4科
行事日程
学校説明会
 10月27日(日) 10:30〜12:00
 11月23日(土) 10:30〜12:00
 12月21日(土) 10:30〜12:00
文化祭
 11月2日(土)、3日(日) 9:00〜15:00
 入試相談室を開設。
体育祭
 未定
個別相談
 事前に連絡をすれば入試相談室の先生が相談に応じる。

出題方針(学校配布資料より)
 各受験科目とも出題方針について大きな変更はありません。「平成13年度入試問題」を参考にしてください。
(1) 国語
 例年どおり長文問題を2題出題し、細かな知識を問うことより、読解力を重視した問題を出題します。
 さまざまな情景や登場人物の心情などを正確に把握することや、文章全体を論理的にどう読み取るかが大切になってきます。そのためには、日頃から文章を想像力豊かに、そして論理的に読むようにしてください。
 実際の試験では、ある部分だけを読んで解答するのではなく、問題文全体から考えるようにしてください。また解答の仕方にも注意が必要です。「こと。」、「から。」等のない、文末表現の不適切なものは減点の対象です。
 漢字は教科書に出ているものを出題します。形に注意して、ていねいに書くようにしてください。乱雑に書かれたものは正解になりませんので、普段からきちんと書くように心がけることが大切です。
(2) 算数
 基礎的な計算力、文章題を正確にとらえる力、図形を見る力、考える力を見るような問題を出題します。
 教科書の他に問題集などを利用して学習するときには、図を書いたり、さまざまな解き方を自分で考えるように心がけてください。
 問題用紙と解答用紙は一つになっており、答えは解答欄に記入することになっています。解答を得るための式や考え方が答案の余白にきちんと書いてあればそれを評価し中間点を与える場合があります。
 普段の学習の際に、考え方や途中式、計算をノートに書きしるす習慣をつけておくと良いと思います。
 また、不要な式や間違った解き方は必ず消しておいてください。
(3) 理科
 日常の生活で経験することがらや、小学校の授業で学習することがらを題材として出題します。基礎的な知識を問います。また、高度な結論を知っているかどうかより、結論を導くための過程(正しい作業や考え方ができるかどうか)を重視して問います。問題文をよく読んで、問題文に導かれながら考えを進めていくことが大切です。試験時間をいっぱいに使って取り組んでください。
(4) 社会
 基本的には小学校の授業や教科書の範囲から出題します。地図や教科書にある統計・資料などはよく見ておいてください。それらを使って考えてもらう問題も出題します。もちろん、基本的な地名・人名、用語などは必ず覚えてください。
 なお、分野的には、地理的なもの、歴史的なもの、公民的なもの、時事問題などすべての分野から出題します。日頃から、テレビのニュースや新聞の記事などにも目を通しておくことも効果があると思います。
http://www.dokkyo.ed.jp/

西大和学園 首都圏入試の実施についてのご案内
(前略)
 さて、このたぴ西大和学園中学校は来春より首都圏での入試を初めて実施する運びとなりました。
西大和学園は昭和61年、古都奈良に「次代をになう高い理想と豊かな人間性を持った生徒の育成」を目標に共学の高等学校を創設し17年目、男子だけの中学校を併設し15年目を迎えます。開校当初から進学校を標榜し、充実した学習指導ときめ細かで的確な進路指導により、全国屈指の実績を誇る新進気鋭の進学校として評価をいただけるようになりました。お陰様で今春く東京大学21人(現役19人現役率90%)・京都大学69人(現役52人現役率75%)>という進学実績をあげることができました。
 しかし、本校は進学指導だけではありません。特に中学校の低学年では、中高一貫の特性を活かし <多彩な学校行事> <知を刺激する体験学習><“わからない”を残さない学習指導>など、感動のある学園生活を通して生徒の「学びたい、育ちたい」気持ちを大切にしています。
 また、今春より世界に通用する研究者や科学者を育てる「スーパー・サイエンス・ハイスクール」として文部科学省から奈良県で唯一本校が指定を受けました。これにより理数系で学習指導要領にとらわれない独自の科目を設定し、京都大学、奈良先端科学技術大学院大学の第一線で活躍する研究者による講義や実験を行います。
 今後はさらに理数系科目以外も強化し、私学ならではの先進的な教育を実践するとともに現状に満足することなく前進させ、従来の高等学校教育の枠を超えた“スーパースクール”をめざしたいと考えています。
 なお、本校には集団生活を通して自主自立の精神を培うことをめざした男子寮も完備され、快適な生活環境の中で学習習慣を身につけるとともに、友情を育みよりよい人格形成に努めています。そこで、この西大和学園の教育を一人でも多くの子ども達に受けていただきたい、という思いから平成15年度より首都圏において中学入試を下記の通り実施することになりました。(後略)
首都圏入試要項
1月13日 10:00集合
早稲田大学 西早稲田キャンパス
入試科目は4科目、定員は本校と合わせて225名
http://www.nishiyamato.ed.jp/ny/

=中学入試の集合時間は8:00や8:30という学校が多く、朝が慌ただしいが、10:00集合というのは受験生にとって有り難い。=

函館ラ・サール 学校説明会
7月14日(日) 10:30〜
上智大学市ヶ谷キャンパス 市ヶ谷駅徒歩5分
http://www.h-lasalle.ed.jp/

法政一中 03年入試要項
2月1日に入試を新設。2回入試に。
1回 2月1日 男子15名 作文 面接
2回 2月3日 男子90名 2科4科
1回は諸活動に積極的・意欲的に取り組み、法政一中で活躍できる生徒を選抜する。
作文は40分程度で2〜3問のテーマの中から文章で答える。
面接は20分程度で作文の記述内容を中心にした受験生の個人面接。
3日の2回入試もこれまでの2科目から2科4科選択に。
手続時納入金を入学金のみに。
校長インタビュー(全私学新聞 6月23日)
 百二十年の伝統を誇る法政大学の付属校の一つ、法政大学第一中学・高等学校(東京都武蔵野市吉祥寺)の森田勉校長の生徒に対する願いは、「自立した人間」に成長することだ。
 「十分な基礎知識と確かな基礎学力の上に、間題意識を持ち、自分で考え、判断し、行動できる、また、人間的な感性を大切にできる、そして創造性に富んで生き抜ける、民主的な社会を担う重要な人物」に成長するこくと森田校長は説明する。
 中学・高校を通して、獲得してほしい五つの能力を挙げる。「@自ら問題意識を持ち、資料収集や調査・研究を行うことができる探究心A自ら学んだことを整理し、他人の意見にも耳を傾け議論し、再構成できる知的能力B自ら認識を深め、得られた結果をプレゼンテーションできる自己表現力C仲間と共に、楽しく生き生きと交流しながら向上していける(コミュニケーション)能力E豊かな人間性と民主的社会の形成者にふさわしいモラル」この能力獲得のために最も大切なのは、「自信と意欲」と指摘する。
 「自分の向上意欲や学習意欲を刺激するもの、例えばクラプ活動、仲間との交流、趣昧など何でもいいから見つけ出すことが重要で、自分に自信と勇気と安心感を与えてくれる、自分独自の“意欲の引き出し”を持ち、その中身を豊かにしてほしい」
 平成九年度に大学付属校教育連携プロジェクトを発足し、付属校から法政大学へ推薦入学する場合、有資格者を全入させることを決めた。さらに翌年には大学付属校教育連携委員会を立ち上げ、法政大学と付属校の教員が高校と大学との連携をより深めるための協議を行っている。
 その一環として十三年度から導入したのが、法政大学への推薦は高校三年の二学期までの成績で有資格者を決め、三学期は高校と大学との間の交換カリキュラムを実施していることだ。
 十四年度は教育交流を中心に、中学生や高校生に大学を身近なものに感じてもらうようにと考えている。
 また、同校の特徴の一つに保護者(PTAやOB会)、生徒、教員との結びつきが強く、交流も活発に行われている。
http://www.hosei.ac.jp/general/ichi/index.html

香蘭女学校 塾対象説明会報告書(02年6月19日)
 今回、初めての塾対象説明会ということで、旗の台を中心に近隣の約200の塾に案内を出した。会場となったのは、生徒たちが毎朝礼拝をする講堂。前方舞台にスクリーンが設置され、卓上には花瓶に花が生けられている。
 壇上には、森田校長、高田生徒部長、大森教頭と司会の秋元先生(理科)。以下、演者順に内容概要を記す。
森田校長
(1)沿革
 1888(明治21年)にイギリス人宣教師・エドワード=ビカステスが、キリスト教精神に基づく、日本人女性に適した教育を行うことを建学の精神として、女学校を麻布永坂町に設立。後、芝白金に移り、さらに1941年旗の台に移る。一時戦災にあって避難を余儀なくされるが、1948年以降は現在地で、現在に至る。
 立教女学院等とは聖光会で提携校だが、アメリカの宣教師が設立した他校とはちがい、香蘭はイギリス宣教師が設立、プロテスタント系には分類されるが、正確には英国国教ということで、カトリックとプロテスタントの中間に位置する。
 宗教強制は一切なく、信者も生徒約1000人中20〜30人といった割合で、日曜日の教会礼拝等の強制もない。
(2)教育方針
 一日のスタートは朝の礼拝から。感謝の気持ちで一日を始める。
 通常の中学カリキュラムの中での「道徳」を「聖書」の時間とし、女性の美徳を生かす人間教育を目指す。「己を愛するように汝の隣人を愛せよ」12歳〜18歳までの中等教育は、まさに人格形成期であり、学力の養成も必須ながら、知識教育のみに偏ることなく、主体性を重んじる生活指導、品性を育むための情操教育、思いやりの心を育てるための宗教教育をそれぞれ合わせおこうなうことによって、バランスのとれた人格形成を目指す。
 緑に囲まれたアプローチを通って校舎へという自然の移ろいを感じ取れることとその結果としての閑静さは前述の知性・理性・品性を育む環境として適していると思う。冷暖房も完備しており、快適な学習空間になっている。
そして、なにより人的資源に恵まれている。教師が、一人一人の生徒を大切にする姿勢、上級生が下級生を思いやる姿勢が学校の姿であると思う。
(3)学習指導要領について
 本年度から週5日制を取り入れたが、基本的に学校は6日制である。月曜日から金曜日までは「授業5日制」ということで、そこには行事等は基本的に入れない。専任は土曜日には全員出勤で、全土曜日のうち、その5分の2には、すでに行事、定期テストなどの予定が入っている。また、その残りに関しては、クラブ活動や補習に活用していく。基本的に、教員の指導内容は旧課程に属しており、レベルを下げるつもりはない。
高田生徒部長
スライドによる学校生活。高田先生がナレーションをつとめる。
(報告者:スライド上映でメモ不可能になったため、詳細は記述できないが、入学式、軽井沢山荘での校外学習、ヒルダ祭(文化祭)、バザー、クリスマス会など行事を中心に、ときおりガールスカウトの活動を織り交ぜながら構成された内容はなかなか見応えがあった。高田先生のナレーションもわかりやすく柔らかな口調は親に安心感を与える印象。)
大森教頭先生
(1)中学入試について
一昨年から2科4科選択制に切り替えたが、いままで2科でやってきたのは、本来、生徒の受験勉強にあまり負担をかけさせたくないという意図から。基本的には、国算2科目で学力ベースは見られると思っている。
数年前(バブル時)に比べれば、募集人員に対しての応募者数は減ってきてはいるが、合格者数に対して、約2倍。定員は160名だが45名×4クラス=180名位でのスタートを考えている。
香蘭女学校入試結果 (学校配付の資料より一部抜粋)  
        平成14年度    平成13年度    平成12年度
募集定員    160名      160名      160名
応募者数    341名      379名      365名
うち2(4)科   232(109)      286(93)
受験者数    327名      367名      359名
うち2(4)科   223(104)      278(89)
合格者数    190名      186名      191名
うち2(4)科   125(65)       137(49)
補欠(合格者) 37(31)     40(32)     33(25)
うち2科目生  26(21)     35(28)
うち4科目生  11(10)      5(4)
合格最低点2科 111       121       114
合格最低点4科 169       179        
国算に関しては約60%が合格ラインと考えている。傾向・形式は変えない。過去問をきちんと勉強することが大切。
算数は、計算問題や一行題といった小問を14問。これに文章題を加えて(大問形式だが、設問数は8)作成する。基本的計算がきちんとできること、文を読みとる力があるかどうかがカギ。
国語は、文学作品と評論のような内容の文章の二題形式。基本的には読解力をはかるテストで、漢字などの知識問題の出題は少な目。
社会・理科は、標準問題をより幅広く出題。
入試に関しては、2回入試をやる学校が多いようだが、今後も香蘭は一回入試のみで、本校を第一志望にする子どもを大切にする。
(2)大学進学実績等
進学大学のネームバリューで、中等教育の場である学校の価値が決まることに関しては懐疑的である。香蘭は約170名の卒業生のうち、国公立系に10名前後、慶應・早稲田・上智に20〜30名、内部の成績で60番以内(上位3分の1)に入っていれば無試験で立教大学へ推薦(35名枠)で進める学校と思っていただいて結構。学歴のみで人格判断をする「時代」や有名大学進学だけを望む「親のニーズ」におもねる学校にはしたくない。本来、学校教育とは地味なものであり、いわば江戸時代の寺子屋を想像してもらえばいよい。校名にあえて「女学校」の名を先達は残したわけだが、これは古びた言葉ながら、品性と知性を兼ね備えた本来の「お嬢さん」を育てる学校としてのポリシーを示したかったのではないかと考えている。是か非かの二者択一、デジタル思考では、世の風潮は殺伐とする一方である。そこに必要なのは、人同士がわかりあえること、つながりを感じられることであり、そのためにも時間をかけて教育することが必要だ。茶髪等の華美な格好は確かに禁止はしているが、違反者に対して即処罰という方法はとっていない。勤続二十数年にわたって、処罰したケースは一度も見ていない。すべて、解決には話し合いを行って理解させることに重点を置いている。本来の品性とはそんな時間の使い方から生まれるものだ。そういった校風に賛同できる生徒・ご家庭に集まってもらいたい。
(雑感)
 近年様々な私学が活発に動きだしている中でも、頑なに塾を対象とした説明会を催さなかった学校がここに来て説明会を催した。
 平成9年の志願者数536名をピークに下降期に入り、打開策として二科四科選択の入試に踏み切っては見たが今年は341名と年々志願者数は減少している。今までの中学入試では、香蘭女学校はファンが受験するという第一志望型の受験校としての位置づけが強かったが、様々な私学が学校改革を進めている中、その存在をアピールしていく機会が少ないが為に受験生が他校に動いてしまっている。ちょうど志願者数がピーク時の5〜6年前に同校を訪問してお話を伺った折りに「これだけの受験志願者がいるのであれば2次試験の新設も考えてみては?」と聞くと、「2次試験分、1次の定員を減らして、より高い学力を持つ子どもたちを2次で求める入試という考えは持っていない。香蘭女学校を第一志望に目指している子供を預かりたいし大切にしたい。今の中学受験人気はある種、塾や巷が過剰に煽っている風潮が見える。それで目の前の流れに乗って上を目指すのが学校教育とは思えない。時代に流されるのではなく、教育者として香蘭女学校としての教育を続けていく」という様なコメントを頂戴した。閉鎖的要素で頑固だと思うと同時に私学としての魅力を感じた。
 今回の説明会は減少していく志願者の歯止めという目的だけでなく、学校の求める志願者学力と公立小学校での学習で身に付ける学力との格差が年々開いていく現状と、その格差を補う塾の役割の認識をここにきて学校側が理解を示したのではないか。今回の塾対象説明会は、初めてという事で改善していく点もあるとは思うが、香蘭女学校が今まで貫いてきた理念を見失わずに今までにない新たな魅力を作り出していって欲しいと思う。
(報告 A.Og)
http://www.koranjo-j.ed.jp/

品川女子学院 03年入試要項
特別入試を2月7日にして4科目に。
1回 2月1日 女子 70名 2科4科
2回 2月3日 女子100名 2科4科
特別 2月7日 女子 30名 4科
入学手続は各回とも2月11日9:00まで。
繰り上げ合格は1回・2回の両方を受験している受験生を対象とする。
3月31日までに入学を辞退した場合手続時納入金を全額返金する。
特待生制度の他に奨学金制度を設け、家計急変の場合に対応できるようにする。
特別入試の変更に関して
6日に学校が集まってきて、入学者の層が低くなってきた。
学校として国公立5科目を指導していくのに1科目入試では合わなくなってきた。
特別入試では、各教科100点満点を偏差値換算して
算国重視は算国を1.5倍に、理社を0.5倍にして集計
算理重視は算理を1.5倍に、国社を0.5倍にして集計
国社重視は国社を1.5倍に、算理を0.5倍にして集計
4科均一は各教科そのまま偏差値で集計
4パターンそれぞれの4教科の平均を出し、その受験生にとって一番高い平均を持点として、持点の高い受験生から合格とする。
行事日程
学校説明会・・・要予約
  6月15日 (土) 10:20〜12:20 終了
  9月 7日 (土) 10:20〜12:20 
  9月14日 (土) 10:20〜12:20 
  9月28日 (土) 10:20〜12:20 
 10月 5日 (土) 10:20〜12:20 
 10月11日 (金) 10:20〜12:20 
 11月 9日 (土) 10:20〜12:20 
 11月16日 (土) 10:20〜12:20 
 11月30日 (土) 10:20〜12:20 
 12月14日 (土) 10:20〜12:20 
  1月11日 (土) 10:20〜12:20 
運動会
  5月 2日(木)  終了 
文化祭
  9月23日 (月) 9:00〜15:00   
オープンキャンパス・・・要予約
  6月22日 (土) 14:00〜17:00 終了   
 10月26日 (土) 14:00〜17:00   
 ※ 同内容ですのでどちらか1日ご参加ください。 
 ※ 当日、説明会も行います。 
TEL 03−3474−4048 
※ 新しいパンフレット、入試要項の配布は6月中旬になります。 
※ 学校見学・・・月〜土の間で受け付けております。事前にお問い合わせください。 
http://www.shinagawajoshigakuin.jp/

女子学院 03年入試要項
2月1日 女子240名 4科 面接
合格発表は2月3日10:00の予定。
募集要項と出願書類は10月1日から配布(販売)。
学校説明会・・・事前予約要
 11月 7日(木) 8:00〜10:30
 11月12日(火) 8:00〜10:30
 11月19日(火) 8:00〜10:30
 予約受付は10月1日から。電話または来校の上申し込み。
 保護者対象なので受験生は参加できない。
 説明会当日はの校内見学はなし。校内見学は文化祭で。
文化祭
 10月12日(土) 9:30〜17:00
 10月14日(月) 9:00〜16:30
http://www.joshigakuin.ed.jp/

東京女学館 帰国生入試を実施
1月11日 女子15名 基礎学力試験 作文 面接
基礎学力試験・・国語、算数
作文・・日本語(400字程度)
面接・・保護者(1名で可)と受験生(日本語および英語)
出願資格・・03年3月小学校卒業見込みで、保護者とともに海外在住が2年以上あり、01年3月1日以降に帰国していること(03年3月末までに帰国予定を含む)。この条件に近い場合は相談に応じる。
帰国生対象入試説明会 7月12日(金) 13:00〜

〜帰国生受け入れにあたって 〜(募集要項より)
 東京女学館は明治21(1888)年,「日本婦人のもつ潜在的な可能性を開放し,世界の女性と対等に交際できる人材を育成したい」という当時の指導者たち(伊藤博文、渋澤栄一、岩崎弥之助、外山正一ら22名)の願望をもとに創立された学校です。以来110余年、良質の教育を行い、私立の女子教育機関としてすぐれた評価を得てきました。
 グローパル化が進む現代にあって、「世界的に活躍できるリ一ダーシップを持った女性を育成する」という本校の使命は益々重要なものとなっています。国際的な視野を持ち、異なる文化を持った人々ヘの理解・共感を持てる女性を育成するために、近年本校では様々な異文化相互理解プログラムを推進してきました。けれども、小学校時代を保護者と共に海外で過ごした帰国生の受け入れに関しては、中学校入学試験において、多少の考慮をしてきたものの、別枠を設けて受け入れを行うまでにはいたっていませんでした。しかし、こうした帰国生たちが海外での生活で身につけた特性を保持・発展させるとともに、一般の生徒との交流を通して、相互に学ぴ合うことは、その両者にとってきわめて意義深いものと考えます。
 そこで、このたび、下記の要項に基づいて帰国生の受け入れを実施することにいたしました。併せて、英語教育の充実をはかり、コミュニケーション能力をいっそう高めるカリキュラムをスタートさせるベく、計画を進めているところです。
(1)目的
  @帰国生の海外における学習・生活体験を尊重し、その特性の保侍・伸張をはかる
  A異なる文化・習慣を持つ生徒同土が直接ふれあうことにより、自国理解・国際理解、ひいては共に生きることを学ぶ契機とする
  B日本の文化・生活習慣などの理解をはかる
(2)指導方針
  @帰国生だけの特別クラスは設けない
  A学習について必要な場合には、個人差に配慮した待別指導を行う
  B生徒同士の交流を深め、相互に学び合う気風を養う
  C海外での生活経験を、学校生活の中で活かす場面を設ける
http://www.h.tjk.ac.jp/

東京女子学園 塾対象説明会報告書(02年6月21日)
(挨拶 實吉校長)
平成7年に1256名いた生徒が平成11年には997名と1000名を下回り、平成12年より校長として着任。これからの東京女子に危機意識を持ち、12名のスタッフと共に学校改革に着手する。現在の生徒数は660名と危機的状況に変わりはないが、来年の100周年を新しい学校として迎えるために動き、努力している最中なので応援していただきたい。東京女子学園が掲げる基本方針の柱として1.「生徒が主人公になる学校」 2.「夢が育つ学校」 3.「預けて安心できる学校」を掲げている。それを実践している東京女子の教育を見ていただきたい。
(實吉校長は、東京女子学園の校長職の他に東京私立中学高等学校協会としての働きもしており、先日の新聞等による「絶対評価」や「共通テスト」に関してコメントしたが、今回は割愛させていただく。)
東京女子の教育内容 辰巳中学教頭
 教養と行動力を兼ね備えた女性の育成として東京女子の教育理念でもある「人の中なる人となれ」を基に「学力の養成」と「人格の陶冶」を実践し、自己の実現に向けた指導プログラムを説明。
◎2003年度に創立100周年を迎える東京女子学園がバージョンアップを図る。
@学校6日制→土曜日を使い進路学習の充実を図る。
A2学期制→年間授業時間数は大幅に増加。更に新学習指導要領によるカリキュラムの削減はせず、今まで通りの内容を更に充実させる。
B特別進学コースと進学コースの設置→高校より自分の進路に合わせ、共通履修科目以外に目的別科目選択を取り入れる。進学コースはMARCH合格に向けて、特別進学コースは国公立早慶上智に対応できる文系・理系の選択
C学習進度がうまくいかない生徒の補習、学習進度以上を目指す補講、進学講習等の充実→国公立・早・慶・上に10人、青山・立教・学習院・明治・中央・法政に30人。
D最新式のコンピューター室の設置
(ワールドスタディ 英語科落合先生)
東京女子学園では「ワールドスタディ(世界と日本)」という中学高校で一貫した大きなテーマを設定している。英語で積極的にコミュニケーションを図り、自分の考えや意見を伝える事の出来るコミュニケーション能力を育成する目的でティームティーチングの授業を行っている。実際の授業で使用している教材を例に示し、どうしたら楽しく、よりいっそう活発になるのか、写真、模型、実物、絵カード等を使って説明してくれた。単なる視覚的な効果を求める授業ではなく、きちんと子供の特性を理解した上で集中力を高めさせる工夫が感じられた。今回集まった塾の先生達にもワールドカップ参加国の国旗を使ったビンゴに参加させる形で実践してくれたが、常に考えて授業を工夫している先生の話には説得力もあり、授業の質・教師の力量や努力を感じさせるお話でした。
(父母からのメッセージ)
現在通学している高校生のお母様が、武蔵中進学の兄、城北中進学の弟と男の子2人の間のお嬢さんの教育に関してご自身の思うこと、体験談をお話しされた。「子供は家庭・学校・地域が育てる。」預ける立場の親からのメッセージとして、娘の成長の中で学校側が関わってくれる部分の大きさや育ててくれていることが実感出来る実例を挙げていただいた。安心して預けられる学校という印象を受ける内容でした。
(03年度入試要項 榊高校教頭)
第一回   2月1日午前、2月1日午後 70名 2科
第二回   2月2日午前、2月2日午後 70名 2科
特別入試  2月4日             20名 2科4科
第三回   2月5日             10名 2科
新設の2月4日特別入試は特待選抜の試験と考えて良い。2科平均7割以上、4科平均7割以上を基準とし、基準対象者上位10名までが入学金と1年間の授業料が免除される。
この特待制度は2月4日の特別入試以外の試験でも適用される。その際の基準は国語・算数両科目とも80点以上の得点者に与えられる。
(雑感)
最後に吹奏楽部の演奏で終了。全体的な感想として、現在東京女子学園が着手している学校改革の成果を感じさせる説明会であった。時間を間違え、説明会開始45分前に着いたが、既に校門前、エレベーター、受付、会場周りと先生方が準備しており、教師それぞれに自分たちの東京女子学園という気持ちを持っていることを感じさせた。前進している学校の特徴でもある。
(報告 A.S)
http://www.tokyo-joshi.ac.jp/

千代田女学園 03年入試要項
面接を復活。
1回 2月1日午前 女子50名 2科 面接
2回 2月1日午後 女子50名 2科 面接
3回 2月2日    女子40名 2科 面接
面接は受験生のグループ面接
入学手続は各回とも2月7日16:00まで。
行事日程
学校説明会日程
  6月15日(土)10:30〜12:30 授業参観・説明
  9月18日(水)10:30〜12:30 授業参観・入試等の説明
 10月25日(金)10:30〜12:30 授業参観・入試等の説明
 11月24日(日)10:30〜12:30 生徒:入試問題解説会 保護者:校内参観・入試等の説明
 12月 5日(木)10:30〜12:30 少人数によるグループ別 授業参観・入試等の説明
 12月15日(日)10:30〜12:30 生徒:入試問題解説会 保護者:校内参観・入試等の説明
  1月 9日(木)10:30〜12:30 授業参観・入試等の説明
  1月18日(土)10:30〜12:30 少人数によるグループ別 入試等の説明・校内参観
 ※ 11月24日、12月15日の学校説明会は、6年生の児童を対象とする入試問題解説会が中心となります。
中学生体験
  7月 6日(土)10:30〜12:00(6年生を対象とした、中学生の体験授業を行います。)
千代田ふれあいの1日
 11月 9日(土)13:30〜15:30(特に5年生以下の児童を中心とした体験的な内容です。)
体育祭
  7月 9日(火) 9:30〜15:00(場所:東京体育館)
学園祭
 10月 5日(土)、6日(日)10:00〜15:00
学校見学は、個人、グループでも受け付けておりますのでご連絡ください。
http://www.chiyoda-j.ac.jp/

聖園女学院 03年入試要項
2月2日を新設し、3回入試に。
1次 2月1日 女子40名 2科 面接
2次 2月2日 女子66名 2科 面接
3次 2月3日 女子20名 2科 面接
http://www.misono.jp/

八雲学園 訪問会報告書(02年6月18日)
学校長挨拶
八雲学園の沿革と平成8年より再開した中学部についてのこれまでの指導方針を説明。
新設校のつもりで、取り組んだ教育は3本の柱からなっている。
@英語教育
創設者自身のアメリカでの生活を通して感じた英語の必要性を開校当初より教育の主幹としており、中学再開後はより現代に合った形で実践している。
英語を人と人とのコミュニケーションツールと考えている。
Aチューター制度
クラス担任の他に、生徒ごとに「チューター」と呼ばれる先生がつき、1名の生徒を担任とチューターの2名でケアーする体制をとっている。特に精神面や生活面でのフォローをチューターが担い、何か困ったことがあったときにすぐに連絡が取れるように自宅や携帯の番号まで生徒に伝えている。生徒からの連絡はもとより、チューターからも定期的にコンタクトをとっている。
B芸術鑑賞
ミュージカルやコンサート、美術展覧会や史跡めぐりなど多岐に渡っている。歌舞伎や寄席など、日本古来の文化や伝統に触れる機会を早い時期から設けることで日本をより深く理解することを目的としている。現代の若い世代が日本の伝統文化についてあまりにも理解がなさすぎることを懸念している。
生徒によるスキャット
八雲の英語教育を象徴していたのが、生徒が自分たちで演じる英語のパフォーマンス。内容は毎年変更され、その企画段階から生徒も積極的に参加している。今回は先生役、生徒役、小6の受験生役に分かれて、受験生が八雲学園を見学来たのを先生が案内しながら、それぞれの生徒が学校内を紹介するという劇を高1〜中2の有志が演じていた。感心させられるのは、英語の発音の良さ。入学してから1、2年であのレベルまで達しているのは立派。校長が最後に「この生徒の中に帰国子女は入っていません」と念をおす位のレベルにある。
 また、先生と生徒のコミュニケーションを大切し、その人間関係の中から日頃のマナーなどを伝えていったり、勉強への意欲を高めたりしている。学校行事が多いのはそのため。校内で見知らぬ人をすれ違っても明るく挨拶できる「Well Come」の精神を大切に育み、自分には関係ないという気持ちを持たないようにしている。
そして、先生たちの熱心さはかなりのもので、生徒が望めば時間外補習もいとわない。生徒もそういう先生たちの気持ちに応えるように、昨年の高校の夏期講座は自由参加であるにもかかわらず、99講座に延べ1600人(生徒数400人)が参加している。学習計画も毎年見直されており、マンネリにならないように改革を進める努力をしている。このような姿を通して、多くの先生から「お預かりした子供に全身全霊を傾けてがんばる」という気持ちが伝わって来る。
★教科指導について
ビデオを上映しながら、各教科の特色を紹介。
全教科が6カ年カリキュラムで組まれており、高校から入学する生徒とは別クラスになる。
英語・・・ 英文法と英会話にわけ、英会話(オーラルコミュニケーション)はネイティブと日本人のティームティーチングを行っている。英検にも力を入れており、中学で準2級、高校で2級取得を目標としている。検定用の指導や模擬面接も行っている。
国語・・・通常授業のほか、演習、書写、文法の授業や読書の時間もある。
演習は習熟度別にクラス分けをし、研究発表などをメインに興味や関心を広げている。
数学・・・先取り授業で中学の内容を早めに終了し、高校1年から理系・文系にコースわけして授業を行う。
放課後補習・・・60分・120分の2コースがあり、英・数・国を少人数レベル別で実施しているほか、箱根進学合宿では1日8時間みっちりと勉強するなど、バックアップ・フォロー体制をしっかりとっている。
★進路指導について
配布資料に基づきながら説明。
平成8年の1期生が今年卒業(30名)し、74%は4年制大学に現役合格を果たした。資料の内容としては、メインになっているのが4年制大学への進学率となっており、これは当時(6年前)入学した子供たちの状況からやむを得ない部分もあるのが、現在八雲を考えている父母や子供たちの求めているものとは、資料内容に大きなギャップがあると思われる。年々レベルアップしていく子供たちに合わせて、進学状況も変化していくだろうし、それにどのように対応していくのかが今後の課題になるだろう。
★行事について
ビデオを上映しながら、行事の詳細を説明。
4月 新入生歓迎会
5月 箱根スクール(中2) 合宿研修(中3)
7月 合唱コンクール 林間学校(希望者)
8月 箱根セミナー(中1)
9月 体育祭
10月 遠足
11月 文化祭 球技大会
12月 百人一首大会
1月 スキー教室
このほか、芸術鑑賞が毎月行われている。ちなみに13年度は次の通り
4月 国宝 醍醐寺展 (東京国立博物館) 中2・3
5月 東京国立博物館 常設展 中1
   江戸東京たてもの園 (小金井公園内) 中2・3
6月 コクーン歌舞伎「三人吉三」 (シアターコクーン) 高校・中学
7月 映画「遠い空の向こうに」 (目黒区公会堂)
9月 鎌倉散策 (鎌倉市内) 中1
   昭和館 中2
   印刷博物館 中3
10月 鎌倉自主研修 (鎌倉市内) 中3
   武蔵野音大管弦楽団演奏会 (武蔵野音大ベートーベンホール)
11月 印刷博物館 中1
   鎌倉散策 中2
   日本科学未来館 中3
12月 ミュージカル「異国の丘」 (四季劇場秋) 希望者
1月 映画「ハリーポッターと賢者の石」 (渋谷東急)
2月 古典芸能鑑賞 (八雲体育館)
3月 中1・2を対象として、12のテーマから希望のものを選択。
   春爛漫(長谷川町子美術館)・古代アメリカの動物デザイン(たばこと塩の博物館)
   プラド美術館展(国立西洋美術館)・女の子の好きなもの(切手の博物館)
   大正、昭和くらしの博物館(神奈川県立歴史博物館)・警察博物館
   映像体験ミュージアム(東京都写真美術館)・旧島津公爵邸(清泉女子大学本館)   杉野学園衣装博物館・楽器博物館(武蔵野音楽大学)・東芝科学館
   チャルトリスキ・コレクション展(横浜美術館)
★一日の様子について
ビデオを上映しながら、説明。
毎朝必ず朝礼を実施し、その場で「三つの言葉」を唱えて1日が始まる。
授業終了後は全員で校舎内を清掃(15分間)しており、つねに清潔な状態に保たれている。
★募集要項について
平成15年度 募集要項
第1回 2月1日(土) 40名
第2回 2月2日(日) 50名
第3回 2月4日(火) 20名
第4回 2月6日(木) 10名
昨年まで実施していた、面接は廃止。
いずれも手続きの締め切りは2月10日(月)午後4時まで
国・算各50分100点ずつで、200点中120点くらいが合格ライン。
(雑感)
台風かと思われるような豪雨の中で実施された説明会だったが、先生が駅からの道案内に立たれたり、授業見学途中で体育館へ移動の際には、ビニール傘を一人一人手渡してくれるなど、気配りの行き届いた気持ちよさがあった。以前、入試当日に八雲の校門前で子供を見送ったことがあるが、そのときも校舎内はもちろん、校舎の外でも校門から入り口までの各所に温風器(巨大なストーブ)を並べて、受験生を文字通り「温かく」出迎てくれていたことを思い出した。
八雲が大切にしている人とのコミュニケーションを先生たちが自ら実践しており、きちんと子供たちへと伝わっているのが、よく分かる。説明会冒頭の生徒による英語劇内でも、夏には「かき氷」、冬には「肉まん」が先生たちから生徒へサービスされていることを紹介していたが、そういう温かさが八雲の良さなのだろう。
ただ、これから八雲に一番期待されている進学実績については、若い先生方が中心でベテランがいない中での進路指導や、専任率が50%を切っているという現状からは、少なからず不安が残る。
英語教育で、かなりの実績をあげている八雲が、大学進学という次の大きな課題へどのように対応し、結果を残していくのかを期待しながら見守りたい。
(報告 A.Or)

横浜女学院 03年入試要項
A入試 2月1日午後 女子45名 2科4科
B入試 2月2日    女子45名 2科4科
C入試 2月3日午後 女子45名 2科4科
特別  2月4日    女子15名 2科4科
各回の試験で特待生および特進クラス合格者を選抜する。
複数回受験した場合は優遇措置として各科目とも一番よかった回の得点を集計して判定する。
特別入試では点数のよかった科目を優遇して集計する。
 2科目生 点数の高い科目×1.2+点数の低い科目×0.8
 4科目生 国語・算数と社会・理科の間で上記の操作を行う。
入学手続は各回とも2月17日16:00まで。
3月31日までに入学を辞退した場合は納入金(入学金・施設費・物品購入費)を全額返金。
=傾斜採点は国語・算数または社会・理科のどちらかに偏って点数の取れる生徒の方が有利になり、各教科バランスよく点数を取る生徒は不利になる。
    高い科目  低い科目   操作後
Aさん 80点    40点  ・・・ 128点
Bさん 70点    50点  ・・・ 124点
Cさん 60点    60点  ・・・ 120点 =
http://www.02.246.ne.jp/~yjg/

桐蔭学園 03年入試要項(案)
女子に中等教育コースを設置。
従来型の1次、2次が2科4科選択に。
従来型
1次 2月1日 男子130名 女子90名 2科4科または英語
2次 2月3日 男子 90名 女子70名 2科4科
3次 2月5日 男子 40名 女子20名 4科
中等教育学校(男子)、中等教育コース(女子)
1次 2月1日 男子 50名 女子10名 4科
2次 2月3日 男子 50名 女子10名 4科
3次 2月5日 男子 50名 女子10名 4科
各科目の試験時間、配点
国語 50分 150点
算数 80分 200点
社会 40分 100点
理科 40分 100点
従来型の1次、2次の2科4科選択は、まず国語・算数の合計点で合格者の5割を選抜。残りの5割をそこに入らなかった4科目受験生の中から選抜。
従来型1次の英語特別受験は英語と面接。英語は60分100点満点で、中学課程修了程度の内容に。面接は日本語で実施。
http://web.infoweb.ne.jp/TOIN-GAKUEN/

東京の私学9 毎日新聞に連載中
高輪中高 作文力鍛え基本固める 
 泉岳寺そばの緑豊かな環境に校舎を構える男子校。都営浅草線泉岳寺駅から徒歩3分。同駅を利用する生徒は、寺の門をくぐって通学する。1885年、京都西本願寺により京都に創立されたが、その後、高輪に移転し、宗教色を排した。校訓は「自主堅正」。自分を戒め、困難を乗り越え努力する人材を育ててきた。 
 中高一貫教育校で、高校の入学式はない。6年間を2年ごとの前・中・後期に分け、段階に応じた授業、進路指導を実施する。 
 基礎となる中1時には、まず作文力を鍛える。約40人のクラスを2グループに分け、それぞれ教師がつき、徹底的に添削指導する。「国語はもちろん、将来パソコンを使うにも、作文力は基本」と森秀雄教頭は話す。その基本を固めたうえで、“先取り教育”で高2までに全科目で高校の内容を終了する。 
 だが、進学一辺倒にならず、幅のある人格を育てるのも同校の校風だ。中間考査翌日には授業を行わず、各学年で企画を立てて、美術館や寄席に行く。 
 部活動では、強豪の剣道部のほか、野球部も実力をつけてきた。 
 また釣りやウエートトレーニング、天文などの同好会も充実している。森教頭は「高輪のことを理解し、高輪で6年間を過ごしたいという強い思いを持った生徒に来てほしい」と話している。 
ここが自慢−−マスコット犬 今年度から学校のマスコットとして、シャーロックホームズ風の犬が登場。耳を立て虫眼鏡をのぞくポーズで「見えるものの奥にある見えないものを見つめよう」。まだ名はないが、生徒たちのシンボルに定着しそうだ。 
ホームページアドレス
http://www.takanawa.ed.jp/ 

玉川学園中高 テーマ選び「自由研究」 
 中学部を訪ねると、2年の男子生徒がお茶を出してくれた。「こんにちは。ゆっくりしていってください」。あいさつが折り目正しい。 
 「労作教育」と呼ばれる教育の一環で、中学部では2年生が1日交代で事務室に詰め、来訪者の案内など接客を当番として担当する。1年生は構内のごみ拾い、3年生は校内の戸締まりが当番だ。 
 「ただ教室に座っているのではなく、行動を通して学んでほしい」と菊地勲・中学部長。 
 ただ教えられるより、自ら考え探求し、本物の高い学力を身に着けていく「自学自律」を教育理念に掲げる同校ならではの取り組みだ。中学部には毎週木曜日に1時間半、「自由研究」の時間があり、英会話や数学など教科学習や芸術、スポーツなど27分野から自分が興味を持ったテーマを選んで学習する。高等部では80分野から選択できる。最近注目されている「総合学習」を先取りした内容で、生徒一人一人の個性を尊重する校風をそのまま反映している。 
 1929年に創立。創立者の故小原國芳氏が掲げた教育理念「全人教育」は、「人間文化の価値観を、人格の中に調和的に形成する」ことを目指したもので、今も個性を尊重する学園の教育の大原則になっている。幼稚部から大学院まで入る、緑豊かな敷地は約56万平方メートル。東京ドーム44個分もの広さだ。 
ここが自慢−−IT教育の充実 家庭と学校をインターネットで結ぶ「CHaT Net」を98年4月に導入した。学校行事や授業内容を発信したり、ハワイやカナダの交流校を訪問中の生徒の様子を伝えたりしている。教師と保護者は電子メールで情報を交換し合える。 
ホームページアドレス
http://www.tamagawa.ed.jp/index.htm

玉川聖学院中高 「生き方」の指導に重点
 「神に対しては信仰」「事に対しては希望」「人に対しては愛」 
 1950年に創立された中高一貫女子教育のミッションスクール。玉川聖学院の一日は毎朝の礼拝から始まる。全員で讃美歌を歌い、司会者が聖書を読む。「かけがえのない一人ひとり」に目を向け、キリスト教を土台とした人格教育に取り組んでいる。 
 東急東横線・大井町線「自由が丘」から徒歩7分という好立地。駅前に並ぶセンスのよいショップのわきを、明るい笑顔の生徒が通学する。きれいな校舎は閑静な住宅街の中にある。 
 中学生は全員、高校生もほとんどが放課後のクラブ活動に参加する。体育祭、学院祭、音楽祭と学校行事が多いのも特徴。準備を通して友だちとのきずなが深まり、教師との信頼関係が築かれる。行事で味わう達成感や充実感が、「玉聖」の魅力だ。 
 常任理事でもある坂上多津夫事務長は「東大合格を目指して入学してくる生徒はいません」と話す。受験対策に偏った授業ではなく、基礎的な知識とともに「考える力を養う」教育が行われている。 
 一人の人間としてどう生きるべきかという「生き方」の指導に重点を置いたカリキュラム。結果的に、「自己表現力」を問われるAO入試や自己推薦入試で有名私大への合格者が相次いでいる。 
ここが自慢−−雰囲気 化粧したり茶髪に染めた生徒がいない。「かわいい」と好評のブレザーの制服は、スカート丈も普通。伝統や勉強を強要するムードがないため、全体にのんびりとした雰囲気だ。「性格がかわいい生徒ばかりです」(坂上事務長) 
ホームページアドレス 
http://www.tamasei.ed.jp

多摩大聖ケ丘中高 理数系教育に力入れる
 男女共学の聖ケ丘高校は1988年に開校。91年に聖ケ丘中学を開校して以降は、中高一貫教育を教育の柱に掲げる。中学1・2年は「基礎学力を養う」▽中学3年と高校1年は「学力を充実させる」▽高校2・3年は「大学受験に向けて学力を発展させる」――の段階に分けて、カリキュラムを構成している。 
 「授業で無駄な重複を省けるだけでなく、合唱コンクールや文化祭、体育祭など学校行事を一緒に取り組むことで、中学生が高校生の行動を学ぶことができる」と岡本忠篤校長。学力向上や進学だけでなく、生徒の個性と自発性を引き出せるところに中高一貫のメリットがあると話す。 
 岡本校長は「日本が発展するためには、人々が高度に発達した科学技術を駆使できるようになることが必要になる。数学が苦手だから文系を選ぶようでは駄目です」とも話し、理数系の教育に力を入れている。 
 生徒の得意分野を伸ばすだけでなく、社会人になっても恥ずかしくない、幅広い知識を持った人材を養成する――という目標があるからだ。 
 このほか、通年利用できる温水プールやトレーニングルーム、150ミリ天体望遠鏡を備えた天体観測室など、教育施設も充実している。 
 中学3年には、海外研修でニュージーランドでホームステイするなど、国際教育にも力を入れている。 
ここが自慢−−生徒の素直さ 人のため、社会のために貢献できるよう、敬愛奉仕の心を育てることを教育方針の一つに掲げている。こうした教育を通じて育った素直な心が、明るい学校生活につながるという。ホームページアドレス
http://www.hijirigaoka.ed.jp/

多摩大目黒中高 授業をさまざまに補助
 多摩大目黒中高(田村邦彦校長、中学280人・高校901人)は実務教育を中心とする女子商業高校から、中学校の設置、中・高の男女共学化、高校の普通科への移行を完成し、今年春、中高一貫共学1期生が卒業した。「自主性を尊重し、進学一辺倒でもない、厳しい生活指導だけでもない、バランスの取れた学校生活を送れるのが特徴です」と丹羽浩二教頭は話す。 
 授業をサポートするさまざまなプログラムが用意されているのも特徴。中学校では、国語、数学、英語の放課後補習のほか、遅れが目立つ生徒には横浜セミナーハウス(横浜市青葉区)で2泊3日の「スタディキャンプ」を行い、苦手科目の理解を助ける。また、希望者を対象に「生きた英語」を教える「フォニックス講座」もある。 
 専門のチューター(外部講師)による個別指導が受けられる「チューター制度」は、生徒の多様な進学ニーズにも応えられる。「学校の中に塾があるようなイメージですが、講師にお任せではなく、教師たちが指導内容をチェックしながらきめ細かい対応をしています」と進路指導部長の荒尾吉宣教諭は説明する。 
 普通科の歴史は始まったばかりだが、「とにかく授業が楽しい、と生徒は言います。兄弟姉妹で入学する生徒も多いんですよ」と丹羽教頭は話している。 
ここが自慢−−個性あふれる教師陣 「生徒のためならどんなことでもやる」と言い切る。玄人はだしの特技や趣味を持つ先生も多い。生徒が問題行動を起こした時でも、なぜそういう行動を取ったのか、対等な立場でじっくり話し合うという。 
ホームページアドレス
http://www.tmh.ac.jp/

調布中高 「精進日誌」で自分発見 
 東急東横線・田園調布駅から徒歩8分。桜並木がある住宅街を抜けると学校が見える。現在、本校舎を全面改築中。04年の夏には、地上5階、地下2階の新校舎が完成する。カフェテリアやコンピューター教室、屋上庭園などが新しく設置され、学校生活が充実する。 
 1926年に創立された「調布女学校」を起源とする中学校648人、高校662人の女子校。校章のモチーフには可憐(かれん)なナデシコを採用している。建学の精神は「捨我精進」。「わがままな心を捨て、今やるべきことを一生懸命やる。そこから喜びが見出せるのです」と西村弘子校長は説明する。控えめながらも芯(しん)の強さを感じる校風だ。 
 中高の6年間を三つの時期に分けて教育する。中1は基礎育成期、中2〜高1は個性伸長期、最後の仕上げの高2〜高3は発展充実期。1期では基礎知識や技術を磨き、3期にはリーダーシップの育成や生涯を通じた学習意欲の喚起などを目指す。 
 進路指導も6年間を通じて完結するプログラムだ。中1は、今日1日の自分を見つめて感じたことなどをつづる「精進日誌」を書いて担任に提出することで、自分を発見する。中3の職業研究、高1の学部・学科・文理選択などを経て、大学や志望校を決める。自分を理解し、夢を実現するためのステップを用意している。 
ここが自慢−−土曜プログラム 今年度から65分授業、二学期制を実施。週6日制から週5日制に移行して生徒が好きな講座を受ける「土曜プログラム」を新設した。講座は年間12回。マスコミ研究、日本舞踊、エアロビクス、お菓子作りが人気講座。 
ホームページアドレス
http://www.chofu.ed.jp/

※高校の募集なし

千代田女学園中高 朝礼時にミニテスト
 麹町の日本テレビ通りから一歩道を入ると、喧騒(けんそう)とは無縁の深緑の空間が広がる。千代田女学園中高は都内で最も古い仏教をバックグラウンドとした女学校。ひと時もこの地を離れず114年の伝統を静かに刻んでいる。 
 藤澤正徳校長は「将来の願いや目標を実現するため生徒の側に立った教育を」と言う。学校にも社会にも陰湿ないじめや差別の構図がある。宗教家として同和問題にも取り組んできた藤澤校長は「自分を大切に他人を大切にし、差別をしない人権感覚を養う」と強調した。 
 完全な中高一貫。大学のような前期・後期制をとる。中学(生徒数295人)と高校(同324人)のつなぎ目をなくして学習は大学進学に向けて基礎→発展→充実へと進んでいく。勉強が分からない生徒、より理解したい生徒向けに毎朝、35分の「0時限」の授業を実施。朝礼時の5分間を使ったミニテストは生徒の習慣になっている。 
 実践教育のプログラムとしては国際▽医療福祉▽情報の三つがある。 
 キャンパス内にはキリスト教の礼拝堂にあたる「聞思堂」という畳敷きの離れがある。葉からこぼれる雨露の音が聞こえそうな静寂のなかで、心の迷いや乱れを整えるため生徒が自由に訪れ姿勢を正し目を閉じる。 
 ストレートの黒髪を束ねた生徒はみな、凛(りん)とした雰囲気が漂う。 
ここが自慢−−土曜プログラム 学園は週6日制で、土曜日の午後を使いピアノや絵画、茶道、華道の指導をしている。また受験対策の講座も設定している。今後は保護者や同窓生にも参加してもらい体験的、総合的な学習の充実を図っていくという。 
ホームページアドレス
http://www.chiyoda-j.ac.jp/

※高校の募集なし


教育情報

学力低下 自衛策で学力低下を防げ
(産経新聞 6月23日)
 完全学校五日制がスタートしてから三カ月近くになるが、多くの自治体で土曜日の補習授業が行われている。子供たちの学力低下を防ぐための自衛策として、広がりを期待したい。
 千葉県野田市では土曜日の午前中、市に雇用された講師が各小学校に派遣され、希望する児童を対象に補習授業を行っている。市内の全小学生の半分近い二千五百人がこの授業を受けている。教科書に飽き足らず、もっと先に進みたい子もいれば、週五日の授業では教科書についていけず、みんなに早く追いつきたいという子もいる。さまざまな学力レベルの小学生のために、教科書を補う市独自の副教本も今年度中に作成される予定だ。
 このほか、埼玉県深谷市、茨城県古河市、東京都台東区などでも、独自の工夫をこらした土曜教室が開かれている。「勉強時間を確保してほしい」という保護者の要望にこたえた行政サービスである。他の自治体も、こうした先行実施例を参考にしながら、できるところから土曜教室の開催に踏み切ってもいいのではないか。
 自治体が土曜教室を開いていなくても、子供は土曜、日曜の二日間をまるまる遊びに費やすのではなく、少しは自宅で勉強するものである。親も、そう仕向けてほしい。
 学校五日制に伴う新学習指導要領は「ゆとりの中での生きる力」の育成をうたい、学習量を三割減らしている。例えば、小中学校の国語から朗読がなくなった。しかし、名文は何度も声を出して読んでこそ覚えられるものだ。小学校の算数計算で円周率(3・14)を使う場合、電卓でもよいとされるが、それでは計算力は身につかない。学校の通常の授業で行われなくなった勉強を、土曜日の補習授業や自宅学習で補うことも大切であろう。
 文部科学省が推し進めてきた「ゆとり教育」路線は、昭和三十−四十年代の過度の詰め込み教育に対する反省から生まれたものである。これを受け、昭和五十二年の指導要領改訂ですでに学習量が二割五分減らされている。今回の指導要領改訂による三割減を合わせると、二十五年間で学習量が半減したことになる。これは、明らかに行き過ぎである。同省には、指導要領の早期見直しを重ねて求めたい。

都立高入試 自己PRカードを評価基準に導入
(朝日新聞 6月23日)
 東京都教育庁は13日、来春の都立高入試で「自己PRカード」を導入し、学力検査や調査書に加えて採点に反映させる方針を発表した。
 新学習指導要領の実施に伴い、中学校での成績評価が相対評価から絶対評価に変わるが、調査書に記載されない生徒の意欲や活動を多面的に評価する。
 PRカードの項目は「入学を希望する理由」「選択教科や総合的な学習の時間について」「諸活動の状況及び実績について」とする。都立高の一般入試では学力検査と調査書で千点満点となっているが、PRカードは100点以上を配点する見込みだ。

手続延納金 私立高校の「延納金」埼玉県が徴収中止要請へ
(毎日新聞)
 私立高校の一部が、入学手続きを公立高校の合格発表後に先延ばしする際に「延納金」を徴収している問題で、埼玉県は徴収をやめるよう私学各校に要請する。
 県学事課によると、今春の入学試験で、県内の全日制私立47高校のうち、一般入試11校、推薦入試24校が入学手続きを延ばす際に延納金を徴収している。金額は5000〜3万5000円、平均1万5000円に上る。
 今井大輔・総務部長は「父母負担の軽減に最大限の努力をしたい」と述べ、近く県私立中学高校協会や各私立高校に文書で延納金を徴収しないよう要請する方針を示した。

私立推薦統一試験 反対受け1年間先送りに、東京で来秋実施へ
(毎日新聞 6月28日)
 東京都私立中学高等学校協会(酒井会長)は27日の理事会で、導入方針を固めていた高校推薦入試の資料にするための「到達度診断テスト」(統一テスト)を、来秋から実施することを決めた。今年10月を目指していたが、都教委や都中学校長会が反対を表明したことから1年間先送りし、準備・周知期間を取って受験生の不安を解消することにした。
 実施科目は英語、国語、数学の3教科。結果は受験者個人に送付する。実施日時など詳細は来月発足する実施委員会で検討し、今年度中に決める。
 結果を合否判定にどう生かすかは私立高側の判断に任されるが、テストを受けなくても推薦入試の受験資格がなくなるわけではない。内申書の成績と面接や作文の結果にテストを加え参考にする学校が多いとみられる。
 中学校の成績は今年度、他の生徒と比較する「相対評価」から、あらかじめ定めた目標に到達したかどうかで判断する「絶対評価」に移行し、推薦入試で学力を判断する唯一の資料の内申書も絶対評価となる。このため、協会加盟校から「客観的な判断資料として不十分」との指摘があり、新しい「物差し」を求める声が出ていた。
 一方で、都教委や一部区教委、都中学校長会は「(事実上)入試期間の前倒しになる」と反対を表明し、中止を要請していた。
 協会には都内の240全私立高が加盟し、推薦入試を実施しているのは約170校。推薦入試の合格者は約2万人で、一般入試とほぼ同数となっている。 

絶対評価 「生きる力」を身につける新学習指導要領への移行に伴い、今年度から全国一斉に中学の成績表に採用された。知識・理解▽関心・意欲・態度▽思考・判断▽技能・表現――の4項目をまとめて評価する。相対評価では1〜5の配分率が決まっており、東京都の内申書の場合、「5」と「1」が7%、「4」「2」が24%、「3」が38%だった。絶対評価は何人に「5」や「4」をつけてもよく、配分に制限がない分、高めに評価する傾向があるなど、客観性を疑問視する声も出ている。

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東京の私立高、推薦入試の統一テスト1年先送り(朝日新聞 6月28日)
 東京私立中学高校協会(約230校加盟)は27日の理事会で、私立高の推薦入試に導入する統一テスト(到達度診断テスト)について、現在の中学2年生が受験する03年度から実施することを決めた。当初の予定を1年先送りした。都教育委員会や都中学校長会がテストに反対したことなどが影響したとみられる。
 協会内のテスト実施委員会が来春までに要項を決める。実施時期は来秋になる見込みだ。
 協会によると、(1)テストは国語・数学・英語の3教科で、学習指導要領で定めた基礎学力を見る(2)試験の結果は本人に知らせるとともに、中学生全体の学力理解度の検証資料とする、という。
 協会は当初、現中3生を対象に今年の2学期半ばにテストを実施する案を検討していた。1年先送りの理由を「校長会と教委の反対で受験生や保護者に不安が生まれたことに配慮した」と説明。年内実施では準備期間が短すぎて、混乱を招きかねないとの判断もあったとみられる。
 来春受験の中学3年生の推薦入学については、「経過措置」として、絶対評価による今年2学期の評定とともに、相対評価ですでに付けられている1、2年生時の評定を合否資料にするという。
 同協会は、今春から中学校で始まった絶対評価による調査書(内申書)をめぐり、従来の相対評価に比べ教師の主観が入りやすいなど、選抜資料としては十分でないと判断。調査書を重視する推薦入試の学力判定資料として、統一テストを計画した。
 これに対し都教委、都中学校長会が「絶対評価の定着を阻害するうえ、入試日程が長期化し、生徒の負担が大きくなる」と反対を表明。今後も、このテストをめぐっては、都教委、中学校長会との調整も残され、実施までには曲折も予想される。

都立中高一貫校 10校設置へ、東京都教育庁
(朝日新聞 6月28日)
 東京都教育庁は27日、05年度から10年度にかけて、都立の中高一貫校を10校新設する方針を明らかにした。公立の中高一貫校は全国で50校あるが、これだけの規模の設置計画は初めて。進学重視の私立中高一貫校に対抗して都立高「復権」を目指す同庁の動きで、私立・公立間の競争に拍車がかかりそうだ。
 同庁は「総合的な学力を培い、社会のリーダーを育成する」としている。地域バランスから、おおむね学区に1校を設置する。
 対象校は23区内が都立大学付属、富士、大泉、小石川、白鴎、両国の6校で、多摩地域が南多摩、北多摩、武蔵、三鷹の4校。同庁は「古くから人材が輩出してきた伝統校を中心に選んだ」と説明する。入試では面接や小学校長の推薦、作文、抽選などを組み合わせる。
 東京私立中学高校協会は「私立をつぶす動きだ。これまで生徒の力に合わせた教育をしてきた私立の取り組みを阻害する」と反発している。

東京大学 理V存続へ、当初の入試改革案見直し
 東京大学(佐々木毅学長)は二十一日までに、大学入試の最難関とされ、入試改革案で当初廃止の方向が示されていた同大学の医学部進学コース「理科V類」の枠を存続する方向で検計を始めた。東大の学内委員会は、三年進級時の学部振り分けを弾力化することで学生の競争意識を高める形での“軟着陸”を模索しており、秋をメドに結論を出す。
 東大は全学生が入学後二年間は教養学部に属し、文科、理科それぞれT、U、V類に分かれて学ぶ。入試もこの枠組みで実施、三年進級時に志望と成績を基に各学部に振り分けている。ただ、大半の学生は入学時のコースで事実上進路が決定、「入ってから勉強しない」との批判もあった。
 昨秋まとまった改革素案では当初、文科を法律・経済系と文学・教育系、理科を理工学系と農医学系の二類に再編、さらに文理の枠を超えた「文理類」の設置を検討。結果として「理V」がなくなるとみられていた。
 しかし、この案は学内での合意形成が難しく入試地図に与える影響も大きいことなどから、振り分け段階の成績、意欲などで当初のコースと異なる学部への希望者にも従来以上に柔軟に対応する方向に転換する見通しとなった一、二年次の学内競争を激化させることで「実」を取ることを狙っている。成績管理の厳格化も進める方針だ。

杉並区 塾講師を今秋から区立中に派遣へ
(毎日新聞6月28日)
 東京都杉並区は今秋から、区立中学校3校に学習塾や予備校の講師を派遣し、授業を行う方針を決めた。生徒の学力低下が指摘される中、学習意欲を高め、教師の指導力を底上げするのが狙い。指導力によって成績に差が出るとされる数学を対象にする。公立中の正規の授業に塾などの講師を派遣するのは全国初。

文部科学省 大学受験で高卒・大検の要件を撤廃、各大学の判断に
(毎日新聞 7月2日)
 文部科学省は、高卒者や大学入学資格検定(大検)の合格者らに限って認めてきた大学入学資格の要件を撤廃する方針を固めた。外国人学校の卒業者の進学機会拡大を求めた総合規制改革会議の答申を受けた措置で、早ければ来年度入試から、各大学が個別に入学出願書類などから資格の有無を判断する形に改める。これにより高校中退者や外国人学校の卒業者が、大検を受けなくても大学を受験できるようになり、進学の道が大きく広がることになる。
 大学入学資格は現在、文部省令によって、高校卒業者のほか、海外で12年の学校教育を受けた者や大検合格者などに認められている。しかし、インターナショナルスクールや朝鮮人学校など国内の外国人学校は日本の「学校」として認められていないため、卒業しても大検に合格しないと大学入学資格を得られなかった。
 総合規制改革会議は昨年12月、国内に長期滞在する外国人の子供らの進学機会を拡大する必要があるとして、インターナショナルスクールで一定水準の教育を受けた者に大学入学資格を認めるよう答申した。
 答申を受け文科省は、大学入学資格の緩和を検討。「大学が独自の入学資格審査で高卒と同等以上の学力があると認めた18歳以上の者」に対し入学資格を与えることになり、省令を改正する。
 これによって年間数百人のインターナショナルスクールの卒業者、約1000人の朝鮮人学校高等部卒業者のほか、年間11万人に上る高校中退者や、不登校などで高校に入学できなかった中卒者らも、大検を受けずに大学を受験できる道が開かれる。特に高校中退者は大検出願者の6割(約2万人)を占めており、9〜10科目に合格する必要がある大検の免除は、大幅な負担軽減となる。
 外国人学校卒業生については、これまでも公私立大の多くが独自の判断で受験を認めていたが、今後はこれが正式に認められ、国立大でも受験を認めるところが増えるとみられる。大学院についてはすでに99年から、大学を卒業していなくても入学できることになっている。
大学入学資格については97年の制度改正で、特定分野で傑出した才能を持つ生徒に限り17歳からの「飛び入学」が認められている。

都立大 新入試制度導入へ、大検なしでも入学OK
(朝日新聞 7月3日)
 東京都立大学(八王子市)は、高校を中退するなどして大学入学資格のない人でも、指定の授業で好成績をおさめれば入学できる「チャレンジ入試」を04年度から導入する。大学入学資格検定(大検)を受けずに入学できる制度は全国初で、都は「ペーパー試験では分からない力のある学生を選ぶ」としている。高校生が土曜日や夏休みに授業を受け、その成績で入学を認める制度も採り入れる。
 チャレンジ入試は、事前に登録した18歳以上の受験生に、4月から8月にかけて指定した都立大の授業を受講してもらう。履修成績や面接を踏まえ、若干名に入学を認める。04年春の入学に向け、来春は法学部と理学部で受験生を登録する。
 都によると、中学卒業後に進学しなかったり、高校になじめず中退したりした人の中にも、学ぶ意欲のある人は少なくない。「それらの人に道を開き、暗記だけでなく、多面的に思考できる学生を選び、能力を伸ばしたい」という。
 大学入学資格について、文部科学省はこれまで「大学全体の水準確保のため、大学にすべての裁量を認めてはいない」との見解だった。学校教育法では、大学入学資格者を、高校や中等教育学校卒業者以外に「同等以上の学力があると認められた者」と定めており、大検合格を条件としてきた。
 インターナショナルスクールや朝鮮学校など外国人学校の卒業生については、この要件を緩和する方向だが、高校中退者らについては検討課題とするにとどまっている。
 これに対し、都は同法の施行規則に「大学において、相当の年齢に達し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者」とあるのを根拠に、独自の入試制度は可能と判断した。
 一方、都内の高校3年生や定時制高校4年生などの「現役」を対象に導入する「ゼミナール入試」は、理学部で導入。希望者は5月から10月まで、土曜日や夏休みに都立大が用意する講義や実験を受ける。履修成績やリポート、面接などを踏まえて若干名に入学が認められる。
 通常の入試よりも合否決定が早いため、都は入学前教育も検討している。他大学などからは「青田買い」との批判も出そうだが、都は「生徒側には選択の幅が増える」としている。


その他

相対評価から絶対評価へ 通信簿がこんなに変わる(6月21日号 週刊朝日) 
 新学習指導要領の完全実施にともなって、公立小中学校での生徒の評価方法が大きく変わる。「絶対評価」の導入は、教員、生徒、親、それぞれの立場で、評価に対する価値観の転換を余儀なくされる。新制度によって成績評価はどう変わるのか。問題点はないのか。知ってるようで、意外に知らない通信簿の話……。 
 小中学生のころ、通信簿を手にした終業式の日のことはだれしも思い出にあるだろう。 思いのほか成績の悪かった通信簿を両親に見せるのが嫌で寄り道をして帰ったり、5が並んだ通信簿をほめられたときのあのうれしさ。日ごろ、子どもの勉強には関心のない父親も、この日ばかりは、「どれどれ……」と、家族で成績談議に花を咲かせる。
 その通信簿が、今年度から大きく変わる。
 川崎市のある公立中学校で5月下旬、全校生徒の親を対象にした説明会が行われた。
 この学校で全学年の親が一堂に集められるのは異例のことらしく、親たちはいったいどんな発表があるのやらという表情で、会場の体育館に集まった。
 説明会では1枚のプリントが配られた。そこには、“見本”と判が押された通信簿のコピーと、生徒の評価方法などが記されていた。
 約50分にわたった校長の話は、今年4月からの新学習指導要領の実施で子供たちの評価方法が変わり、それにともなって、通信簿の様式も変更されるというものだった。
 校長の話が終わると、質疑応答の時間もなく、説明会は打ち切られた。
 親たちが家路に戻る道すがら、あちこちに井戸端会議の輪ができていた。
「絶対評価っていうのは、クラス全員に5がつくこともあるわけ?」
「50点から90点に上がった子と、10点から50点に上がった子は、同じ40点分の努力として評価されるの?」
「先生の好き嫌いが、通信簿に影響しないのかしら?」
 説明会ではおとなしかったお母さんたちも、ここでは素直な疑問が口をつくが、結局、疑問は疑問のまま解決されなかった。
*  *  *
 2000年からの移行措置で部分的に導入されてきた新学習指導要領が、今年4月から完全実施された。
 学校週5日制や教育内容の3割減ばかりが話題となり、マスコミにも大きく取り上げられたが、実はそれ以上に“革命的”とも言える大きな変化があった。これまで「相対評価」を基準につけられてきた通信簿が「絶対評価」になったのだ。
 冒頭の川崎市の中学校のように、現在、全国の公立小中学校では、「絶対評価」を導入した通信簿についての説明会が行われている。
 では、具体的にどうなるのか。中学校の場合、見た目の5段階評価は変わらない。小学校では3段階だ(3年生以上)。ただ、各教科ごとの「5」とか「3」といった成績の数字の決め方がまったく変わってしまうのだ。
 これまでの相対評価では、ある教科の成績が上から7%(40人学級なら2、3人)が「5」、その下の24%(同9、10人)が「4」、「3」が38%(同約15人)で「2」は24%、「1」は7%などといった具合に決められていた。
 これに対して、絶対評価はクラスで何番目かというのではなく、その生徒個人が学習指導要領に示された目標をどれだけ達成したかによって評価される。
 例えば中学2年の数学を例に説明すると――。
 まず「文字式の理解」という学習内容があるとする。学校はまず、「文字式の理解」についての評価を下すために、「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」という四つの観点に基づいた評価基準を設定する。
 それは例えば、
「宿題をきちんと提出する」(関心・意欲・態度)
「ノートがきちんとまとめられている」(思考・判断)
「ペーパーテストの正答率60%以上」(知識・理解)
 といった感じで、各学校ごとに独自の基準を設けなければならない。
 教員は、その達成度合いによって、生徒を「A」「B」「C」の3段階で評価する。数学の場合はほかにも「2次方程式の理解」や「相似な図形の理解」といった学習内容が設定されていて、それぞれについても「十分満足できる」がA、「おおむね満足できる」がB、「努力を要する」がCで評価する。
 次に、このABC「評価」を各学校独自の計算式にあてはめ、「5」「4」「3」「2」「1」の5段階に分類する。これを「評定」という。
 その評定が従来の相対評価のように、各段階の配分率が決められていないというのが、絶対評価の特徴だ。
 東京都教育庁指導部の小林福太郎主任指導主事がこう説明する。
「絶対評価という言葉が誤解を招きやすいのかもしれません。『目標に準拠した評価』というのが正確でしょう。集団の中の相対的な位置づけではなく、生徒個々人の学習到達度をより適切に評価し、後の指導に生かしていくというのが、この評価の基本的な考え方です。これまでは、中間、期末テストの点数だけで、輪切りにされた5段階評定がつけられてきた。そのシステムを改め、授業の中での指導としっかりと関連づけようというのが、今回の改訂の最大の狙いでもあるんです」
 しかし、ひとつ間違えると、とんでもないことが起きる危うさもある。例えば極端な話、ある教科についてクラス全員が目標を達成すれば、全員が5ということもありうるのだ。
 だから、「オール5」をとったからといって手放しに喜んではいけない。
 相対評価では「点数の輪切り」で機械的に成績が決められる傾向があったが、絶対評価になると教員の主観によって成績が左右される余地が出てくる。
 例えば中学1年の理科で、
「植物に関心をもち、観察や実験に前向きに取り組む」
 という評価基準があったとしよう。
 これは4観点のうちの「関心・意欲・態度」にあたるもので、授業態度や提出物、ノートの取り方などによって評価が決まる。だが、授業態度やノートの取り方を客観的に評価するのは難しい。いきおい、教師の“好き嫌い”が成績に影響するのではないかという不安が出てくる。 中学教員の経験もある教育評論家の尾木直樹氏も、
「この制度の問題点は、生徒につけた成績によって教員の指導能力が問われてしまうことです。教員が自分の指導能力をアピールしたいがために『A』評価を乱発しないとも限らない。それに対するチェック機能もない」
 と言う。また、
「評価基準があまりにも細かく設けられているため、評価のための授業になってしまうおそれがある」
 とも指摘する。
 それどころか、東京私立中学高校協会は、
「絶対評価による調査書(内申書)は、選抜資料としてあてにならない」
 という理由から、私立高の推薦入試のための統一テストを来年度入試から実施する方向で動いているというのだ。
 テストの点数で機械的に成績が決められないぶん、必然的に教員の負担が増え、教員個人の指導能力や質によって同じ生徒でも評価がバラバラになる可能性もある。
 学校ごとに細かい評価基準を作成し、評定の算出方法を決めなければならず、手間暇をかけた準備も必要となる。
 これらの声に対して、東京都北区立王子中学校の橋本由愛子校長は、こう話す。
「評価基準をすべて明らかにしていますし、評価をつける基となる補助簿によって、疑問を持つ親御さんには十分な説明ができる態勢を取っています。この新制度のために、わが校では昨年の夏から準備を進めてきました。こんなに綿密な指導計画や評価基準をつくったのは初めてだ、という声もあった。長い間、相対評価でやってきたので評定の算出方法など、スタートから数年間は混乱もあるかもしれませんが、必ず成功すると思っています。そして何より教員を、そして学校を信頼してください、と声を大にして言いたいですね」
 東京私立中学高校協会の動きについては、都教育庁がこう反論する。
「私立校は、彼らがこれまで入試判定の尺度として使ってきた相対評価を使えなくなったため、新しいものさしを探しているんです。私たちが取り組んでいる教育改革に水を差された思いで、残念でたまらない。これまで築いてきた公立と私立の信頼関係が崩れてしまうかもしれません」
 こうしたメリット・デメリット、賛否両論さまざまだが、いずれにしても、まもなく1学期が終了し、新しい評価方法による通信簿が子供たちや親の手に渡る。その日に備えて、前出の尾木氏は“親の心得”をこうアドバイスしてくれた。
「これまで他の生徒との比較で自分の子供の成績をみてきた親はとまどうかもしれません。しかし、これからは目標に対してどれだけ到達したかをみてあげなければいけないのです。クラス全員がオール5になるような指導力のある教員が出てきてほしいじゃないですか。それには親の価値観も転換する必要があるでしょう。これまで中学校でやっていた高校入試に向けての勉強や評価は国際的に見てもまともじゃなかった。絶対評価の導入は意義のある改革だと思います」

 

入試問題に挑戦第47回

<問題>
赤い花5本と白い花3本を定価でちょうど買えるお金を持っておつかいに行きました。どちらも定価の1割引きで売っていたので,白い花をもう1本買うことができ,おつりはありませんでした。赤い花1本と白い花1本の定価の差は30円でした。赤い花1本と白い花1本の定価はそれぞれいくらでしたか。(02年桐朋)

 

入試問題に挑戦第46回解答編

<問題>
 1円玉6枚、5円玉3枚、10円玉2枚があります。これらの一部、または全部を使って表すことができる金額は何通りありますか。(02年洗足1次)

<解答>
 この問題については、似たような問題として、「1円玉6枚、5円玉3枚、10円玉2枚があるとき、お金の支払い方は何通りありますか。」というのがあります。

 この2つの問題の違いは、例えば15円という金額の場合に、「5円×3枚」、「5円×1枚、10円×1枚」という2通りの作り方がありますが、この2通りを区別するのか、しないのかという点です。「支払い方」と聞かれている場合は区別し、「金額」と聞かれている場合は区別しませんから、この違いに注意してください。

 「支払い方」の場合は、1円玉は0〜6枚の7通りというように、各金種ごとに何枚使うかという場合の数の積で計算できるので、
    (6+1)×(3+1)×(2+1)−1=83(通り)
 1円も、5円も、10円も0枚というのは数えないので、最後に1引くのを忘れないでください。

 「金額」の場合は、何を何枚というのではなく、できる金額で考えます。最大は、
    1×6+5×3+10×2=41(円)
 で、1〜41円の範囲で、1円単位ですべての金額が可能なので、答えは41通りです。

 ちなみに、もし1円玉が3枚の場合には、
    1×3+5×3+10×2=38(円)
 ですが、1円玉が3枚しかないので、4円や9円のように1円玉を4枚使わないと作れない金額はできません。
 従って、4・9・14・19・24・29・34円の7通りを引いて、
    38−7=31(通り) となります。