NO.254
2007年10月15日
アクセス教育情報センター
目次
学校情報 |
公開模試情報 | 教育情報 | 教育情報 | その他 |
足立学園 | 日能研模試10月 | 校長の行動基準策定 | センター試験 | 名言・迷言・冥言 |
学校情報
足立学園 08年入試要項概要
特別奨学生入試を午後に。
一般入試
1回 2月1日 男子80名 2科4科
2回 2月2日 男子20名 2科4科
3回 2月3日 男子10名 2科4科
特別奨学生入試
1回 2月1日午後 男子20名 2科4科
2回 2月2日午後 男子10名 2科4科
特別奨学生入試で成績基準が特別奨学生合格に達しなくても、一般入試の合格になることはある。
特別奨学生の合格者は入学金、施設費および在学中の学費・教育充実費(年次審査)を免除。
入学手続は各回とも2月5日15:00まで。
07年入試結果
1回 2回 3回 特奨1回 特奨2回
入試日 2月1日 2月2日 2月3日 2月1日 2月2日
募集人数 80 20 10 20 10
応募者数 294 340 313 117 129
受験者数 248 210 103 103 90
合格者数 115 81 23 7 3
入学者数 74 40 25 6 2
http://www.adachigakuen-jh.ed.jp/
光塩女子学院 塾対象説明会(07年6月22日)
1)校長挨拶 尾崎先生
中等科(2号館)の建て替えを行う。08年8月完成予定。
地下1F、地上4F。各階に1学年4クラスが入り、他に特別教室、ホール、多目的ルーム、雨水利用設備などが入る。中心に吹き抜けがあり明るい雰囲気に。それにより1号館の空いた教室が高等科生のために使えるようになる。
光塩は質素な学校だが、生徒に必要なものはできるだけ揃えたいと思っている。
今年の卒業式で保護者の方に、「予備校にいっさい行かず光塩の勉強だけで希望の大学に進学できた。光塩は自分の将来の希望を考えて、実現することのできる学校」と言ってもらえる。
子どもが育つためには学校だけでなく、ご両親の理解と協力があったから。
自立するだけでなく、自分が神様に愛された大切な存在なんだと気づくことにより、他者にも思いをはせられる人に育って欲しい。
先生も生徒も人との関わりの中で育っていく。光塩女子学院はそのために必要なものしかないが、必要なものはある。
2)入試に関して 教務主任 荒木先生
1.08年入試
07年入試と変化なし。
1回 2月2日 女子約60名 4科 面接
2回 2月2日 女子約30名 4科 面接
各回とも入学手続は2月7日15:00まで。
1回の発表は当日20:00。一人一人の答案(特に記述)を丁寧に見たいため。
2回の願書受付は2月2日17:00までになり、1回の結果を見てからの出願はできなくなる。結果を見てからの出願は慌ただしくて、精神面で迷惑をかけていた。
面接は筆記試験終了後に、受験番号順に行う。面接予定時間は出願時または当日に発表する。
1回は15:00頃終了、2回は14:30頃終了予定。
保護者同伴面接で1組約4分程度。保護者は1人でも可。特別な準備は不要。服装もこだわる必要はない。
面接は参考程度だが、学校として受験生一人ひとりと向き合いたいという思いの表れ。
光塩女子学院は保護者同伴の面接を行う学校だということを認識して受験して欲しい。
複数回受験をされても点数の優遇はない。ただ、1回目で基準点ギリギリだった場合、2回目で考慮する。
複数回受験のメリットとして試験会場の雰囲気や問題に慣れるということはあると思う。
繰り上げを出す場合は2月7日15:00の入学手続締切以降に。電話にて連絡。
07年入試では1回目から4名、2回目から3名の繰り上げを出す。ただし、この人数は光塩女子学院としては多いほう。
各教科による基準点はない。合計点で判定。
帰国子女の人も一般入試と同じ問題を受けてもらう。国語、算数の点数で考慮する。
2.07年入試結果
1回 2回
募集人数 60 30
応募者数 195 213
受験者数 179 112
合格者数 79 42
入学者数 46 28
繰上合格 4 3
初等科から76名が進学。合計157名が中1に在籍。
3.入試問題について
4科目入試になって5年目。中1で社会、理科に積極的に取り組むようになった。簡単にあきらめない層が増えた。
4科目の入試問題に共通に言えることは、基本的な力をしっかり見たいということ。
社会は大きなテーマを設定し、テーマに沿って出題。テーマには近年の話題が取り上げられる。07年の1回は少子高齢化社会と人口問題、07年の2回は暦と時計がテーマだった。
理科は実験の内容、グラフの読み取り・作成が問われる。生活に近いところに題材を求めたいと思っている。
部分点がある。
4.光塩のイメージ
中1の感想を見ると、7〜8割の生徒が、「入学前は厳しい学校と思っていたが、実際は・・・」と書いている。
ルール違反に対しては、いけないものはいけないとはっきり対応する。その行為は注意するが、本人の存在は認めている。
3)カリキュラム・進路 教務主任 高木先生
光塩は何か特別なことをやっているのではとよく聞かれるが、基礎的な広い学力をしっかりつけるようにしている。
5教科の時間が特に多いというわけではない。
授業では考える、書く、論理立てるに焦点をあてている。
中2で新聞ノートを作成。新聞を切り抜き、その記事の感想ではなくまとめを書く。社会科だけでなく全教科の取り組みとして行う。それが高2での教養演習につながっていく。
高2の数学MCA(数学を楽しもう)では、おもしろい問題に取り組み、その問題の解き方、考え方を表彰する。
理科の生物ではお茶の水女子大と連携した授業も行っている。
光塩のカリキュラムは考えることを主体としたカリキュラムになっている。地道に積み重ねることにより学力がついてくる。
進路指導の目標としては、それぞれの生徒が本当にやりたいことは何なのかを気づかせること。
光塩の生徒に共通して言えるのは、進路意識が高いこと。その結果、進路先が多彩、現役進学者が多いのが特徴。
理系への進学希望者が増えている。
大学入試で、試験を受けた後、入試問題の報告に来る生徒が多い。生徒は話をすることで安心するのだろうが、おかげで、その年の入試問題の傾向がわかる。
卒業生してからもよく学校にやってくるし、浪人中の生徒もよく相談に来る。
中学入試の算数に関して
07年入試の算数の問題が易しくなったと言われる。意識して易しくした。08年入試もその方向で。
06年入試で正答率0%の問題が出た。受験生の比の感覚が鈍っているのではと感じる。
問う内容は変えないが、複雑にすることはやめる。
受験生としては、基本的な問題を確実に解けるようにすることと、途中の考え方や式を書くようにして欲しい。
4)学校生活 国語科 佐野先生
先日、自分の誕生日だったが、一日中模試で、自分の誕生日など忘れられてしまっていたと思っていた。
翌日と翌々日の授業に入ったクラスで、黒板に自分が授業でよく使うキーワードが書いてあった。生徒はそういう形で自分の誕生日を祝ってくれた。この生徒たちに何とかしてあげたいという気持ちになる。
毎日が新鮮であきない。ハッとしてグーという日々。
07年入試で「あなたが後世に残したいと思う日本語を一つ挙げ、その理由を百字以内で書きなさい」という問いを出題。まわりからはほめてもらえたが、採点が大変だった。
残したい日本語として、いつくしむ、わかちあう、はぐくむ、ありがとう等が出てくる。
光塩の国語は言葉にこだわっている。
中2に対して、あなたにとって言葉とは何ですかと聞いたところ、ドラえもんのポケット、両刃の剣、傷つけるもの、はげますもの、美しくかつ怖ろしいもの、コミュニケーション等の答えが返ってくる。
国語は学問だと言っている。国語でその人の教養のベースを作る。
言葉(言語)は思考のベースでもある。言葉の危機はアイデンティティーの危機でもある。
基礎力の充実をはかるために漢字の書き取りを英語の単語と交互に行っている。
書くことを重視し、200字の論述を徹底して行う。表現することは考えることにつながる思うから。
国語は勉強しなくても何となくわかるという意識になりがち。勉強しなければだめと言い続ける。
卒業生は、先生が授業で取り上げる文章は先生の趣味だと思っていたが、必要な教養だとわかったと言ってくれる。
高2の特設科目としての教養演習は、全教科の教員が交代で担当する。2週間に1度、2時間続きの授業で、学科の枠を越えて生命倫理、メディア、環境などのテーマについて考える。
脳死と臓器移植というテーマを扱ったときは、小論対策のつもりでいたが、生徒が「自分はどう生きるか」「自分はどう考えるか」ということを心を開いて話してくれ、共にに生きるということを生徒と味わう場になって嬉しかった。生徒と学びを通して人間的な深いつきあいができる喜びがある。
生徒の保護者の講演を通して考えることもある。
文系に進む人にも理系のベースが必要、理系に進む人にも文系のベースが必要。そのために、広い分野について考える機会を持つ。
5)入試問題の傾向 配布資料より
《国語》
1. 言葉に関する力(書き取り、漢字の読み方、言葉の意味)・読解力・表現力・発想力にポイントを置いています。
評論・随筆・物語を中心に出題しています。
過去には、詩(鑑賞文とともに)を出題したこともありました。
2.選択肢から答えを選ぶ客観問題や空所にあてはめる問題を通して、的確な読みがなされているかを問う設問もありますが、光塩の国語では、40字、60字、そして100〜120字の記述問題を特に重視しています。
課題となっている問題文を正確に理解し、自分のものとした上で、問題になっている部分の内容と自分の具体的な体験とを合わせて文章にする、100〜120字の記述を第1回・第2回共に必ず出題しています。
《算数》
受験生の皆さん、算数は好きですか?
一生懸命考えて、いろいろやってみて、ふとひらめいて、問題が解けた時は、とても嬉しいですね。あの楽しさを知っている人なら、きっと算数が好きだと思います。でも、中には、やってもなかなかできるようにならないし、計算はすぐ間違えるし、ちっとも算数なんてすきじゃないという人もいるかもしれません。
ただ、ちょっと待ってください。
最近、日本では理工系離れが進んでいると言われ、その原因の一つに、数学の学力低下があげられています。特にカリキュラムが新しくなってからその傾向が強くなっていると言われています。「分数のできない大学生」などという言葉は皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
実際に高校で自分の進路を具体的に考える時、「数学や理科が苦手だから」という理由で、理系に進学するのをあきらめる人は多いのです。
また、物事を順序だてて論理的に考えていく力は、数学によって養われる部分が大きく、これは進路に関係なく、生きていく上でとても大切な力です。ですから、中学、高校で、数学を好きになって、しっかり勉強することは、とても大切なことなのです。
そのためには、まだ頭の柔らかな小学生の皆さんに、ぜひ、今のうちに分数や小数などいろいろな数を扱い、様々な図形にふれ、センスを身につけ、段階を追って考えを詰めていく喜びを味わってほしいのです。面倒な計算でもやり抜く勇気のある人、考えることが大変でも、一人でそれを楽しむことのできる人だけが、数学の美しさにふれることができるのですから。
その意味で、光塩の2007年度の入試問題は新カリキュラムの教科書の内容を超えるものがあります。教科書にのっていることだけわかればよいと思わず、どうか様々な機会を通して、沢山の算数の楽しさにふれて下さい。
そして将来、理数系の力を伸ばしていくための土台を作っていきましょう。光塩の入試問題では、その基礎となる力を見たいと思っています。具体的には、次の力を見るような問題です。
1.問題で問われているのは何なのかを理解し、そのために必要な条件は何かを分析、整理する、理解力と、条件分析、整理力。
2.1の条件を利用し、具体的に問題を解決に導く方針を立てる力。そのためには、図形的なセンス、数のセンスが不可欠です。
3.2の方針に従って立式する力。図や、グラフや、比の考え方などが利用できます。
4.3で立てた式を計算して答えを導く確実な計算力。
《社会》
光塩の社会科では、入学する人たちに次のような力を持ってほしいと願っています。
1.社会に関する広い興味や関心
2.物事をいろいろな方向から大きくとらえ、理解しようとする姿勢
3.筋道を立てて考える力
4.グラフや図表、その他の資料を読み、分析し、判断する力
そのため、いろいろな知識を組み合わせて考え、解く力が育っているかを見ることができるような問題を作ろうとしています。くわしすぎる人名、地名、数値などをそのまま答えさせるような問題は出しません。「社会科は暗記物だ」という考えを捨て、身の回りにある社会の変化やふだんの生活のあり方に目を向けられるようにしましょう。
また、学んできたことを総合的に整理して理解するようにし、物事の原因・理由・展開・結果・影響などを、自分の言葉で簡潔に説明できるようにすることも大切です。
《理科》
理科の基礎的な知識を断片的に知っているだけでなく、総合的に理解し、科学的なものの見方ができるかどうかを問います。
与えられたデータを使って、筋道を立てて考えられるか、そこにどのような決まりがあるかを見つけられること、何と何が比例しているか、単純に気がつくこと以外にも、比例関係にあるものはどれかなど、正しくとらえられているかどうかが大切です。
http://www.koen-ejh.ed.jp/
村田学園小石川女子 08年入試要項概要
08年より中学を開設。
1回 2月1日午後 女子40名 2科4科
2回 2月2日午前 女子20名 4科
午後 2科4科
3回 2月3日午前 女子10名 4科
4回 2月5日午前 女子10名 2科4科
校名論争(毎日新聞 10月13日)
私立・小石川女子中、都立横に開校、異例の協定
卒業生に多くの政治家や文化人がいる「東京都立小石川中等教育学校・高校」(文京区)の隣に来春、私立「村田学園小石川女子中学校」が開校する。ところが、同じ「小石川」の名前を使うことをめぐり、都立側が「生徒や受験生が混乱する」と抗議したことに、私立側は「地名なので問題ない」と反論。両校は「混乱を避けるため努力する」「校名表示で区別化を図る」など異例の協定を結んだ。校名論争は、私立側が校門の看板を付け替えるなど譲歩する形で決着した。
都立小石川は、民主党の小沢一郎代表、俳優の加藤剛さん、狂言師の野村万作さんらが卒業した名門校。1918年に創立され、旧小石川区(現文京区)に学校があったことから50年に現在の校名になった。06年4月に中等教育学校を開校し、中高一貫となった。一方、小石川女子中は、元々あった村田女子高校に併設される中学。学校法人村田学園の亀田光昭理事長によると、村田女子高は02年から定員割れが続いたことから、高校の定員を減らして中学を新設。6年一貫教育で進学実績を伸ばしたいという。中学も高校と同じ校舎を使う。
かみついたのは、都立小石川の栗原卯田子校長だ。最寄り駅近くにある案内板や校門に掲げた看板は「村田学園」の文字は小さいが「小石川女子中学校」の文字が数倍の大きさ。女子の制服は、都立側はネクタイ、私立側はリボンと異なるが、同じ三つボタンのブレザー。スカートは同じチェック柄で、基調が都立側がグレー、私立側はピンク。栗原校長は「制服が似ていると思う人もいるはず」と話す。これに対して、亀田理事長は「地名を使った校名で問題ない。違うコンセプトの新しい学校を強調したかったため、小石川女子中の文字を大きくした。制服は全く異なるもの」と反論していた。
しかし、話し合いの末、亀田理事長と栗原校長は8月(1)受験生を含め、生徒が混乱しないようにお互い努力する(2)小石川女子中は看板やパンフレットに必ず村田学園の名前を付け、小さかった村田学園の文字を大きくし、区別化を図る(3)今後も緊密に連絡を取り合い、問題があれば対処していく−−との内容の協定を結んだ。
=首都圏模試の資料によれば9月度の村田学園小石川女子の志望者は1回(2月1日)が6名、2回(2月2日)午前が3名、午後が2名だった。小石川の名前を使ったことしか話題にならないようでは、受験生の支持は得られないだろう。=
http://www.koishikawajoshi.jp/
明大明治 新校長インタビュー
(全私学新聞 10月3日号)
明治大学付属明治中学・高等学校は、平成二十年四月から調布市に移転し、男女共学校として生まれ変わる。校地面積は現在(東京都千代田区)の5.5倍の広さをもつ。新校舎のコンセプトは、@「STUDY」(学習環境の整備)、A「SPACE」(ゆとりの空間の活用)B「SPORTS」(スポーツ施設の充実)の三つだ。
創立以来の建学の精神である「質実剛健」「独立自治」を継承し、学業、スポーツ、文化活動などに塚らを入れていく方針。男女共学になってもこの方針は変わらない。「学校説明会では多くの女子も訪れ、女子の人気が高いと思いました」と小林校長の顔がほころぶ。
「よりよい教育はよりよい環境から生まれる」(小林校長)の信念の基に、学習環境は今まで以上に整える。現在の図書館の二倍の図書館を中心とした学習センターを整備する。最新のコンピューターを導入したCALL教室を二教室設置する。また、1400人規模の講堂、300人収容できる多目的教室は、学校行事や文化活動の拠点となる。「学習環境を整え教育の質を上げますが、特に英語教育には多くの時間を充て、少人数教育、外国人講師による英会話の授業を行います。」高校のカリキュラムでは「基礎教育の徹底」「特化教育の徹底」「高大連携」の三本柱が中心となっている。「スポーツの強化は人間教育につながる」との考えから、現在の2倍の広さを持つ体育館、柔道・剣道が各2面で行うことができる柔剣道場、5面あるテニスコート、野球専用のグランドなど、体力の一層の向上を目指す。「個性と活力ある私学として、明治中学・高校の特色をアピールし、存在価値を高めていきたいと考えています。人格形成の上で、最も大切な基礎を作る中学・高校時代を本校でおくって欲しいと思います」
小林校長は長年企業にいたが、毎時大学のOBとして同大学の仕事に携わってきた。明治一筋の気骨と信念を感じることができた。来年完成の新生明治中学・高校が楽しみだ。
http://www.meiji.ac.jp/ko_chu/index.html
合同説明会
東京私立中高 池袋進学相談会
日時 10月21日(日) 10:00〜16:00
会場 池袋サンシャインシティ 文化会館2F 展示ホールD
池袋駅徒歩10分
参加校 東京の私立中学・私立高校337校
内容 各校の展示・個別相談 など
湘南私学進学相談会
日時 11月3日(土) 10:00〜15:30
会場 藤沢産業センター6・8F(「藤沢駅」すぐ 湘南NDビル内)
参加校 アレセイア湘南、鎌倉学園、鎌倉女子大学中等部、北鎌倉女子学園、聖和学院、
相洋、藤嶺学園藤沢、山手学院
内容 各校の展示・個別相談 など
私立中高進学相談会
日時 11月11日(日) 12:30〜16:30
会場 法政大学 市ヶ谷キャンパス 外濠校舎
JR総武線・地下鉄「市ヶ谷駅」または「水道橋駅」徒歩10分
参加校(昨年実績) 足立学園、鴎友学園女子、大妻中野、海城、かえつ有明、学習院、
カリタス女子、北豊島、共栄学園、共立女子、京華、京華女子、佼成学園、
香蘭女学校、駒込、コロンビアインターナショナルスクール、佐久長聖中高※、
実践学園、芝浦工業大学、淑徳学園、城西大学附属城西、聖徳学園、昭和学院秀英、
女子聖学院、聖学院、成城、成城学園、聖徳大学附属、星美学園、西武学園文理、
青稜、洗足学園中高※、多摩大学目黒、帝京、帝京八王子、貞静学園、桐蔭学園、
東海大学菅生中高※、東京家政学院中高※、東京家政大学附属女子※、
東京電機大学※、東京立正、東横学園、豊島岡女子学園、獨協埼玉、
日本工業大学付属、日本大学第二、日出、文京学院大学女子、文教大学付属、
宝仙学園中(理数インター)、本郷、三輪田学園※、武蔵工業大学付属、武蔵野女子学院※、
茗渓学園中高、明治学院、明法、山脇学園、立教池袋※、立教女学院、麗澤、
早稲田、早稲田実業※、和洋九段女子、和洋国府台女子 (※は資料のみの参加校)
内容 各学校の相談ブース 資料コーナー
全国寮制学校合同説明会(横浜会場)
日時 11月21日(水) 13:00〜16:00
会場 横浜エクセルホテル東急3階(「横浜駅」西口徒歩1分)
参加校 那須高原海城(栃木県那須町)、佐久長聖(長野県佐久市)、函館ラ・サ−ル(北海道函館市)、
函館白百合学園(北海道函館市)、立命館慶祥(北海道江別市)、自由学園(東京都東久留米市)、
暁星国際(千葉県木更津市)、静岡聖光学院(静岡県静岡市)、西大和学園(奈良県北葛城郡)、
岡山(岡山市)、如水館(広島県三原市)、冨士(愛媛県大洲市)、仙台育英秀光(宮城県多賀城市)、
茗渓学園(茨城県つくば市)、麗澤(千葉県柏市)、麗澤瑞浪(岐阜県瑞浪市)、
立命館宇治(京都府宇治市)、明徳義塾(高知県須崎市)、広島県新庄高等学校・附設(広島県大朝町)、
公文国際学園(横浜市)、岩田(大分市)、土佐塾(高知市)、片山学園(富山市)
内容 各校の展示・個別相談 など
全国寮制学校合同説明会(東京会場)
日時 11月22日(木) 13:00〜17:00
会場 御茶ノ水ガーデンパレス2階(JR・地下鉄「御茶ノ水駅」、地下鉄「新御茶ノ水駅」徒歩5分)
参加校 11月21日の横浜会場と同じ
内容 各校の展示・個別相談 など
公開模試情報
日能研模試10月 合格判定(10月8日)
昨年比3.5%の減少。男子は2.8%の減少。女子は4.3%の増加。
日能研模試(センター模試)の参加者数は7月が前年比7.9%の減少、9月が前年比5.9%の減少だった。
07年 06年 05年 04年 03年
男子 4科 7579 7774 8288 7850 8004
2科 830 896 759 650 779
女子 4科 7377 7540 7282 6793 6263
2科 567 761 989 1221 1632
合計
16371 16971 17318 16514 16678
三模試学校別志望者数抜粋 (9月度)
三模試9月度の学校別志望者数抜粋をアクセス教育情報センターの会員のページに掲載しております。
下記をクリックしてご覧ください。
教育情報
校長の行動基準策定 情けないの声も、横浜市
(毎日新聞 9月8日)
◇公立学校の513人が対象
横浜市は法令順守に取り組む一環で「市公立学校長行動基準」を策定し、同市内で開かれた校長会で通知した。市内の公立学校長513人が対象で、地域に対し学校経営に取り組む姿勢を示す。市教委の伊藤勇・人事制度企画担当課長は「校長の行動基準は全国的にも珍しい」と話すが、校長サイドからは「こんな基準を作らないといけないとは情けない」との声も上がっている。
基準は「法令を順守するとともに公正な判断をし、全体の奉仕者として誠実に行動します」などと記され、政治的中立の確保や各学校のマニフェストに基づき学校経営のリーダーシップを発揮するよう求めている。
横浜市は06年12月、東京都町田市長選に絡む市職員のパーティー事件を受け「市経営責任職職員行動基準」を策定。しかし教育の現場には同基準がそぐわない部分があるとして、市教委が独自基準を作成した。一般教職員の行動基準も今年度中に定める。
各校長からは「学校経営の妨げにならないか」「情けなく、管理職の成り手がいなくなる」などの意見が寄せられたが、同課は「胸を張った『宣言』で、地域に公開してもらいたい」と基準を校内に掲示するよう求めている。
体力・運動能力調査 下限で横ばい、持久走は最低更新
(毎日新聞 10月8日)
◇50メートル走能力、下げ止まり−−文科省
低下傾向が続いていた子どもたちの体力のうち、五十メートル走やボール投げが下げ止まりの傾向にあることが、文部科学省の06年度体力・運動能力調査で分かった。しかし、持久走や立ち幅とびは依然として低下傾向で、男子16歳の持久走などでは過去最低を更新した。調査した順天堂大の内藤久士准教授(運動生理学)は「体育の授業で補うべきだ」と指摘している。
調査は06年5〜10月、計7万4194人を対象に実施、7万1200人から結果を得た(回収率は96%)。87年度から10年間とその後の10年間を比較したところ、男女ともに五十メートル走やボール投げは87〜96年度が低下傾向にあるのに対し、97〜06年度は低水準のままほぼ横ばいだった。
日本人の総体的な体力のピークは86年度とされている。86年度は、例えば男子16歳の五十メートル走は06年度と比べ0・11秒速い7・34秒、女子11歳のボール投げは2・81メートル長い20・05メートルだった。
内藤准教授は「運動をしない子どもたちのライフスタイルが定着したことと体力向上の施策の成果が出てきて、一部の種目での体力は行き着くところ(下限)まで行き、ほぼ落ち着いたのではないか」と分析している。
一方、立ち幅とびと持久走は87〜96年度、97〜06年度のいずれも、一貫して低下傾向を示している。過去最低だった男子16歳の千五百メートル持久走は384秒97で、96年度の男子13歳よりも遅かった。また、小中高校生では男子6歳の▽五十メートル走(11秒68)▽立ち幅とび(113・47センチ)▽ボール投げ(9・15メートル)、女子6歳の五十メートル走(12秒01)が過去最低だった。これに対して、男女10歳、11歳の反復横とびは過去最高。成年(20〜64歳)は男子の握力と男女の反復横とびの計8区分で過去最高を記録した。
◇下げ止まりの記録◇
五十メートル走 ボール投げ
<男子>
11歳 8秒89 29メートル46
16歳 7秒45 26メートル53
<女子>
11歳 9秒22 17メートル24
16歳 9秒02 14メートル61
※ボール投げは11歳ソフトボール、16歳ハンドボール
高校英語を一本化 早ければ12年春から、発進力向上へ
(朝日新聞 10月8日)
学習指導要領の改訂を検討している中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の教育課程部会はこのほど、読み書き中心の「英語」と、話すことや聞くこと中心の「オーラル・コミュニケーション(OC)」などに分かれている高校英語を「コミュニケーション英語(仮称)」にまとめる文科省案を了承した。聞く、話す、読む、書くの4技能を総合的に育成し、英語でコミュニケーションできることを目指すことが狙い。改訂作業が順調に進めば、早ければ12年春から実施される見通し。
高校では現在、英語1またはOC1が選択必修で、英語2、OC2、リーディング、ライティングが選択科目となっている。ただ、実際の授業では、文法や訳読が中心の英語1が重視される一方、OC1の指導が十分でなく、4技能の習得に偏りがあるという問題点が指摘されている。このため、文科省は指導要領の改訂に向けて、科目を「コミュニケーション英語」に一本化することを提案した。「コミュニケーション英語1」をどの生徒も履修する「共通必修」とし、さらに発展的な「コミュニケーション英語2、3」を選択とする一方、より基礎的な内容を学ぶ生徒向けには「コミュニケーション英語基礎」も選択科目として設ける。このほか、話すことや書くことなどの「発信力」に重点をおいた「英語表現(仮称)」や、聞くことや話すことを中心とした「英会話(同)」を選択科目として新設することを提案している。
全国学力テスト1 校長が準備指示 34県中、15教組が回答
(毎日新聞 10月7日)
今年4月、43年ぶりに実施された小中学校の全国学力テストで、日本教職員組合が加盟する各都道府県教組を対象に、事前のテスト対策についてアンケートしたところ、15県教組が「児童や生徒に練習問題を解かせるよう校長に指示されたケースがあった」と回答したことが分かった。文部科学省は「普段の学力を把握するのが目的で、直前の練習は好ましくない」と指導しているが、教育委員会が予想問題を作り解かせた例もあり、行きすぎた対策で結果がゆがめられた可能性もある。テストは全国の小学6年生と中学3年生を対象に、国語と算数(数学)で実施した。アンケートはこれを受けて実施し、各都道府県教組に事前準備や実施上の問題点を尋ね、34県の教組から回答があった。
直前のテスト対策については「校長から過去の県テストを最低3回行うようプレッシャーをかけられた」(中国地方)▽「市教育研究所が対策問題を作り生徒に配った」(北関東)−−との回答があった。指示のあった15県中11県の教組が、実際に予備問題を解いたと答えた。また、「学力テストに慣れるように、と言われ予想問題を配り実施した」(東海地方)▽「類似問題をやらせたら、と言われプリントが机の上に置かれた」(東北地方)など、問題を押しつけられていた所もあった。東北地方のある県では、「成績が悪いと教員を余分に配置する措置が見直されるので、力をつけるように」と管理職が教員に指示。テストの点が低迷すると予算が減らされるためとみられる。演習では、過去の県の学力テストや業者の予想問題が使われた。授業をつぶし午前中ずっとテスト対策した学校もあった。
◇抽出調査に変更を−−教育評論家の尾木直樹さんの話
全国一斉の学力テストをすると、どれだけ平均値が高いかを各校が競うようになる。教育とは個人の力を伸ばすもの。平均点を伸ばすのに全く意味はない。事前の予備テストで準備する学校では、正規の授業がおろそかにされ学力向上にならない。私が聞いた話でも、テスト当日に成績のよい子が学校を休んだので、教師が家に迎えにいったという笑い話のような出来事があった。国は全国調査をやめ抽出調査に変えるべきだ。
全国学力テスト2 成績は全都道府県が公表せず
(読売新聞 10月12日)
今年4月、小学6年と中学3年を対象に実施された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果について、47都道府県すべてが、文部科学省から提供される市町村別や学校別の成績を公表しない方針であることが、読売新聞の調査で分かった。主な理由は「序列化や過度の競争を防ぐため」で、全都道府県が、住民から情報公開請求があっても「原則不開示にする」としている。一方、データの提供は当初予定より1か月半以上遅れており、「結果を分析する時間が足りない」と、各教育委員会などで不安が高まっている。
文科省は、学力テストの平均点や問題ごとの正答率などを、国全体と都道府県別に分けて公表する一方、都道府県教委に、各都道府県のデータに加え、管内の市町村や学校のデータを提供する。さらに、市町村教委には各市町村と管内の学校のデータが提供され、各学校には学校のデータのほか、児童・生徒一人ひとりの成績表が配られる。
センター試験 51万人出願
(毎日新聞 10月13日)
来年1月19、20日に実施される08年度大学入試センター試験の願書受け付けが12日締め切られ、午後5時現在で前年度よりも1万333人少ない51万8565人が出願した。現役生は41万8423人、浪人生は10万142人だった。12日の消印まで有効で、出願者総数は11月に発表される。
学力テスト配布 前教育指導室長の発案、足立区報告
(朝日新聞 10月13日)
東京都足立区教育委員会は12日、05年1月に行われた都の公立小中学校に対する学力テストの1カ月前に校長会で問題の一部を配布したことについて、「前教育指導室長が発案した」との調査報告書をまとめた。前室長は事前配布について教育長の了解を得たとしているが、当時の教育長は「知らない」と答えているという。
前室長は部下に問題配布を指示した際、「漏洩(ろうえい)につながるからまずいのではないか」との進言を受けたが、「教育長の決定だ」と聞き入れなかったという。
調査過程では、前室長が配布後、「やらせてください」「問題形式に慣れさせてください」などと発言したとの校長の証言もあったという。だが報告書では、前室長が配布した目的は「(テストの)円滑実施のサンプルにするためだった」とし、「不正行為を促す意図はなかった」と結論づけている。
教育費負担 高校・大学で1人1000万円超
(時事通信 10月13日)
国民生活金融公庫総合研究所が11日発表した「教育費負担の実態調査」によると、高校入学から大学卒業までに必要な教育費は平均で子供1人当たり1045万円に上ることが分かった。世帯年収に占める教育費(小学生以上の在学費用)の割合は34%に達し、旅行・レジャーや外食を控えたり、奨学金制度を利用したりして対応しているケースが多い。 高校・大学の累計費用を高校卒業後の進路別に見ると、私立大学の理系学部に進学した場合は1176万3000円、私立文系では1019万円、国公立大学では866万7000円。1人暮らしをしている子供への仕送り額は平均で年間104万円(月8万7000円)だった。今年2月に国民公庫の教育ローンを利用した勤労世帯を対象に7月にアンケート調査を実施し、2677件の回答を得た。
ICU 文系・理系、選択は入学後
(浅茅新聞 10月15日)
国際基督教大学(ICU、東京都三鷹市)が来年度から、新入生全員を特定の学科などに所属させず、2年次の終わりに所属を決める新制度を導入する。「(進路を)決めてから入る」から「入ってから決める」への転換で、文系、理系を問わず幅広く進路を選べるようになる。同大学が売り物とする教養教育を充実させるのが狙いで、全学的に徹底するのは国内の大学では珍しい。
ICUは、学部は教養学部の一つだけで、1学年の定員は620人。現在は人文科学、理学、語学など六つの学科があり、各学科に定員がある。入学試験は教養学部として一本で実施しているが、受験生は第1志望と第2志望の学科をあらかじめ選んでおき、合格時に所属学科が決まる仕組みになっている。
新制度では学科を廃止して文学、経済学、法学、物理学、心理学、言語学など31の専修分野に再編する。入学時には所属を決めず、様々な分野の基礎科目を2年間学んだ後、自分に合った専修分野を決める。分野ごとの定員はなく、学生は希望通りの分野に進むことができる。入学後の学科変更はこれまでも認められていたが、様々な条件があり、それほど簡単ではなかったという。幅広い知識を身につけられるよう、新制度の専修分野は一つに限らず、二つの分野をほぼ対等に学んだり、一つを主、一つを副として学んだりすることもできるようにする。
ICUの日比谷潤子・教学改革本部長は「入学後に試行錯誤でき、ある分野が自分に合わない場合も簡単に分野を変えられる。より幅広い分野を学ぶことも可能になる」と話している。
その他
名言・迷言・冥言
福田首相 衆院予算委員会で
「『政治とカネ』の問題は野党にもある。まあ、ひとつ協力していい政治を実現するよう努力しましょう」。
=この発言は「あんまり騒ぐと野党の人たちの内情も暴露しますよ。まあお互いに傷つけ合うことのないようにして、自分達に都合のよい政治を行っていきましょう」という意味でしょうか。やくざの親分が対立する組の親分に手締めを求めているような発言ですね。そういえば、領収書のあて名書き換えでも「枚数はね。ずいぶんありますよ。毎年そうやって、誰からも文句を言われなかった。改ざんではなく正しく直したということ」と居直っていました。=
志望校合格の報告 真っ先に伝えるのはお母さん
(毎日新聞 10月10日)
志望校に合格したら、真っ先に伝えるのはお父さんよりお母さん−−。大手学習塾が小6と中3の塾生計522人に実施した意識調査で、こんな結果が出た。
「合格を最初に誰に伝えたいか」の質問。1位は母親で小6の46%、中3の40%。続いて小6は塾講師14%▽父親13%▽友達5%、中3は友達13・4%▽父親12・5%▽塾講師11%。父親は小差ながら2位にも入らなかった。
学校説明会の聞き方
(読売ウィークリー 10月28日号)
秋の学校説明会もピークなってきました。学校説明会は学校の生徒指導に対する考え方、具体的な取り組みを理解し、学校の持つ雰囲気を直に感じるよい機会です。6年生の保護者は最終的な受験校を決めるために、5年生以下の保護者は学校を見る目を養うために、少しでも多くの学校説明会に参加してみてください。
学校説明会は学校によって時間配分や比重のかけ方により違いがありますが、概ね説明内容として@校長(理事長)挨拶、A学校生活について、B進学実績について、C入試について、その後、質問対応、校内見学という構成になっています。説明会に参加された際に気をつけて聞かれたらよいと思う点をいくつかあげてみます。
まず、総論にあたる校長挨拶では、学校の沿革や抽象的な理念の説明ではなく、中高の6年間という時期を生徒にどう過ごさせようとされているか。現在問題になっている様々な教育問題に対してどう考え、それに対してどう対応されようとしているかの説明がされているか。
次に、学校生活に関しては、カリキュラムや学習指導の面で単に各教科の時間数の多寡ではなく、なぜその時間数を必要とし、学年毎にどういう指導を行っているのか。入学してくる生徒のレベルに合わせた教材をどう工夫されているか。選抜クラスや特進クラスを設置している場合は、そのメリットだけでなく、設置に際して気をつけている点や他のクラスに対する配慮はどうか。学校行事もただ行っているのではなく、その行事が持つ意義が認識され、そのための準備や、実施後のまとめとのつながりが取れているか。開成や桐朋女子の説明会を聞くと、運動会が生徒にとってどんな意味を持っているのかがよくわかります。
進学実績に関しても、大学別合格者の結果数字だけでなく、その数字になった理由をどう説明されるのか。合格者数だけでなく進学者数の説明もされているか。また、森村学園のように進学指導と進路指導との違いを明確に意識されているかも大事なところです。
入試に関しても、入試問題をどういう意図で作成されているのか。入試問題の分析をどう行い次にいかしているのか。入試方法や入試問題への取り組みにも学校の姿勢が現れてくると思います。
説明会での話のこんなところに学校の素顔が現れてきます。その中で、納得できる点や賛同できる点がどれだけあるかが、受験生にとって魅力ある学校かどうかになってくると思います。
新衆参議員会館 広さ2・5倍 事業費1700億円 歳出削減どこへ?
(産経新聞 10月12日)
衆院は11日、平成21年度中の完成を目指し、総事業費約1700億円をかけて建設が進む新議員会館の「議員事務所」のモデルルームを報道陣に公開した。個々の事務所は現在の約40平方メートルから2・5倍の100平方メートルに広がり、米国に次ぐ豪華な仕様に生まれ変わる。衆参両院では議員宿舎など建て替えラッシュが続行中。与野党ともに歳出削減を声高に主張しながら、国会予算の増大に口をつぐむのはなぜ?
国会議事堂裏にある衆院2棟、参院1棟の議員会館は平成11年に建て替えが決定し、18年に着工。3棟とも現在の地上7階地下3階建てから地上12階地下4−5階建てに生まれ変わる。各議員事務所には、議員執務室と秘書室に加え、会議室と待合室を併設。会議室と執務室は半透明のガラスで仕切られ、10人用の会議用テーブルが置ける広さ。秘書室には4人の秘書が大型机が置かれ、応接セットも完備。不審者対策として生体認証キーの導入が検討されている。これにより、議員1人あたりの事務所占有面積は、先進国では米国(平均160平方メートル)に次ぐ2位となり、ドイツ(同54平方メートル)、イギリス(同38平方メートル)をはるかに超える。各省庁の事務次官室を参考にしたというが、まさに「重役級のオフィス」(笹川堯衆院議運委員長)といえる。
確かに築後40年以上の現在の議員会館は手狭で、有力政治家の事務所前の廊下は面会人が行列を作るほど。OA化が進み、身動きできないほど窮屈なスペースで仕事をする秘書も少なくない。しかし、閑散とした議員事務所も多数ある。何より国や地方が歳出削減を続ける中、国会施設だけ建設ラッシュが続くのは異様だといえる。
関係者によると、これらの建て替え・改修プランは11年の自自公連立の国会改革に大枠が決まったという。以降は衆参両院とも毎年度20億円超の施設整備を計上し、着々と整備が進んでいる。4月に334億円かけて完成した高層の衆院赤坂議員宿舎は「豪勢すぎる」と批判を浴びた。参院も清水谷宿舎の建て替えを計画中だが、許認可権を持つ石原慎太郎東京都知事が「環境破壊」と難色を示している。
≪主な衆参両院施設事業≫
衆参両院議員会館
・平成18年3月着工。22年3月完成予定
・総事業費1700億円(維持管理費含む)
衆院赤坂議員宿舎
・16年7月着工、19年4月完成(入居済み)
・総事業費334億円
参院清水谷議員宿舎
・19年7月着工予定(未着工)
・総事業費38億円
=議員宿舎といい議員会館といい、それに見合うだけの仕事をしている国会議員がどれだけいるのか。もっともそうした国会議員を選んでいるのは自分達なのだが。=
議会改革 川崎市議会
(毎日新聞 10月12日)
4日閉会した川崎市議会は、本会議や委員会に出席した際に議員に支給される費用弁償を、従来の日額一律7000円から交通費分に見直した。費用弁償の支給額は各自治体が条例で定めるため、一律支給の自治体も多く、市議会側は「特権的と思われる部分はやめる」と「議会改革」の進展を強調する。しかし「改革」と大上段に構えるのはいささか大げさ過ぎやしないだろうか。むしろ余計に特権意識を感じる。民間企業では交通費の実費支給は当然だ。給与と職務の経費以外に、出社しただけで交通費の約11倍(議員1人当たり平均)の日当がもらえる会社などあるのだろうか。「政治には金がかかる」。よく聞く言葉だが、企業活動にも暮らしにも、それぞれに相応の金がかかっている。市民が政治に相応と感じる金額、使い方なら1円からの領収書公開など求めないだ。
=当たり前のことが改革になってしまうのが今の議員の意識なのだろう=