NO.173
2005年 6月 15日
アクセス教育情報センター
目次
学校情報 |
学校情報 | 公開模試情報 | 教育情報 | その他 |
世田谷学園 | 八雲学園 | センター試験に強敵 |
アクセス生おすすめ図書
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学校情報
世田谷学園 06年入試要項
1次 2月1日 男子 60名 4科
2次 2月2日 男子100名 4科
3次 2月4日 男子 40名 4科
入学手続きは各回とも2月6日15:00まで。
特待生を1回で3名、2回で10名、3回で2名発表する予定。
http://www.setagayagakuen.ac.jp/top.html
獨協中 入試問題出題方針
2005(平成17)年度入試について(学校配布資料より)
(1)国 語
例年どおり長文問題を2題出題し、細かな知識を問うことより、読解力を重視した問題を出題します。さまざまな情景や登場人物の心情などを正確に把握することや、文章全体を論理的にどう読み取るかが大切になってきます。そのためには、日頃から文章を想像力豊かに、そして論理的に読むようにしてください。
実際の試験では、ある部分だけを読んで解答するのではなく、問題文全体から考えるようにしてください。また解答 の仕方にも注意が必要です。「こと。」、「から。」等のない、文末表現の不適切なものは減点の対象です。
漢字は形に注意して、ていねいに書くようにしてください。乱雑に書かれたものは正解になりませんので、普段から きちんと書くように心がけることが大切です。
(2)算 数
基礎的な計算力、文章題を正確にとらえる力、図形を見る力、考える力を見るような問題を出題します。教科書の他に問題集などを利用して学習するときには、図を書いたり、さまざまな解き方を自分で考えるように心が けてください。問題用紙と解答用紙は一つになっており、答えは解答欄に記入することになっています。解答を得るための式や考え 方が答案の余白にきちんと書いてあればそれを評価し中間点を与える場合があります。普段の学習の際に、考え方や途中式、計算をノートに書きしるす習慣をつけておくと良いと思います。
また、不要な式や間違った解き方は必ず消しておいてください。
(3)理 科
日常の生活で経験することがらや、小学校の授業で学習することがらを題材として出題します。基礎的な知識を問います。また、高度な結論を知っているかどうかより、結論を導くための過程(正しい作業や考え方ができるかどうか) を重視して問います。問題文をよく読んで、問題文に導かれながら考えを進めていくことが大切です。試験時間をいっぱいに使って取り組んでください。
(4)社 会
小学校の授業や教科書の範囲を基本としながら出題します。地図や教科書にある統計・資料などはよく見ておいてく ださい。それらを使って考えてもらう問題も出題します。もちろん、基本的な地名・人名、用語などは必ず覚えてくだ さい。なお、分野的には、地理的なもの、歴史的なもの、公民的なもの、時事問題などすべての分野から出題します。日頃から、テレビのニュースや新聞の記事などにも目を通しておくことも効果があると思います。
http://www.dokkyo.ed.jp/
昭和女子大附属 06年入試要項
1回 2月1日 女子70名 2科4科
2回 2月2日 女子80名 2科4科
3回 2月5日 女子30名 2科4科
各回とも入学手続きは2月7日まで。
出題傾向(学校配布資料より)
本校の試験問題は、例年、同じ形式で出題しています。従って、過去問をしっかりやっておくと出題の傾向や時間の使い方がわかるでしょう。
国語 : 「長文読解」と「漢字・慣用表現」などを出題します。「長文読解」は、〔説明文〕と〔物語または随筆文〕からの出題です。文章の流れをつかんで、どのようなことが書いてあるかをたずねます。また100字程度で自分の考えや感じたことを書く問題を出題します。小学校で学習する基本的な「読む」力・「書く」力がどのくらい身についているかを問います。
算数 : 例年、「計算問題」「1行問題」「特殊算」「図形問題」を出題しています。「計算問題」では、基本的な四則計算や逆算が中心です。「1行問題」と「特殊算」では、比を使う計算や濃度、速さ、規則性などを幅広く出題します。
「図形問題」では角度、面積、体積を求める問題を出題します。円周率は3.14を使います。論理的に順序立てて考えることを大切にしていますので、解答は問題用紙に直接記入する形式です。余白に考えた過程(計算や図など)が書いてあれば途中点を加味します。
社会・理科 : 社会50点分、理科50点分の100点満点で、2教科併せて60分間のテストを行います。
社会:小学校の教科書レベルの基礎的な知識、文章や図表を読み取る技能、環境問題や今日的な時事問題など、地理・歴史・公民の3分野からバランスよく出題します。
理科:「生物と環境」「物質と変化」「運動とエネルギー」「地球と宇宙」の各分野からほぼ均等に出題します。大問は5問で、各分野からの問題+総合問題で構成されています。基礎的な知識を幅広く身につけておくことが必要です。
http://www.jhs.swu.ac.jp/
聖セシリア 06年入試要項
募集人数が1次80名から70名に、2次25名から30名に、3次15名から20名に。
1次 2月1日 女子70名(昨年80)2科4科
2次 2月3日 女子30名(昨年25)2科4科
3次 2月4日 女子20名(昨年15)2科4科
オープンキャンパス
日時 6月25日(土) 10:00〜13:00
・楽器にふれてみよう・ミクロの世界をのぞいてみよう、
・砂絵を作ろう ・バスケットをやってみよう
・ポストカードを作ろう ・テニスを楽しもう
・お茶を楽しもう ・ソフトバレーボールをしよう
・ハローイングリッシュ(英会話)・フルートと遊ぼう
・ソフトボールを見よう・いろはがるたで遊ぼう
・みんなで歌おう ・演劇してみよう
・詩と遊ぼう ・コンピュータにふれてみよう
・ハンドベルを体験しよう・白玉冷やし汁を作ろう
・学校見学ツアー
予約はいりません。自分の興味のあるところに自由に行って、いくつもの体験をすることができます。
また、10時からは吹奏楽クラブの演奏があります。
http://www.cecilia.ac.jp/
東洋英和女学院 塾対象説明会(05年6月3日)
学校紹介ビデオ
前奏 母の会ハンドベルクラブ
1) 挨拶および教育方針 中学部部長 佐藤 順子先生
使命を持った生徒を育てる
「神のため 人のため 自らを役立たせる人を育てる」が創立者ミス・カートルの考え。
根っこを育てる学校,生きる根っこを育てることが,基本方針。
入学者の志望動機
アンケートに寄ると,進学実績を志望動機に入学してきた生徒は116人中3人
主な志望動機は,東洋英和の教育方針。
2) 教育内容 教務主任 梅田 洋一先生(理科担当)
6年間を,2年ずつの3ブロックに分けての指導
中学部1,2年・・「基礎学力の強化」 基礎学力の徹底 学習習慣の定着
中学部3年,高校1年・・「習熟度別学習」 先取り学習の実施 将来の進路への思索
高校2,3年・・「進路別学習」 進路に合わせた科目選択
各科目の特長
国語・・・作品論,作家論など論文作成
数学・・・グレード別クラス編成 1クラスを2つに分ける。
補習指導や1対1指導も。
社会・・・中学部1,2年 地理,歴史 中学部3年 公民
京都奈良見学や弁護士指導のもとでの模擬裁判
理科・・・1,2分野並行に。
実験観察の時間が多い。理科実験教室での授業が多い。
英語・・・native教師5名
中学部1年で6時間,高校2年9時間,高校3年では最大で10時間の授業を1週間で受講。少人数クラス。
中学1,2年では,東洋英和小学校卒業者と中学受験入学者が別クラス。
English Day・・・先生方も1日なるべく英語で話す日
English Room・・・英語で話す教室
無理のない先取り授業を実施,個性への対応。
高校2年から選択性の幅が広い。
3.2005年大学進学状況 進路指導主任 牧野 美穂子先生
193名中73名が推薦で進学
22名 東洋英和大(一般受験7名)、26名 指定校推薦、23名 公募推薦、2名 AO入試
AO入試について
明確な基準がなく,指導が難しい点があり,学校側としてはあまり勧めていない。
国公立現役合格
7名→15名 躍進
私立大 早慶 ↓ 上智,立教 ↑
早慶が減少した原因・・・指定校推薦を実力上位者が希望したため。
東京女子大,津田塾 ↓ 日本女子大 ↑ ICU 激減 (受験生自体が減る。)
センター試験利用者 90名前後 私大 202名中 合格51名
理科系 30名 文系が圧倒的に多い。
医学部 4 薬学部2 看護系 2名 理工系 12名
50%が推薦で進学決定
4.2005年度入試結果および2006年度入試要項 中学部教頭 石澤 友康先生
今年で2回入試が3年目
学習意欲を持った受験生が増えた印象。
B日程は受験者の質がここ3年間の中で最高。
合格ラインとして70%を目標に問題作成。
併願校は女子学院、雙葉が多い。
複数回受験者はボーダーラインの場合や、補欠繰り上げの際優遇。
27名がA日程受験後,B日程で再チャレンジで合格。
各科目得点状況
A日程 国語 算数 社会 理科
配点 50 50 40 40
合格者最高点 41 50 37 34
合格者最低点 21 26 21 21
合格者平均点 33.0 41.2 29.8 28.6
%換算 66.0 82.4 74.5 71.5
合格者最高合計点 158点(87.8%)
合格者最低合計点 124点(68.9%)
合格者最高合計点 132.5点(73.6%)
B日程 国語 算数 社会 理科
配点 50 50 40 40
合格者最高点 49 50 35 37
合格者最低点 31 30 22 26
合格者平均点 39.1 39.5 31.4 32.4
%換算 78.2 79.0 78.5 81.0
合格者最高合計点 161点(89.4%)
合格者最低合計点 132点(73.3%)
合格者最高合計点 142.4点(79.1%)
国語満点で不合格になった受験生があった。算数で確実に得点できた受験生が合格。
各教科で足切り点は設けていない。
B日程はハイレベル。
4教科コンスタント,オールラウンドに得点できた受験生が合格。
敢えて言えば,算数,理科が合否の分かれ目。
確実性のある,取りこぼしのない,そつない生徒が合格。
B日程の面接方法を変更。2006年度入試では,A日程受験生で,B日程も受験する生徒には,面接を課さないことに。
面接では@ コミュニケーションがとれるか、A 自分の言葉で自分の考えを示せるかを確認。
5.筆記試験に関して 教科より
(1)社会 瀧川 徹先生
地理歴史公民バランスよく出題。(日本と国際社会との関わり,時事問題)
漢字誤字,ひらがな表記は,△(減点)
大きなテーマを持って作問しているので,その流れを汲み取ることがポイント。
論理的に説明する練習をして欲しい。
(2)国語 寺内 玲子先生
広範囲からの出題を心がけている。
長文1題ないし2題。
正確で素直なな読みとりを通して,自分の言葉で正確に表現することを求めている。
構えすぎ,深読み,かっこつけ,可憐な答案が見受けられる。
漢字等,基礎知識の充実を。(H4指導要領漢字1060をもとに作成)
量にあわてず,素早く正確に読むことが大切。
読書を通して,長文に慣れる。
述式の問題の練習を。
(3)算数 黒崎 珠美先生
考える課程見ている。途中式に得点を与えている。
1枚目左側・・・全問正解。
1枚目右側・・・ミス1問くらい。
2枚目左側・・・この問題までは,比較的簡単である。
グラフに関する問題では,出来不出来にかなりの差がある。
粘り強く最後まで諦めない姿勢で,問題に取り組んで欲しい。
(4)理科 梅田 洋一先生
基礎的知識をしっかり身に付けて欲しい。
論理的思考力に注目した作問。
データーの読みとり。
A,Bに難易度の差はなし。
1分野,2分野半々の出題。生物・・・多 地学・・・少
環境問題,時事問題をからめた出題も有り。
基礎力の定着が必須。
基本問題を繰り返し解く練習をして欲しい。
(感想)
校長先生の学校の基本方針のご説明から始まり,教育内容,進学実績,そして,入学試験についてと,よどみない流れの説明会でした。各教科の先生方からのお話が,足早だったのが少々残念。2年間に渡って,A,B両日程の入学試験問題複製も例年通り頂きましたので,もう少し,ゆっくりと具体的に説明していただけると,もっと良かったかなぁと思いました。全体の流れとしては,学校の姿勢がよくわかる満足のいく会という印象でした。(報告 A.Ss)
http://www.toyoeiwa.ac.jp/chu-ko/chu-ko.html
八雲学園 学校訪問会(05年6月6日)
1)挨拶・学校説明 近藤校長
本日の学校訪問会が今年度初の説明会でもあり緊張している。平成8年に中学校募集を再開して10年になる。再開時、いくつかの目標を掲げ、日々頑張ってきたが、あっという間の10年間であった。その目標の一つに「子どもたちに現代型英語教育を」と願い、説明会では生徒によるイングリッシュパフォーマンスを実践してきました。今年でもう10回目となります。まずは、八雲学園の生徒(中3生10名と中2生3名)によるイングリッシュパフォーマンスをご覧いただきたい。
Are You Ready? のかけ声とともに13名による「八雲学園で学ぼう!〜心を豊かに Culture of Sentiments〜」パフォーマンスが始まった。(以下、あらすじを日本語で)
ある日の放課後、生徒会メンバーの中学3年生が新入生に向けて学校紹介をしようと考えています。彼女たちは、各学年の生徒の意見を聞いてみようと、インタビューをすることにしました。
【モーニングアッセンブリー】
最初に出会った中学2年生の生徒たちは1日の始まりであるモーニングアッセンブリーの話を聞きました。毎朝、「心に喜びを持ちましょう」「強い身体になりましょう」「立派な生活をいたしましょう」という三つの言葉を復唱することで、新たな気持ちで一日を始めることが出来ると話してくれました。また、校長先生が時事問題などで身近奈ことを取り上げて話をしてくださるので、様々なことを考えるきっかけとなっているようです。
【清掃】
中学3年生の生徒は毎日行う15分間の清掃について話し始めます。学校を自分たちの手できれいにすることで、物を大切にしようという気持ちを持つことが出来たと彼女たちは話します。そして中学1年生には高校3年生の指導員が清掃指導をしてくれること、また花を世話する美化園芸委員が各クラス2名ずついて校内緑化にあたっていることなどについて話すうちに、自分たちがよい環境の中で勉強できていることに改めて気付き、感謝の気持ちを持った様子です。
【芸術鑑賞】
続いて高校生にインタビューをしました。高校1年生の生徒は、中学生のときに芸術鑑賞で鎌倉散策に出かけたことを話します。各班ごとに計画を立てて自主研修をしたことによって、得た物は大きかったようです。また、ゴスヘルコンサートが一番良かったと言う生徒もいました。自分たちもステージに上がり、ゴスヘルシンガーたちと一緒に歌ったり踊ったりして、とても楽しかった思い出を話します。その他、美術館や博物館にも出かけ、近代美術や古くからある日本画を鑑賞したり、歴史を学んだりすることを話していると、高校2年生の生徒がやってきて、中学3年生で行くサンタバーバラでの海外研修の際にはポールゲッティ美術館に行くことを教えてくれました。このように芸術鑑賞についての話は尽きません。
【進学】
そこへ高校3年生の生徒が通りかかったので、生徒会メンバーはすかさず、進路について聞くことにしました。大学入試に向けて一生懸命励んでいる高校3年生の話や、去年の卒業生がそれぞれの希望大学に入ったと言う話を聞いて、生徒会のメンバーも刺激を受け、頑張って勉強しようという気持ちが強くなったようです。学校紹介のためのインタビューは生徒会メンバーにとって大きな収穫となりました。そして未来に希望を抱き先輩達のようになろうと心に決めたのでした。 以上。
大きな拍手のあと、再び近藤校長の話。
このイングリッシュパフォーマンスには、英語の堪能な帰国子女生は含まれておりません。中学からの入学者だけで構成しています。1回目の時は英語で話をしてもらうスピーチ形式でしたので、英語の堪能な女子をこちらから選出しましたが「いやだ」と言われてしまいました。いやだと言う子に無理やり出てもらうわけには行かず苦労したのを覚えています。しかし、今ではこのイングリッシュパフォーマンスを見て入学してきている子どもたちが多いので、自分からやりたいという希望者が多い。今ではオーディションをして2チーム出来ています。子どもたちの努力もさることながら、英語科の先生方の努力も大きく、生徒のグレードアップにつながる指導が出来ています。演じてくれた生徒達を見ても分かるように、英語を話すには表情はとても大切だと感じています。経験上、多くの日本人は、英語は知っている、でも、表情が能面のようになっている。アメリカならアメリカなりのカルチャーを理解すべし、表現能力は大切ということです。自分の意志・意見を話すためにスピーチコンテストを実施しています。またネイティブの先生を集めて英語でのふれあいの機会を設けていることで、中3でロスに行くときに、子どもたちは違和感なく入っていけるようになっています。八雲はそうやって変わってきました。これからも変わって行きます。50年前の女性像を言っても仕方ない、未来の女性像を作っていけるように。八雲学園の教育の柱は、英語の他にチューター制度があります。担任もいますが、担任は1対40の関係。集団生活の中で叱らなければいけない時もある。そんな翌日に、悩みのある子が担任に悩みなんて話せない。担任以外にもう一人、自分担当のチューターの先生がいるということです。学習計画を立てたり、その進度状況を確認したり、何か悩みや困ってしまったときの対策でもあるので携帯の番号まで教えています。いままでの経験から、思春期はだいたい2年間です。ただ、いつどこで出るかは人それぞれで不明です。でもその対策は必要であると考えて実施しています。その他の柱に芸術があります。月1回、3年間で36回もの芸術鑑賞の日を設けています。日本の文化や歴史の探究、観劇、美術、音楽鑑賞など、幅広い分野の芸術に触れ、机上では学べない様々な体験をすることで、生徒たちの知的好奇心も高まってきます。古くから現代の良い物を知ることは大切。日本というベースがないと海外に出ても意味がない。海外の人は日本に興味を持っているのにその日本人が日本を知らないでは話にならない。そして、思いやりのある人間を育てたい。人との接点として、毎朝の朝礼や学年集会で話をする機会を設けています。世の中の事件に対してあなたはどう思いますか?あなたならどう対処しますか?八雲学園では道徳の時間は設けていません。先生と規律委員が駅からの道に立っているのも道徳です。道幅広がって歩かないとかというマナーを身につけていきます。学校生活そのものがすべて道徳教育なのです。当たり前のことを当たり前として10年間してきました。生徒は明るくマナーもあり良い学校と言われるようになると、出口という大学実績はどうですか?と聞かれます。10年間の評価は高くなっても進学校として進学実績が高くなっていかなければいけません。それが今後の目標です。3年前から放課後の補習だけでなく受験への力を付けるために特別進学プログラムに外部の力も混ぜ合わせて取り組み、今年の春、結果に出てきました。国公立・上位難関大学へ18%合格という目標に対して22%の結果となる。155名(一貫生122名)で、216名の合格件数となり、いろいろな学校に様々な生徒が合格しています。一貫生では27%が明治青山立教法政に合格しました。進化する八雲を見てもらいたい。過去の変化から、6年後どう変わっているのかを。
学校は先生がすべて。意欲を持たせるのもテクニックを教えるにも先生の力量は大きい。でも、一匹狼のような先生ではダメ。「学校力」とは、先生達が一致団結し、まとまっている学校であり、八雲学園がそうであると思う。私は10年間、誕生日に先生方にお祝いをしてもらっています。こんな学校や校長がいるでしょうか。ありがたい人間関係をもって一緒に頑張っています。先生達には常に人生は一度きり、悔いのないようにと。先生になったのなら教育そのものはボランティア、24時間生徒のために。仕事は厳しく職場は和気あいあいと言っています。
2)進路指導について 進路指導副主任 増田先生
平成17年の四年制大学への合格者216名中、国公立、早慶上、MARCHに34名。卒業生数155名の68.4%が四年制大学に進学、そのうちの21%がMARCH以上の大学に合格しています。この四期生たちは中学再開後1クラスから4クラスになった年の生徒たちで、教職員達も特別な思いを持って臨んだ学年で、想像以上の結果にうれしい限りです。平成15年から特別進学プログラムを立ち上げ、英語・現代国語・古典を予備校の外部講師を招き、すべてお任せではなく本校の教員とミーティングを強め、通常の授業にも反映させて指導し、生徒たちに効率かつ効果的な受験指導をしてきました。また進学補習として平日の放課後と土曜日を利用して、数学・日本史・世界史・生物・化学・物理を行っています。中学1年生は土曜日を必修とし、2・3年生は選択受講としています。
その他、年5回の英国数の実力テスト、年4回の外部模試、高1で文系理系のコース分けというように取り組んでいます。中学での取り組みでは、通常授業が大事と覚えることは徹底的に、受け身にならないようにを心がけています。目標点を設定し、達成するための計画を立て、チューターのアドバイスを受け、次につなげる反省点を洗い出すという流れで指導しています。
3)学園生活について 英語科教諭 河東田先生
英語科 河東田先生
子どもたちの学園生活を英語教育の実践の場を中心にビデオに撮り、八雲学園での教育の4つの柱「英語教育」「チューター方式」「芸術」「進学指導」について取り組む様子を説明。
4)募集要項等について 募集委員長 横山先生
来年度入試日程 2月1日の1回を午前から午後に。
1回(特別) 2月1日午後 女子40名 2科4科
2回 2月2日 女子60名 2科4科
3回 2月4日 女子25名 2科4科
4回 2月5日 女子21名 2科4科
1回特別の午後入試は15:30まで個別対応してくれる。
複数回受験する場合も受験料は20,000円。
入学手続きは各回とも2月13日16:00まで。
複数回受験者は、それぞれの科目で入試得点の良い方を見て合否決定。
特待生・・4教科受験生で、入試での得点が80%以上の受験生を対象に。
他の回で合格していても、特待生に挑戦し複数回受験することも可。
(感想)
八雲の教育の柱となっている英語教育が、生徒たちに浸透しているのを感じる。昨年は「将来の夢について考えよう」と進路決定までの流れを12〜3名の生徒が演じてくれたが、昨年以上に子どもたちの会話力がグレードアップしているように感じた。オーディションしているだけあり、英語に興味を持っていて、やる気に満ちた生徒が集まっているとはいえ、人前で話すことの緊張よりも英会話を楽しんでいる姿や流暢に話している中に中学2年生が含まれていることに驚かされる。入学後わずか1年間でこれだけの英語力を身に付けた土台には、レシテーションコンテストや英語祭などを通じて、理解するだけでなく使える英語というのが機能している証拠だと思う。後は、今後の目標でもある6年後という出口にどう結びつけていくことが出来るかだが、この10年の取り組みや成果から期待値の大きい学校だと言える。
http://www.yakumo.ac.jp/
青山学院 入試問題で「ひめゆり学徒体験談は退屈」
(朝日新聞 6月9日)
青山学院高等部(東京都)の今年2月の一般入試の英語で、ひめゆり学徒隊の沖縄戦体験者の証言を聞いた生徒が「退屈だった」と感じたという趣旨の長文読解問題が出題されていたことが分かった。同校は「配慮を欠いた問題だった。深くおわびしたい」としている。同校によると、生徒の感想文を紹介する形式だが、感想文は実在せず、同校の教諭が入試のために、自身の体験をもとに作成。約1000人が受験した。
出題文は修学旅行で沖縄へ行った生徒は防空壕(ぼうくうごう)を体験した後、ひめゆり学徒隊の体験談を聞き、「正直言って、彼女の話は退屈で飽きてしまった。聞けば聞くほど防空壕の強烈な印象が薄れていった。彼女はその話を何回もしており、非常に話し上手になっていたと思う」と感想を持つ。問題では「なぜ筆者はひめゆりの話が好きでなかったのか」と聞き、「彼女の話しぶりが好きでなかった」など4つの選択肢から答えを選ばせた。
沖縄では、ひめゆり学徒隊の生存者が戦争の記憶を風化させないため、体験を語り継ぐ活動をしている。ひめゆり同窓会東京支部の常任委員で、関東一円の小中学校などで語り部をしている上江田千代さん(75)は「亡くなった同窓生たちに大変失礼だと思う。そういう感想を持った人がいたとしても、それを入試の問題にする感覚は理解できない」と残念がった。
関連記事 高等部部長ら、沖縄訪ねて謝罪(毎日新聞 6月13日)
◇風化恐れる語り部
青山学院高等部(東京都渋谷区)の今春の入試で、元ひめゆり学徒の証言を「退屈で飽きた」と感じたという内容の英語感想文が出題された問題で、同高等部の大村修文(ただふみ)部長ら4人が13日、謝罪のため元学徒たちが証言活動をしているひめゆり平和祈念資料館(沖縄県糸満市)を訪れ、謝罪した。大村部長は報道陣に「申し訳ないの一言に尽きます」と語った。大村部長のほかに訪れたのは、入試当時の教頭、問題作成にかかわった40歳代の英語教諭と事務職員。4人は午前10時半ごろ、同資料館前にある戦没学徒らの氏名を刻んだ「ひめゆりの塔」に花束をささげ、頭を下げた。午前11時から資料館で本村つる館長ら10人の元学徒と面会し、謝罪した。
問題となったのは今年2月にあった入試の英文読解。戦争体験を伝えることの難しさを考えさせるのが狙いだった。沖縄のガマ(壕(ごう))に入った生徒が、元学徒の体験談を聞いたとき「退屈で飽きた。彼女が話せば話すほど、私は防空壕で受けた強い印象を失った」と感じたことが書かれていた。設問では、なぜ生徒が体験談を気に入らなかったかを問い、「彼女の話し方が好きではなかったから」の選択肢を正解にしていた。この感想文は英語教諭が沖縄を訪れた体験を基に作成した架空のものだった。
元学徒側からは「どのような感想を持っても自由だが、それを入試として出題することがおかしい」「『未来永劫(えいごう)、平和が続きますように』が学業半ばで戦争に巻き込まれた『ひめゆりの心』。こういう問題が出ると今までやってきたことの意味を考え込まざるを得ない」などと反発と戸惑いの声が上がっている。
◇戦争の無残さ、先生が伝えて
東京大空襲を語り継ぐ活動をしている海老名香葉子さん(71)は「私は悲しい、つらい出来事を自分の体が総毛立つ思いで話している。学校で話すこともあるが、多くの生徒さんが一生懸命、涙を流しながら聞いてくれる」と言う。今回の問題については「戦争の悲しみを思う心が、戦後の先生にはないのでしょうか。戦争の無残さ、悲惨さを先生たちが伝えないと平和は守れない。そういう先生がいることは本当に残念」と語る。
被爆体験を各地で語っている坪井直・広島県被団協理事長は「被爆者ら戦争体験者は、60年前の悲惨な体験や命の大切さを若い世代になんとか伝え、平和を見失わないようにしてもらおうと悪戦苦闘している。その程度のことは当然教師が理解しているべきで、(問題を作成した教師は)教師失格だ」と厳しい口調で語った。
ことば
◇沖縄戦とひめゆり学徒隊
1945年3月26日に米軍が沖縄県の慶良間(けらま)列島に上陸、日本軍の沖縄守備軍司令官らが自決し、組織的戦闘が終わったとされる6月23日まで民間人を巻き込む激しい地上戦があった。日本側の死者は軍人、民間人計20万人を超えた。負傷兵の看護に沖縄県立師範学校女子部と同第一高等女学校の女子学生らが加わり、両校のシンボル白百合と乙姫から「ひめゆり学徒隊」と呼ばれた。戦闘では引率教師を含む200人以上が犠牲になった。
http://www.jh.aoyama.ed.jp/
日大一中 06年入試要項
入試科目を2科から2科4科に。
1回 2月1日 男女160名 2科4科
2回 2月5日 男女 40名 2科4科
繰り上げ合格を出す場合は複数回受験の成績上位者から連絡する。
http://www.nichidai-1.ed.jp/
合同説明会
キリスト教学校フェア
日時 8月5日(金)、6日(土) 10:00〜16:00
場所 銀座東京福音会センター (JR有楽町駅、地下鉄銀座駅下車)
参加校 青山学院、桜美林、恵泉女学園、啓明学園、香蘭女学校、頌栄女子学院、自由学園、女子学院、女子聖学院、聖学院、玉川聖学院、東洋英和女学院、普連土学園、明治学院、立教池袋、立教女学院(中学のみ)
詳細は銀座協会ホームページ http://www.ginza-church.com
2005私立中学・高校進学相談会in上野松坂屋
主催者発表で入場者数は1350〜1400名。 昨年の1200名を上回る。
参加校は足立学園、北豊島、京華学園、京北学園、駒込、十文字、潤徳女子、昭和第一、女子聖学院、駿台学園、聖学院、星美学園、瀧野川女子学園、千代田女学園、帝京、東京女子学園、日本大学豊山、安田学園、聖徳大学附属、
千葉商科大学付属、日出学園、和洋国府台女子、獨協埼玉の23校。
老舗百貨店らしく、家族連れやお年寄りのお客様をよく見かけた。
入場者には美空ひばり展招待券や小学生・中学生新聞、シャンプーリンスミニセット等が配られ、ミニボトル入りのお茶やアルカリ性飲料もふるまわれた。
参加校と相談するとスタンプが貰えるスタンプラリーでは、?月堂のお菓子セットや酒悦の福神漬、いせ辰の千代紙セット等から好きな景品を選べる特典もあって、賑わった。いろいろなものが貰えるところは下町らしい。ちょっとしたお祭りのような趣向。蛇足ながら、この日は地元の祭礼で、神輿や馬に乗った神主さんを表で見かけたりもした。
昨年は整理券を出したり、行列が続いたりしていたが、今年は参加校の先生方も増え、さほど待たずに相談が出来ていた模様。また、どの学校にも満遍なく相談者がいるのも
この会の特徴だろう。但し、中学募集の方が割合としては高かった様子。また、午後4時を過ぎた頃から入場者数が増え始めるのも、他ではあまり見かけない傾向。
終了間際まで入場者は絶えることがなかった。会場がデパートで、土曜日に実施されている特性らしい。
(報告 KK.M)
杉並中野私立中学高等学校フェア
6月2日(木)中野サンプラザで実施。
大妻中野、光塩女子学院、佼成学園、国学院久我山、実践学園、女子美術大学付属、杉並学院、専修大学附属、中央大学杉並、東亜学園、東京文化、東京立正、日本大学第二、日本大学鶴ヶ岡、文化女子大学附属杉並、宝仙学園、堀越、明治大学付属中野、立教女学院の19校が参加した。
参加者数はおよそ3000名。午後からの雨にも関わらず昨年を上回る。
午前中は混みあう場面もあったが、行列ができるとミニ説明会に切り替えて相談を行うなど臨機応変に対応を各校がされていたため、相談はスムーズに進んでいた模様。降雨のせいもあってか、昼過ぎにはさほど待たずに相談ができていたが、終了間際まで熱心に相談される保護者の姿も見受けられた。在校生保護者が質問に答えるコーナーも例年通り、好評だった様子。先生方も慣れていらして、すっかり地元に定着した感がある。
総合的な学習の時間を使って地元中学生達が相談に訪れる様子が昨年までは見られたが、今年はタイミングが合わなかったのか見かけなかった。中学入試の相談の方が高校入試より割合は高かったのかもしれない。
(報告 KK.M)
男子中学校フェア
6月11日(土)新宿駅西口広場にて行われる。
昨年の2000組に対して2350組(5300名)の参加者。保護者と一緒の小学生が多かった。
ミニ説明会も大盛況
教育情報
センター試験に強敵 NPOが全国一斉入試に参入表明
(朝日新聞 6月7日)
これまで大学入試センターの独壇場だった全国一斉の入試に、NPO法人が7日、今年度からの新規参入を表明した。「センター試験は選抜の論理が優先されすぎている」として、高校卒業程度の基礎が身についているかを判定する出題内容になる。1月のセンター試験とは時期をずらして、10月に実施する予定。推薦入試などの参考資料にしたいとする一部の大学・短大がすでに採用を決めているという。
「全国統一学力判定試験」の実施を決めたのは、NPO法人「教育制度研究フォーラム」(会長=中島章夫・元文部省官房審議官)。出題教科は国・数・英・理・社の5教科で、マークシート方式を採用する。
同フォーラムによると、関東地方の6大学・短大が正式採用を決めた。各大学へのアンケート結果から、今年度は最終的に30〜50校の利用を見込んでいる。一方、約50の高校が学校ぐるみでの受験を伝えてきているという。
少子化が進む中、各大学とも推薦入試などで早めに優秀な学生を確保する動きが活発だ。同フォーラムは、「学力水準の保証のために、高校からの推薦に加えた判断材料として利用する大学は多いはず」とみている。
センター試験の志願者は約57万人。同フォーラムは、初年度は1万人、将来的には10万人の受験者を目標にしている。今年度は7月4日に出願の受け付けを始め、全国28都道府県の会場で10月9日に試験を実施。初年度の受験料は5千円(3教科以上受験)とし、来年度からはセンター試験並みの1万数千円にする。
松川誠司・文部科学省大学入試室長の話 各大学が選抜に有効だと判断して利用することはあるだろう。選抜に使われる試験であれば、信頼性・公正性が保たれることが必要だ。
日本語の語彙力 私大生の19%は中学生並み
(毎日新聞 6月8日)
大学生の語彙(ごい)力が低下していることが、大学、短大の中堅校を対象にした調査で分かった。独立行政法人メディア教育開発センター(千葉市)が実施し、私立大1年生の19%、短大1年生の35%が「中学生レベル」と判定された。補習や授業で「日本語技法」「日本語コミュニケーション演習」などを開講する大学が増えているが、調査はこうした大学側の不安を裏付けた。
同センターの小野博教授らは02年、中・高校生約20万人に予備調査を実施。この結果に基づいて、日本語力を「中1」から「高3以上」までの6レベルに分けた。
一方、「読む・書く・話す」といういわゆる「日本語力」は、語彙の豊富さから類推できるため、今回の調査用に75の言葉の意味を選択肢から選ぶマークシート方式の「日本語力判定テスト」を作成。19大学、6短大と国立高等専門学校の計26校の昨春の新入生7052人に、このテストを受けてもらい、予備調査結果と照らし合わせてレベルを判定した。
その結果、「鶴の一声」「露骨に」などの意味が分からない「中3レベル」以下の学生の割合は、国立大(3校)で6%、私立大(16校)で19%に上った。短大では35%と、3人に1人が中学生レベルだった。国立高専は4%にとどまった。
大学の授業を理解するには、高校レベルの日本語力が必要とされる。98〜00年に実施した同様の調査では、中学生レベルの割合は国立0.3%、私立6.8%、短大18.7%。語彙力の低下ぶりが目立つ。
小野教授は「ゆとり教育、活字離れに加えて、学科試験を課さないAO入試や推薦入学など大学入試が多様化したため、私立大では多様な学生が混在する状況だ。短大も日本語の補習なしでは授業が成り立たなくなる心配がある」と指摘する。
◇各レベルの代表的な例題◇
(正しい意味を五つの選択肢から選ぶ)
<中1>重視 (1)重たいこと(2)大事だと考えること(3)目が疲れること(4)見えにくいこと(5)じっと見ること
<中2>さじを投げる (1)ひどく怒る(2)乱暴な様子(3)非常識(4)あきらめる(5)好き嫌いをする
<中3>一目置く (1)周囲をみわたすうちに目を留める(2)検分していた目を休める(3)大勢で特定の人物を凝視する(4)相手の目をじっと見て真意を確かめる(5)相手を自分より優れたものと認める
<高1>露骨に (1)ためらいがちに(2)おおげさに(3)あらわに(4)下品に(5)ひそかに
<高2>奔走する (1)逃げ出す(2)競争する(3)忙しく立ち回る(4)無駄な努力をする(5)大変な目にあう
<高3以上>嫡流 (1)激しい流れ(2)正当な流れ(3)清らかな流れ(4)よどんだ流れ(5)亜流
<同>憂える (1)うとましく思う(2)たじろぐ(3)喜ぶ(4)心配する(5)進歩する
<同>懐柔する (1)賄賂(わいろ)をもらう(2)気持ちを落ち着ける(3)優しくいたわる(4)手なずける(5)抱きしめる
=答えは上から順に(2)、(4)、(5)、(3)、(3)、(2)、(4)、(4)
その他
アクセス生おすすめ図書 第1回発表
1) はじめに・・・おすすめはおもしろい
ゴールデンウィークまでにみなさんが読んだ作品の中で、「これはおもしろいから、他の人にもおすすめしたい」という作品と推薦(すいせん)文を4〜5年生を中心に書いてもらいました。今回は、その発表の第1回です。みなさんが読んでいる作品の中で、得に人気の高かったものを発表します。
2) みんなが読んでいるものは?・・・トップ19
1位 宮沢賢治の作品『よだかの星』『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』
2位 『長くつしたのピッピ』『バッテリー』シリーズ
4位 『ハリー・ポッター』シリーズ 『デルトラクエスト』シリーズ
6位 『エルマーの冒険』シリーズ 『チョコレート工場のひみつ』
8位以降
『エジソン』『オズの魔法使い』『五体不満足』『海底二万マイル』『西遊記』
『ズッコケ三人組』シリーズ『杜子春』『ドリトル先生』シリーズ
『二十四の瞳』『西の魔女が死んだ』『走れメロス』『若おかみは小学生』シリーズ
3) 推薦文の紹介〜できるだけ原文通りだから、ときには、読みにくいかも
今回から数回に分けて、みなさんが書いてくれた推薦文を紹介します。みんながどんななものを読んでいるか、推薦文を読んでみてね。ここに掲載する推薦文は、明らかな字のまちがいをのぞいて、できるだけみなさんが書いてくれたままにしてあります。みんながどんな本を読み、何を考えたのか、参考にしてみましょう。
第1位 11人から推薦されました。
『宮沢賢治の作品』
『よだかの星』(『童話集』世界文化社)
推薦のことば
みにくくても、顔がへんでも、くちばしがひらたくて耳がさけていても、みんなからわるく思われていても、きっとがんばれば星にもなれる、という、いじめられている人を元気づけられる話だと思いました。(4年生)
『注文の多い料理店』(偕成社文庫・青い鳥文庫ほか)
推薦のことば@
この話「注文の多い料理店」はとてもふしぎな話です。1回読んだだけだとよく話がわからないけれど、何回か読むととてもおもしろい話だとわかります。よく考えると「注文の多い料理店」は、ほとんどの人がぱっと「注文の多い料理店」という字だけ見たら、よくお客さんが来る料理店かと思うと思うけれど、よく読めば、ある意味ちがう意味でした。宮沢賢治の本は「注文の多い料理店」以外にもたくさんあるので、ぜひ最初に「注文の多い料理店」を読んでください。(4年生)
推薦のことばA
ぼくは、注文の多い料理店を読んで、ふたりの若い紳士が白熊のような犬を二ひきつれて山奥で歩いていた。そして、あんまり山がものすごいので、その白熊のような犬が、二ひきいっしょにめまいをおこしてしばらくうなって、それから泡をはいてしんでしまいました。そして紳士が「もうもどろうと思う」といってもどろうとしたけど「どうも腹がすいた。さっきから横っ腹が痛くてたまらないんだ。」「歩きたくないよ。ああこまったなあ。何か食べたいなあ。」ふたりの紳士はいいました。そのときふとうしろを見ますと、りっぱな一軒の西洋づくりのうちがありました。ふたりの紳士は「何か食事ができるんだろう。」「もちろんできるさ。かんばんにそうかいてあるじゃないか。」そして、ふたりははいりました。そして、ガラスの開き戸がたって、そこに金文字でこうかいてありました。〈どなたもどうかおはいりください。けっしてご遠慮はありません。〉とかいてありました。そして戸がまたあって、その戸をあけました。また金文でかいてありました。そして、どんどんそのクリカエシをして、最後のほうに〈つぼの中のクリームを顔か手足にぬってください。〉とかいてありました。そして、もうちょっとしたら、ある紳士がきづきました。〈もしかしてぼくたちが食べられるのではないか。〉そして二人はぶるぶるふるえてなきました。そしてだれかが「いらっしゃいらっしゃい。」といいました。そのときしんだはずの犬が戸をつきやぶってたすけにきました。犬は「ワン」とほえて、もうひとつの戸をやぶりました。そしてその戸から風がふいてすいこまれました。そしていつのまにか、二人の紳士がいつのまにかこごえてしまった。そして木のえだにネクタイやおかねがかかっていました。ぼくは、犬が泡をだしてしんだのがすごくやだったです。あと、ふたりの紳士が食べられそうだったけど、たすかってよかったなあと思いました。(4年生)
推薦のことばB
二人のわかいしん士がりょうに出て、山おくの「西洋料理店」と書いてあるかんばんをみつける。二人はおなかがすいていたので、お店の中に入る。ところが、扉がみょうに多く、その扉の前に必ず、注文が書いてある。最初は「よほどえらい人が来ているんだ」と思っていたが、最後に、「いろいろ注文が多くてうるさかったでしょう。お気のどくでした。もうこれだけです。どうかからだじゅうに、つぼの中の塩をたくさんよくもみこんでください。」と書いてあった。さすがに二人のわかいしん士も「どうもおかしい」と気づく。そして、自分たちが食べられる事に気がつくが、もうおそい。にげようと思って、一人のしん士が扉をおそうとするが、動かなかった。おくの方にまだ1枚扉があって、「いや、わざわざご苦労です。たいへんけっこうにできました。さあさあおなかにおはいりください。」と書いてあったカギの穴から二つの青い目玉がこっちを見ていた。「もうだめだ」と思ったその時、白くまのような犬が扉をつきやぶって、たすかったと言うかえって食べられそうになる話。(4年生)
推薦のことばC
わたしは初めの方を読んでいる時、イメージをしながら読んでいました。するとだんだん私も本の中に入ってしまい、本に出てくる登場人物にまぎれていました。実現にはできない所が出てきていたけれど、本当にあったらおもしろそうだと思いました。(5年生)
『セロひきのゴーシュ』(福音館書店・ポプラ社ほか)
推薦のことば@
この物語の主人公ゴーシュは、セロをひくのが上手ではありませんでした。なので、楽長にいつもおこられていましたが、家にいろんな動物が来ます。そして、いろんな動物の病気を治していきます。けれど、ゴーシュが動物の病気を治すためにやることは、セロをひくだけです。ゴーシュのセロもあまりいいものではありませんでした。最後は、ゴーシュ一人でいやいやぶたいに出ることになりました。時間がなかったからです。終わった後は、楽長やほかのみんな(えんそうするはずだった人たち)がほめてくれました。私はこの本を読んで、最初が下手でも、がんばれば最後はじょうずになるんだなと思いました。みんなにも「セロひきのゴーシュ」はおもしろいので、ぜひ読んでほしいと思います。(4年生)
推薦のことばA
セロ(チェロ)をひくのがあまりうまくないゴーシュが、いろいろな動物に夜、会って練習していくうちに、発表会でうまくひけた。動物達とかかわりながら、ゴーシュは、成長していきます。(5年生)
『銀河鉄道の夜』(青い鳥文庫・講談社ほか)
推薦のことば@
宮沢賢治が書いた『銀河鉄道の夜』は、1つの事を説明するのにたくさんのひょうげんであらわしているので、すごいと思いました。ジョバンニがゆめで見た、死んだ人が乗る列車にどうしてジョバンニがいたか。わたしは、カムパネルラとジョバンニはすごく仲のいい友だちだと心の中で二人とも思っていたからだと思います。カムパネルラはさいごに友だちのために死んだので、ものすごいゆうきがあったんだと思います。みんなもこの本を読んでみて下さい。(4年生)
推薦のことばA
ジョバンニという少年が、お母さんの牛乳をとりにいったら、とちゅうで、不思議な声が、銀河ステーション・銀河ステーションといった、と思ったら、目の前がぱっと明るくなり、気がつくと、列車にのっていた。前の車室にはジョバンニの友達のカムパネルラがいた。その、カムパネルラと、銀河鉄道でいろんな所へ行って旅をします。そして、サウザンクロスという駅にきたら、カムパネルラがきえてしまった。すると、もうそこらがいっぺんにまっくらになってしまった。気がつくとそこは、最初にいた丘の上の草の中にいた。牛乳のことを思い出して、いそいでかった。帰りに川に集団ができていた。行ってみるとカムパネルラが川にはいってそれっきり45分もかえってきてないそうだった。この本は宮沢賢治が死ぬまぎわまでくり返し手入れをした愛着の深い作品です。(5年生)
推薦のことばB
この本は、銀河世界についてくわしく書かれていることを知り、読んでみました。全体的に話の流れは、汽車に乗っている間はずっと夢で、最初に先生が「よく星をかんさつしよう」と言うことで、夜に見る時、母さんから「牛乳取ってきて」と言った後、夢の話に変わり、この役の主人公は「ジョバンニ」という人で、次の主役は「カムパネルラ」という人です。ジョバンニが、そのふつうの汽車だと思って、どこへでも行けるチケットを持って進んでいたら、「銀河の上まで渡れちゃう」と聞いたので、宇宙まで行けました。そして、鳥とりの人から、さぎのとくちょうを教えてもらったりします。その一番最後、夢からさめて、3人ぐらいの人が「川でおぼれた人がいた」というのを聞き、川に向かったら、カムパネルラがおぼれ死んでしまうところが悲しかったです。天体が特に大好きな方には、銀河の星座名ものっていますのでとてもオススメです。他の人にもぜひ、おもしろく、はく力もあり、泣けるシーンもあるので、どうぞ、読みたければ読んでみてください。(5年生)
推薦のことばC
とても貧ぼうなジョバンニの父は、出かせぎに行っていて、母は、病気でねていて、姉は働きに行っていました。ある日銀河ステーション銀河ステーションといいながら列車がきました。すぐ前の席に、背の高い子どもが座っていました。その子どもはカムパネルラが座っていたのです。ジョバンニは、カムパネルラと仲良くなりたくて、しょうがなかったとき、この銀河ステーションで会えたのです。銀河鉄道の旅が終わった後には、前に死んでいたので、カムパネルラは消えてしまいました。ジョバンニは大泣きしました。あこがれていたカムパネルラがきえてしまって。とてもおもしろいので読んでみてください。(5年生)
第2位 5人から推薦されました
『長くつしたのピッピ』リンドグレーン(ポプラ社)
推薦のことば@
わたしがなぜ「長くつしたのピッピ」をえらんだかというと、わたしはピッピの本名が「ピピコッ……」ととても長くおもしろいし、自分も長くておもしろかったし、自分もこんなに長かったらいいと思ったからです。あと、ピッピがウルトラスーパ小女で世界一の力もち。馬なんてかるがるもちあげてしまうほどでとてもかしこいこです。「ピッピ人だすけ」のときは、子どもを2人たすけました。もくじには、「ピッピのひっこし」と「ピッピは発見人」と「ピッピ、おまわりさんとあそぶ」と「ピッピがっこうにいく」と「ピッピの木のぼり」と「ピッピのピクニック」と「ピッピ、サーカスにいく」と「どろぼうさんいらっしゃい」と「ピッピ、お茶会にいく」と「ピッピの人だすけ」と「ピッピのたんじょうびをいわう」です。どうぞよんでください。(4年生)
推薦のことばA
これは、おんぼろやしきに住む、ピッピと言う女の子が、「トミー」と「アンニカ」という仲良し兄妹といっしょに、遊ぶお話です。ピッピはとても力持ちで、牛や馬までもちあげてしまいます。トミーとアンニカは、ケンカをしたことがないくらい、仲良しです。ピッピが、おまわりさんといっしょに、屋根の上でおにごっこをしたり、夜中にどろぼうと、ポルカをおどるなど、ドキドキ、ハラハラする場面があります。しかし、三人でピクニックに行ったり、サーカスに行ったりと、楽しい場面もいっぱいです。この本は楽しいので、ぜひ読んでみてください。(5年生)
推薦のことばB
この本の主人公は、ピッピという九才の女の子です。私がこの本をおもしろいなと思った理由は、ピッピは、私が「こんなことができたらいいな」と思っていることを思いのままにやっているからです。私がこの本をはじめて読んだのは、小学3年生の時でした。私はこの本が大好きで、何回も何回も読んでいます。みんなにも読んでもらえたらいいなと思い、この本を推薦しました。とてもおもしろいので、ぜひ読んでみてください。(5年生)
推薦のことばC
小さな小さな町のはずれに今にもくずれそうな庭があって、その庭にはぼろ家が一軒たっていてピッピ・ナガクツシタが住んでいました。ピッピは、九歳で、まるっきりの一人ぐらしでした。そして、ピッピは元気な女の子で世界一の力持ちでした。ピッピの家のとなりには、男の子と女の子が住んでいて男の子はトミー、女の子はアンニカと言う名前でした。その二人はおとなの言いつけをよく守るいい子たちでした。この三人がいろいろ遊ぶお話です。楽しいので読んでみてください。(5年生)
推薦のことばD
ピッピはとても元気な女の子で世界一力もちです。いたずらっこですがとってもかしこい子です。ピッピにはお父さんもお母さんもいません。だけど、一人ぐらしではなく、さるのミスターニルソンと馬がいます。そして、いろいろな所にいっていたずらをします。一番ありえなかったのは、お茶会によばれたときに、「口にクレヨンでまっかにぬりたくり、まゆげを黒ぐろと書いて、つめにも赤いクレヨンをぬっていた。」という文章を読んで、おどろきました。ふつうは、口になんかクレヨンをぬらないし、まゆげにも書かないし、つめにもぬらないとおもいました。いたずらばっかりするピッピ、この“長くつしたのピッピ”には学校やサーカスやいろいろな場面でいたずらをします。でもピッピは、さりげない思いやりにみちています。(5年生)
第2位 5人から推薦されました
『バッテリー』あさのあつこ(教育画劇、または角川文庫)
推薦のことば@
この本は、天才ピッチャーとしての才能に偉大な自信を持っている原田巧の野球の物語です。そんな巧は岡山県の境にある地方都市、新田のおじいちゃんの家にひっこしてきました。そこで母親の同級生の節子の子供・永倉豪という同じ中学入学を目前にしている子とぐうぜんバッテリーを組むことになっていきます。ほかにも家族では弟、父、それからいろんな友だち、先ぱいが出てきます。私はこの本の短気がちの巧が友だちを気づかう心、人にやさしくする心にだんだん気づいていくところがとてもいいところだと思います。わたしもこの本を読んでから「友だち」に対する考え方が変わってきたと思います。とてもおもしろくて、読み始めると止まらないぐらいおもしろいので、みなさんぜひ読んでみてください。(4年生)
推薦のことばA
この本は、小学生から中学生になる男の子たちの物語です。主人公の巧は、野球が好きで、なまいきで、自分中心の子だけど、やさしいところもあります。この本は、主人公の巧たちが、岡山県のいなか町で野球を中心とした日々をすごす物語です。私のお父さんとお母さんの出身地も岡山県だし、おじいさんとおばあさんも岡山県の人なので、本の中に出てくる岡山べんが、とっても身近に感じられました。野球が好きな人にはぜひ読んでもらいたいです。(4年生)
推薦のことばB
この本は野球のお話です。ぼくは野球にきょうみをもっていなかったけどおもしろかったです。なぜかというと、一人の主人公のたくみが、ある日、ごうという人とであって、バッテリーをくんでたたかっていくようすがおもしろいです。ぜひ読んでください。(4年生)
推薦のことばC
主人公「巧」は野球が好き。巧はピッチャーで、その投げる球がすごい。大人のバッターでさえ、打とうとしてもかすりもしない。読んでいると巧がなぜ野球の球がすごいのか、なぜ野球にきょう味を持ったか、読むとわかる。野球話で話を進めながら、六年の巧の人生が書かれている。その内ようがなかなかおもしろい。今は「バッテリーU」を読んでいます。(4年生)
推薦のことばD
この本は野球が好きな中1の主人公「巧」がランニング中に出会った「永倉」とバッテリーを組む話です。「巧」はピッチャーで「永倉」はキャッチャー。時々口ゲンカはするけれども「巧」も「永倉」も「あいつとなら最高のバッテリーが組める」と思っています。ぼくは、まだ『バッテリーT』しか話を読んでいませんが、U・V・W・X・Yとシリーズになっています。この本は野球が好きな人もそうでない人にもオススメです。ぜひ読んでみてください。(5年生)
第4位 4人から推薦されました
『ハリー・ポッター・シリーズ』 J・K・ローリング(静山社)
推薦のことば@
『ハリー・ポッターとひみつのへや』この本は、もう、はやりすたれたえいが「ハリー・ポッターとひみつのへや」の原作です。しゅじんこう、ハリー・ポッターは、「名前をよんではいけないあの人」(ヴォルデモート)に、両親をころされ、両親がいっていた「ホグワーツ」にいきもう二年目。たのしい一年生生活がおわり、二年生へ。あたらしい先生、「ギロティ・ロックハート」先生に「フローリシュ・アンド・ブロッツ書店」であい、二年生、生活をおくります。しかし、二年生ももうすぐおわり、ということで、ふうじこめたはずの「ひみつのへやのかいぶつ」に、にらまれ、ぎせい者(石になった)がぞくぞくとでていきます…。そのなかには友だちのハーマイオニーまで。そこで、ハリー・ロン・ロックハートは女子トイレのひみつのへやの入口へ…。そこで、ハリーはロンのいもうと、ジニーがたおれているのを、みつけます。スリザリンのけいしょう者、トム・リドルにあい、きょ大なへび、バジリスクにあいます。ワクワクドキドキ、たのしい本です。(4年生)
推薦のことばA
『ハリーポッターと賢者の石』ぼくがハリーポッターと賢者の石を読んだのは、ぼくは映画で一回しか見ていないので、この本を読んだらちょっと思い出せるかも、と思ったからです。この本で一番おもしろかったのは、クイディッチの試合です。勝ったのは良かったけど、スニッチをハリーが飲み込んでしまったのがおもしろかったです。ハリーはゆうかんで真面目な子です。ハリーがなぞをとく場面はハラハラドキドキします。映画で出てきたかな?という場面を頭でえがくのも読書の楽しみです。そのおもしろさがこの本にあります。ぜひ、読んでみて下さい。(4年生)
推薦のことばB
わたしはハリーポッターの本をよみました。この本はビデオなどとぜんぜんちがい、もとのお話でとてもくわしく、ビデオなどにないお話のぶぶんがあり、ビデオを見た人でもとても楽しめます。とても長いのでよみにくいとわたしは思っていたけれど、よんでみるととてもたのしいです。一つ一つのどうさがとてもわかりやすくてよみやすいです。みんなもよんでみて下さい。(4年生)
推薦のことばC
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』主人こうのハリーは、三校の三人のまほう使いの戦いの四人目の選手に選ばれて、友達に助けられながら、いろいろな試練をのりこえて、ハリーとセドリックが優勝しました。だけど、優勝はいが「いどうキー」になっていたので、(例のあの人)ボルデモートのいる所へつながっていました。セドリックは殺されてしまったけれど、ハリーはいろいろなまほうでたいこうして、優勝はいにさわって、学校にもどるという話でした。そういう危険をのりこえて、ドキドキワクワクの物語なので、ぜひ読んでみてください。(5年)
第4位 4人から推薦されました
『デルトラクエスト』エミリー・ロッダ(岩崎書店)
推薦のことば@
この本は、わくわくドキドキのぼうけんものがたりです。ぼくはまだ全かん読んでいません。しかも第十部の3かんです。本は3部まであって、1部ずつ8かんずつです。いま第3部の2かん3かんまででてます。ぼくはまださっき言った1部の3かんだけど、もうおもしろすぎて、1ページずつめくるのがわくわくしてたまりません。1かん読んだらまた次のを読みたくなって、まちどおしくなるときがあります。デルトラクエストはデルトラの宝石をさがしに行くものがたりです。なぜデルトラの宝石をさがしに行くかというと、デルのしろの仲間が一人、そのしろの王から宝石をうばい、自分の物にしようと仲間をうらぎり、宝石をきけんな所へかくしたので、それをとりもどすために、リーフ、バルダ、ジャスミンの三人がきけんな場所を戦いぬいていくのです。まあ第1部の話ですけど。どうですか、君も読んでみませんか。(4年生)
推薦のことばA
だんだんよんでいるうちにおもしろくなるのでいいとおもいます。第1話は、いちばん全部につながっています。UはVにつながっています。Vの1話目は、またぼうけんをすることになって、影の大王の声が聞こえてくる水しょう玉をこわし、リーフはいろいろなことをしったのです。四人のことをしったのです。そして、デルトラ王国全体やせほそらせたのがわかったのです。そして、Uにでてきた竜の像がこわれ、竜がでてきました。そして、デルトラでは、昔竜がたくさんいました。けど、アクババによってほろんでしまいました。数ひきしかのこっており、竜の友によって、竜は深いねむりにつきました。(4年生)
推薦のことばB
この物語は、主人公のリーフ・元衛兵バルダ。森で出会った少女ジャスミンといっしょに、影の大王にうばわれた7つの宝石を取りもどすという話です。それぞれの人の立場によっての気持ちや、戦い・魔法・クイズ・パズルがいっぱいでおもしろかったです。また再び読み返してみたいです。(5年生)
推薦のことばC
デルトラクエストはTからVまであり、話が長く続く読書向けの本です。デルトラクエストは三人のリーフ・バルダ・ジャスミンが、影の大王に立ち向かっていく本です。Tでは、デルという城のことを魔法で守っていたデルトラのベルトには、七つの宝石が入っていて、トパーズ、アメジスト、ダイヤモンド、エメラルド、ラピスラズリ、ルビー、オパールが、デルトラの七つの場所に、影の大王によってかくされ、それをさがしに旅にでます。Uでは、影の大王を倒すための武器をさがす旅に出ます。その武器は、強い魔力を持つ笛です。だがその笛は三つの所で取り合いをし、魔力が弱くなった時に影の大王に住みつかれてしまい、リーフたちが笛を集めて影の大王を倒します。Vでは、七つの宝石と同じ輝きを持つ竜と共に旅をし、穀物が実らない原因の影の大王の手下である四人の歌姫を倒しにいく旅です。ぜひ読んでみてください。(5年生)
第6位 3人から推薦されました
『エルマーのぼうけん』R・S・ガネット(福音館)
推薦のことば@
ぼくはエルマーのぼうけんという話を推薦します。エルマーのぼうけんというのは、ゆうかんな男、エルマー・エレベーターは、としとったのらねこからどうぶつじまという島にとらえられたりゅうの子の話をききました。そこで、エルマーは助けに出かけ、うまいけいりゃくでどうぶつたちの手からぶじりゅうをすくいだしました。と言う話です。だけど、この本は三つの話にわかれていて、今言ったのは一作目です。二作目のタイトルは「エルマーとりゅう」です。どうぶつ島からもどるとエルマーとりゅうは、すごいあらしにあって小さな島におりました。そのしまはカナリヤたちの島で、王さまのカナリヤのカン11世は知りたがり病にかかっていました。エルマーはみごと、王さまの病気をなおし、たくさんの宝物を手にいれます。三作目は、「エルマーと16ぴきのりゅう」です。りゅうの子はエルマーを家に帰らせ、りゅうの子がそらいろ高原という所のわが家に帰ってみると、15匹の家族みんなが人間たちのためにほら穴にとじこめられていました。りゅうの子はエルマーに助けをもとめにいきました。エルマーは、またすばらしいけいりゃくで、めでたくりゅうの家族を助け出したという話です。おもしろいのでぜひよんでみてください。(4年生)
推薦のことばA
とてもこわいおそろしいもうじゅうのいる島でとてもかわいそうなりゅうをたすけに行きます。トラには、チューイングガム。サイには、ハブラシ。ライオンには、クシ。などいろいろなどうぐでききからにげてりゅうをたすけます。(4年生)
推薦のことばB
この本は最初にエルマーとねこがでます。あるときエルマーがねことあって、みかん島と動物島のことをねこがおしえてくれました。そこでエルマーは、かわいそうなリュウを助けてあげようとして、一人で動物島へ行きました。エルマーは大きなふくろにクランベリ行きと書いて、そのふくろにはいってふねの中にはいりました。エルマーはみかん島でみかんをいっぱいとりました。それからエルマーは岩を飛んで動物島へ行きました。エルマーはいろいろなこわい動物と会いました。その中でぼくがおもしろいと思ったのはトラです。エルマーはトラにチューインガムをあげて、「それをかんでいると緑色になって、それを土にうえたらまたガムができますよ」といったことです。このぼうけんのお話は楽しいのでぜひよんでみてください。(4年生)
第6位 3人から推薦されました
『チョコレート工場のひみつ』ロアルド・ダール(評論社)
推薦のことば@
少年チャーリーはとてもまずしい子でした。その少年に、世界一すごいお菓子工場見学の金けんがあたった。次つぎと招待された5人の子どもたちはいなくなり、のこったのはチャーリーだけ。読むとハラハラドキドキのファンタジー。読むと読むほど本がすきになる。さあ、今すぐ読もう。(4年生)
推薦のことばA
この本は2かんまであって、2かんは「ガラスのエレベーター宇宙に飛び出す!」です。なぜチョコレートからエレベーターにかわるかというと…それは読んだ人だけがわかる、とても楽しいうれしい理由があるんです。さてこの本は、チョコレートに入っている金のカードに当たった人(5人限り)だけが行ける、ウィリーワンカ氏の工場を、チャーリーという男の子がみんなとたんけんする話で、金のカードが当たった人は、チャーリー・バイオレット・オーガスタス・ベルーカ・ユイクの五人です。チャーリー以外のみんなは、ワンカ氏のいうことをきかなかったためひどい目にあいました。たとえば、バイオレットが本当のバイオレット(むらさき)になってしまったり、ほかにもたくさん。本当に楽しいおもしろい本です。ぜひよんでみて下さい。(5年生)
推薦のことばB
世界一大きなチョコレート工場、ワンカ工場は、スパイ防止のためだれも出入りしたことがありません。なので工場の中はもちろん、社長のワンカ氏や働いている人を見た人はいません。そんなある日、工場から中が見学できる切符(黄金切符)が入ったチョコレートが、5枚発行されました。人々はそれを手に入れるために、チョコレートを買いまくりました。その中で、お金持ちが着々と当選していくなか、びんぼうな主人公・チャーリーが道で拾った50セントでチョコを買ったら………とてもユーモアあふれるおもしろいお話です。(5年生)