NO.144
2004年 8月25日
アクセス教育情報センター
目次
学校情報 |
公開模試情報 | 入試情報 | 教育情報 | その他 |
栄光学園 | 7月度三模試 | 進学結果表4 | 大学生の数学力低下 | 高野連会長発言 |
学校情報
栄光学園 04年入試・理科に対する感想
本年の理科入試問題は一言で言えば、『圧倒的な完成度で他の追随を許さない良問』、と表現できるであろう。各塾の教務も感動しながら解答解説を作成したに違いない。なぜならそれは、麻布やフェリスの記述、武蔵のお持ち帰り問題、灘の情報処理を問う問題などと比較しても全く見劣りしないぱかりか、今回は全問を通じて『理科の本質』をバランス良く、また徹底してついている点においては、十分に圧倒しているとの表現に値すると考えられるからである。
では、この学校での合格点を勝ち取るにはどのような授業を展開すれば良いのだろうか?栄光においては毎年のことではあるが、学習塾で勉強していない理科好きの受験生にも、弱点補強という名の下にパターンプラクティスを何百回も繰り返してきた受験生にも、塾のテキストを完璧に暗記し穴埋め問題の知識を完成させてきた受験生にも、全く歯が立たない良問になっているからである。また、既製の公開模試で数値化することも不可能な、まさに『授業』によってのみ生徒に伝えることができる『塾で養うことができる能力』を正面から出題しているという点で、塾としてはどんな思想のもとに理科の授業をしているかが問われているとも言えるであろう。(学校側はそんなことは全く意識していないかもしれないが。)
大問ごとに
1の問1、問2、2の問1では、授業中にしっかり板書の内容をノートに書かせているかを問う問題になっているように思える。それはすなわち理科においてのテキストの存在と質を考えさせる物であり、『テキスト』を教えるのか『テキストを用いて』教えるのかを示している。また、1の問3においては、『木を見て、森を見ず』的な理科の学習では、本当の意味において知識の分類が行われないことを示している。
3においては、おきまりのてこのつりあいに関する問題ではなく、近年増加している物体の重心に関するものである。この学校では以前から、多くの学習塾のテキストにあるような受験テクニックを用いて解く問題ではなく、今回も 雨量計と結びつけることによってより重厚な問題構成になっている。つりあいの意味を真から理解している生徒には簡単だが、そうでないと手をつけることすら難しいであろう。また、問2・問3では理科を考えるために必要な数学力の重要性を示唆している。
4においては一見すると気温と地温についての問題だが、特徴的なのは問3と問4であり、一日の中での温度変化の原因をしっかり理解していないと比較することは難しいであろう。
5の問題は圧巻だ。正直ここまでやってしまった問題はかつてあまり例を見ない。本当はどこの学校も出題したいが、採点の時間的都合から出題出来ないと思われる。たぶん実際には得点の差が相当に開いたであろう。問1のグラフを書かせる問題にせよ問2の考察にせよ、記憶や知識によって解決する問題ではないので、日頃より科学的な思考のない受験生とっては何を書けば良いのかすら分からなかったのではないか。もし書いたとしても、とんちんかんな折れ線グラフでも書いてしまうに違いない。このようなデータ処理に関する問題では、『表を見たら差をとって考えよう』などというパズル的な思考ではなく、科学の本質が要求される。その本質とはまず仮説を立て(結果を予想し)、再現が可能な実験を行い、そのデータをグラフの形に処理してそこから考察を導きだすということであり、この問題においても受験テクニックとしてのグラフの考え方が通用しない、まさに科学的な思考の基本が養われているかを、蒸気圧と大気圧というあまり学習塾では扱わないテーマを用いて受験生に聞いている。(ちなみに5の問題は入試問題に挑戦第120回でとりあげています)
(アクセス H.K)
http://www.eiko.ed.jp/index-j.html
芝中 教育懇談会報告(04年7月15日)
入試委員長 石川先生
1) 芝中は仏教の学校
浄土宗の宗門校・・他に東海、東山、上宮、鎮西がある。東海とは多少交流がある。
宗教色は薄い。普段の学校生活の中ではあまり意識しない。校舎内に仏像はない。
年3回、行事として増上寺にお参りをして法話を聞く。そのときに合掌と正座(5分くらい)をする。
仏教の教えが精神的な拠り所としては大きい。
遵法自治が芝中のいろいろな活動のバックボーンになっている。
法=仏教精神(仏教の教え)=共生を大切にして自分を治める。自分を生かすと共に他を生かす人間になる。
自治=生徒中心の生徒会活動はもちろん、自分で自分を治める(自分を律する)ことができるという意味での自治。
2) 自由な学校
髪型・・学生らしい髪型を
服装・・黒の詰め襟に白カバン
芝中生らしく華美にならないという基準があるだけ。
広い枠の中で自分で考えさせる。校則でしばらくても先輩から後輩へという伝統と雰囲気の中で自然と判断している。
茶髪も高3になると何人か出てくるが、学業のために必要かと注意を促すだけ。強制的に直させることはしない。最終的には自分で考える余地を残す。
ただし、共生の精神に反することには厳しい。
たとえば、いじめには厳しく対処する。男子だけで1700名いると年に1回くらいは問題が出てくる。学校の先生が「わからなかった」と言うことがあるが言い訳だと思う。生徒を見ていれば何かおかしいことがわかるし、友人が言ってくる。1人:多人数や長期間にわたるものは厳しく対応する。やる方はふざけているつもりでも相手が嫌な気持ちを持つようなものはいじめだと言っている。
3) きめ細かな指導
クラス2人担任制。各クラスに担任、副担任がいる。
クラブは複数顧問制。
教員の平均年齢は41.2才。
芝では補習や補講のシステムや制度を整えたから面倒見がいいとは考えていない。
中学は成績不振者中心に放課後の指名補習を先生の判断で行っている。
高校はもっとやりたいという生徒中心に希望制の補習を。放課後はクラブ活動や中学生の補習にかかりきりになるので高校生の補習は朝に行うことが多い。
芝の面倒見は一人一人の生徒に学校が寄り添うところにある。学校に生徒を合わせようとしない。
例えば進級基準は平均60点だが、何とか60点を取らせようと担任や教科担当は必死になる。一度、芝に入った生徒には縁と責任がある。それでも2〜3人中学から高校に上がれない生徒が出る。生徒の方が「もういいや。もっと楽なところへ」と思ってしまうとどうしようもない。04年は0名だった。
4) 学校生活
芝では1時間目が8:00始業。HRは4時限終了後に行う。朝の補習は7:00から。それでも1つの講座の参加者が1教室に入れないくらい集まることもある。
クラブの朝練も7:00から行っている。
中1は朝早いのが最初はキツそう。徐々に慣れてくる。
6時限目が終了するのが14:30。朝が早い分放課後がゆったりしている。クラブ活動をやってもあまり遅くならずに家に帰れる。
小テストを頻繁に行う。
ほとんどの教科で検定教科書を使っていない。
英語はジャストイングリッシュを使用。プログレスは芝の生徒に合わない。
相談室を教員が運営している。15名近くの教員がチームを組んで、カウンセリング、児童心理の勉強をしている。教員のうち2名が上智の心理学の教室に通ってカウンセラーの資格を取った。
相談室には8:00〜17:00の間誰かが詰めている。
相談室は校舎の入り口の側にあり、入りやすくなっている。
保護者からの相談も多い。昨年は500件の相談があった。
子供に内緒で来られる父母が多い。生徒が卒業しても相談室に通ってくる保護者もいる。
自分発見シートを中1生に作ってもらう。
項目の中に、「小学校時代に自分がほめられたことを思い出すだけ書いてみよう」という項目がある。これは自分を肯定的に見ることからスタートさせたいため。
「君の得意なことは何、セールスポイントをできるだけ書いて見よう」という項目も同じ趣旨。
自画像を描いてみようという項目ではさまざまな自画像が描かれている。中には物を描く子もいる。
保護者には子供のよいところを5つ挙げてもらう。短所はすぐ出てくるが良いところにはなかなか気づかない。学校と家庭が一緒になって子供の良いところを伸ばしていきたい。
5) 授業、カリキュラム
芝の理科は定評がある。実験室も4分野の他にもう1つある。
実験は年間40回近くあり、独自の実験テキストを使っている。
観察で校外(海や動物園)に行くことも多い。化石の採集にも出かける。
そのせいか理系志向が強い。年によっては文系:理系が1:2になることもある。
理科の実験は大学受験を考えて組んでいるわけではない。理科の楽しさを知ってもらうために行っている。入学時に算理の不得意な生徒も半分はいる。
中学段階では進学校として数学、英語の時間は多くない。その分、体育、音楽、美術、技術に時間を割り当てている。バランスよく成長して欲しいという思いから。
高3でも体育が3時間ある。高3は学校の体育以外では運動しない。一番からだのできる時期にできるだけ体を動かさせたい。
大学受験のために他を犠牲にするという考え方はとっていない。
6) クラブ活動
自主参加だが中学で95%、高1は80%が参加。
成績不振者にはクラブを辞めたいとか、保護者がやめさせたいというが、クラブを辞めても成績は上がらない。自分たちはクラブをやりながら成績を上げる方法を考えていこうと話す。
中学生に運動部で人気があるのは硬式テニス部、硬式野球部、軟式野球部、サッカー部、バスケット部。
中学のギター部が昨年全国一に。将棋部が昨年8校対抗リーグ戦(麻布、開成、芝、早稲田、慶応中等部、慶応普通部、桐朋、武蔵)で優勝。頭で麻布、開成に勝ったと喜んでいた。
7) その他
国際交流として中3、高1の希望者対象に春休みを使って、2週間ニュージーランドに。現地の学校の生徒の家にホームステイをして一緒に登校する。
通学地域では東京南部が一番多い。宇都宮、小田原、君津から通っている生徒もいる。
災害対策面では、隣の芝公園が広域避難場所になっている。校舎も耐震構造になっている。
通学の路線毎にグループを編成しグループで行動できるようにしている。水、非常食はストックがあるので、交通機関が復旧するまでは学校にとどめておく。
芝はノンビリした、穏やかな、優しい生徒が多いと言われる。
8) 入試に関して
1回 2月1日 男子150名 4科
2回 2月4日 男子130名 4科
入試問題の傾向は変わらず。過去3年間をよく見ておいて欲しい。
漢字書き取り問題はトメ、ハネを見るがそれ以外はあまりうるさくはない。
社会の漢字指定の問題でも点や棒が抜けていても○にしている。
9) 雑談より
1 現高1から中学の英語、数学のカリキュラムを変えている。
2 芝を選ぶ保護者は、芝でゆったりと過ごさせたい、芝の雰囲気が子供の性格に合っているということで選んでいる人が多い。全体の雰囲気がそうなっている。それを打破できるか。
入学者アンケートによると、芝を選んだ理由は勉強だけでない雰囲気にあるが、芝に対する希望は進学実績をもっと上げて欲しいというもの。今の雰囲気を保ちながら攻玉社や城北と同じ結果をだせるように。
3 小学校の時に親が成績にこだわり、それに応えていた生徒も、中3あたりで親の期待に応えきれなくなる。そうすると、悪い点を取りたくない、失敗したくないということからテストを受けなくなる生徒も出てくる。
子供のいいところも悪いところも認めてやると気持ちが安定する。
新入生保護者からの手紙(配布資料より)
Aさん・・・芝中の入試、入学を通じて、随所に学園の優しさ、慈愛の心を感じました。入試直前、学園ホームページでの受験生への心温まる応援メッセージ、合格発表後のメッセージ、合格発表時、ライトアップされた番号掲示板の下にそっとお花を添えて下さった事など、ともすれば気づかずに終わってしまうような些細な事ですが、第1、第2志望校不合格で、傷心の母子には、とても心に響きました。
入学して10日余、「明日、学校楽しみだな」と口癖のようにポロリという一言。「だって興味があるから楽しみなんだもん!」その新鮮な今の気持ちを忘れずに6年間、芝学園で充実した日々を送って欲しいものです。
Bさん・・・入試当日、試験が終わって出てくると、息子は晴れやかな姿で「僕の第一志望は芝中だよ。試験の時に先生が“かんばりましょう”と言ってくれた。とても先生達がいいんだ!」穏やかな、あたたかい雰囲気に触れた瞬間であったようです。無事に合格をいただき、現在、毎日、楽しそうに学校へ通っております。学校での様子も毎日話してくれます。気の合う友達、のんぴりとしていて、あたたかく包み込んでくれるような先生方との出会いに、息子は「入学できて本当によかった」と言っています。毎日いきいきとしている息子を見ていて、私達親も、とても幸せな気持ちになり、芝に入れた事を喜んでおります。
Cさん・・・芝中学を知ったのは、通勤の時、時々見かける白カバンの生徒さん達でした。とても皆さん、印象がよかったのです。初めて学校を訪れたのは、息子が小4の文化祭でした。将棋部で先輩方と対戦させて頂き、顧問の先生に話しかけて頂きました。又、幼い頃大好きだったトーマスヘも乗りました。家族で訪れとても居心地がよかったのです。小5、小6と母一人で学校説明会へ伺い、すっかり先生方のファンになりました。しかし息子は塾の偏差値でもっと上の学校を望み…。みごとに第一志望は不合格。おさえの学校は合格を頂きましたが、その時「僕はやっぱり最後に芝を受けたい」と駈け込み受験となりました。奇跡的に合格。合格発表の時、校長先生を初めたくさんの先生方が寒風の中、立って笑顔で迎えて下さいました。本当に芝でよかったと思いました。
http://www.shiba.ac.jp/
巣鴨中 05年入試要項
1期 2月1日 男子120名 4科
2期 2月2日 男子120名 4科
願書以外の提出書類はなし。
2月5日に入学手続者対象の宿題説明会。参加(代理可)しない場合は入学取り消しに。
http://www.schoolguide.ne.jp/sugamo/index.html
合同説明会
東京都私立学校展
8月21日(土)、22日(日)に東京の私立小中高419校が参加して行われる。
両日で約53,000名が参加。中学受験を検討しての参加者は3割、小学校受験が1割、高校受験が6割の比率だった模様。
公開模試情報
7月度三模試 入試日別志望者数(抜粋)
会員のページに抜粋版が載せてあります。
下の男子または女子をクリックしてご覧ください。
男子 女子
入試情報
進学結果表4・・・04年入試で両方の学校に合格した生徒がどちらに進学したか。
(日能研模試資料より)
=男子=
桐朋 : 栄光 = 0: 2 (2名中2名が栄光に進学。)
桐朋 : 聖光 = 2: 2
桐朋 : 浅野 = 5: 3
桐朋 : 桐光 = 6: 0
桐朋 : 穎明 =13: 0
桐朋 : 立新 =27: 0
桐朋 : 国久 = 5: 0
桐朋 : 早稲 = 3: 0
桐朋 : 慶中 = 0: 2
桐朋 : 城北 =10: 0
桐朋 : 海城 = 3: 0
桐朋 : 世田 = 3: 0
桐朋 : 西文 =32: 0
攻玉 : 筑駒 = 0: 5
攻玉 : 開成 = 0: 4
攻玉 : 麻布 = 0: 9 (攻玉は攻玉社)
攻玉 : 駒東 = 0:15
攻玉 : 聖光 = 0:12
攻玉 : 栄光 = 0: 4
攻玉 : 浅野 = 1:15
攻玉 : 武蔵 = 0: 3
攻玉 : 慶普 = 0: 7
攻玉 : 慶中 = 0: 5
攻玉 : 早稲 = 0: 3
攻玉 : 早実 = 0: 2
攻玉 : 芝中 = 2: 9
攻玉 : サレ = 0: 2 (サレはサレジオ学院)
攻玉 : 海城 = 0: 8
攻玉 : 暁星 = 3: 0
攻玉 : 城北 = 3: 1
攻玉 : 桐蔭 = 3: 1
攻玉 : 本郷 = 2: 0
攻玉 : 高輪 = 7: 0
攻玉 : 青稜 = 6: 0
世田 : 駒東 = 0: 2
世田 : 武蔵 = 0: 2
世田 : 海城 = 0: 2
世田 : 桐朋 = 0: 3
世田 : 暁星 = 0: 5
世田 : 攻玉 = 0: 5
世田 : サレ = 0:14
世田 : 芝中 = 0:11
世田 : 学習 = 0: 2
世田 : 高輪 = 2: 0
世田 : 本郷 = 1: 2
世田 : 桐蔭 = 8: 8
世田 : 成城 = 6: 0
世田 : 武工 = 2: 0
栄東 : 開成 = 0:10
栄東 : 麻布 = 0: 4
栄東 : 駒東 = 0: 5
栄東 : 城北 = 0:17
栄東 : 海城 = 0:12
栄東 : 巣鴨 = 0:15
栄東 : 武蔵 = 0:11
栄東 : 早稲 = 0: 8
栄東 : 芝中 = 0: 5
栄東 : 攻玉 = 0: 4
栄東 : 本郷 = 0:17
栄東 : 学習 = 0: 3
栄東 : 立新 = 1:13
栄東 : 城埼 = 7: 0 (城埼は城北埼玉)
栄東 : 春共 = 2: 2 (春共は春日部共栄)
栄東 : 西文 = 4: 0
栄東 : 開智 = 2: 3
栄東 : 埼栄 = 2: 0 (埼栄は埼玉栄)
栄東 : 城川 = 1: 0
=女子=
鴎友 : JG = 0:13
鴎友 : フェリス = 0:16
鴎友 : 雙葉 = 0: 3
鴎友 : 豊岡 = 0: 6
鴎友 : 横雙 = 0: 6
鴎友 : 横共 = 0: 6
鴎友 : 晃華 = 3: 3
鴎友 : 頌栄 = 3: 1
鴎友 : 慶中 = 0: 2
鴎友 : 慶湘 = 0: 2
鴎友 : 学世 = 0: 3
鴎友 : 青山 = 1: 1
鴎友 : 日女 = 2: 2
鴎友 : 洗足 = 5: 0
鴎友 : 大多 = 3: 0 (大多は大妻多摩)
鴎友 : 早実 = 0: 2
鴎友 : カリ =17: 0
鴎友 : 田調 = 9: 0
鴎友 : 桐光 = 3: 0
鴎友 : 浦明 = 5: 0
豊岡 : 桜蔭 = 1:15
豊岡 : JG = 0:19
豊岡 : 雙葉 = 0: 5
豊岡 : フェリス = 0: 5
豊岡 : 早実 = 0: 3
豊岡 : 慶中 = 0: 2
豊岡 : 筑附 = 0: 2
豊岡 : 鴎友 = 6: 0
豊岡 : 吉祥 = 3: 0
豊岡 : 普連 = 4: 0
豊岡 : 共立 = 3: 0
豊岡 : 大妻 = 5: 0
豊岡 : 頌栄 = 1: 0
豊岡 : 浦明 =35: 2
豊岡 : 西文 =16: 0
豊岡 : 開智 =14: 0
豊岡 : 東東 =13: 1
早実 : JG =11: 0
早実 : 豊岡 = 3: 0 (豊岡は豊島岡女子)
早実 : 浦明 =18: 1 (浦明は浦和明の星)
早実 : 慶湘 = 0: 3
早実 : 慶中 = 1: 0
早実 : 渋渋 = 5: 0
早実 : 筑附 = 2: 2
早実 : 青山 = 2: 0
早実 : 鴎友 = 2: 0
早実 : 晃華 = 2: 0
栄東 : 桜蔭 = 0: 4
栄東 : JG = 0: 5
栄東 : 豊岡 = 0:12
栄東 : 大妻 = 0:10
栄東 : 共立 = 0: 8
栄東 : 頌栄 = 0: 5
栄東 : 跡見 = 0: 4
栄東 : 東英 = 0: 3
栄東 : 慶中 = 0: 2
栄東 : 学習 = 0: 8
栄東 : 鴎友 = 0: 3
栄東 : 浦明 = 0: 9
栄東 : 普連 = 0: 2
栄東 : 開智 = 2: 5
栄東 : 西文 = 1: 0
栄東 : 春共 = 1: 0
洗足 : フェリス = 0: 4
洗足 : 鴎友 = 0: 5
洗足 : 横共 = 0: 3
洗足 : 横雙 = 0: 3
洗足 : 頌栄 = 0: 6
洗足 : 日女 = 0: 5
洗足 : 田調 = 6: 5
洗足 : 鎌女 = 1: 5
洗足 : カリ = 4: 1
洗足 : 香蘭 = 2: 0
洗足 : 桐蔭 = 4: 1
洗足 : 神大 = 2: 2
洗足 : 捜真 = 3: 0
洗足 : 品川 = 5: 0
洗足 : 横女 =16: 0
洗足 : トキ = 9: 0
洗足 : 共立 = 1: 0
洗足 : 実女 = 3: 0
平均偏差値比較(抜粋)
受験者−合格者−進学者の平均偏差値の2年間比較(抜粋)です。
四谷2003 四谷2004 日能研2003 日能研2004
受験 合格 進学 受験 合格 進学 受験 合格 進学 受験 合格 進学
開成中 65.0−67.2−66.4 64.8−67.5−66.7 65.4−68.7−67.9 66.2−68.6−68.0
麻布中 60.7−63.3−62.8 61.4−63.5−63.1 61.8−64.5−64.0 62.4−65.7−65.0
駒場東邦 59.5−62.4−62.1 59.8−62.1−61.9 60.6−63.0−62.7 60.8−63.7−63.4
慶應普通 56.1−60.4−60.2 56.1−60.7−60.3 58.4−61.6−61.2 58.0−62.3−61.5
早実 53.4−58.1−57.9 53.6−58.7−58.5 53.0−58.8−58.8 53.8−60.2−60.1
早稲田中 53.5−57.3−57.0 54.0−57.7−57.7 54.6−58.6−58.2 54.4−59.1−58.8
武蔵中 55.4−57.9−57.4 54.5−57.5−57.7 57.3−60.3−60.1 57.2−59.7−59.7
海城中 53.4−56.2−55.9 53.7−56.8−56.8 52.5−55.3−55.0 53.7−56.2−56.0
桐朋中 53.3−57.1−57.2 52.8−56.5−56.1 55.1−58.7−58.4 55.2−58.6−58.4
桜蔭中 65.1−67.4−67.3 65.5−68.5−68.3 64.2−67.3−67.3 63.6−67.0−67.0
早実 59.4−63.5−62.5 59.8−64.5−63.6 55.9−61.2−61.1 57.7−63.3−63.7
雙葉中 57.9−61.1−60.7 59.6−63.7−63.1 57.4−60.9−60.8 58.6−63.6−62.5
女子学院 61.1−64.4−64.4 63.6−67.4−65.8 60.5−63.3−63.2 61.3−65.3−63.8
フェリス 60.5−63.3−63.2 59.9−63.3−62.9 60.0−62.1−61.7 61.1−63.5−62.9
横浜雙葉 53.7−56.5−56.5 55.3−60.0−59.6 53.5−56.3−56.2 53.3−56.6−56.5
横浜共立A 54.1−56.1−56.4 54.2−57.4−57.6 52.5−55.5−55.5 52.2−55.7−55.5
会員のページに主な学校の平均偏差値比較を載せていますのでご覧ください。
男子 女子
教育情報
大学生の数学力低下 将来の先生は特に深刻
(読売新聞 8月21日)
大学生の数学の学力は低下を続け、なかでも教員養成系大学では深刻なことが、日本学術会議の数研連数学教育小委員会(委員長=浪川幸彦・名古屋大教授)が行った教員へのアンケートでわかった。
一方で、学力が改善したと回答した大学もあり、大学間格差の広がりも明らかになった。
調査は昨年5月、数学系教員がいる全国の大学に、学部単位で実施。学生の計算力や思考力、応用力など11項目の学力について、日本数学会が1990年代半ばに行った同様の調査と比較、「向上」「変わらず」「低下」「不明」の4つから選んでもらった。
回答134件を国立・私立理数系、工学系、教員養成系などにタイプ分けして分析。その結果、11項目のうち9項目で学力低下が指摘され、論理的に説明する表現力や、数学会の調査で指摘されなかった計算力の低下が著しかった。
国公立の教員養成系大学は群を抜いて数学の学力低下が顕著だった。その理由として、「必ずしも教員免許を取らなくてもすむ制度になり学習意欲が減退した」「数学など専門教科の単位が減り、軽視されている」ことなどが挙げられ、初等中等教育のレベル低下を憂慮する声が多かった。
一方で、旧帝大系など規模の大きい総合大学では、学力の変化はないという回答が最も多かった。数学教育改革に力を入れる大学では、学力が改善したと答えたところもあった。
浪川教授は「各大学が結果を真剣に受け止め、改革を行うことが必要」と話しており、小委員会として大学基礎教育の改革に向けた提言を近く公表する。
その他
高野連会長発言 巨人のアマチュア選手に対する金銭提供に関して
日本高校野球連盟の脇村春夫会長は「渡辺オーナーが辞任されたことに非常に驚いています」とした上で「今年1月、プロアマ問題でコミッショナーと覚書を交わしたのも、その背景にドラフト行為に問題があったのでは、というのがあった。今回は高校生ではなかったが、やはりこういうこと(金銭提供)があったんだな、ということが初めてはっきりしたという認識だ」と述べた。全国高校野球を開催中の甲子園球場内で記者団に語ったもので「オーナーが潔く自分のところの違反行為を認めて辞任されたことで、プロアマの健全化にはいい影響を与えるのではないか」と今後の球界浄化に期待を示した。
=高校野球の指導者はプロ野球に指名される選手を育てる(担当する)と、その選手のプロ入りに際して当該球団から大きなお金が渡されるという話がある。高校生がドラフトで指名されるとほぼ判で押したように「監督と相談してから決めます」と言うのは、プロ入りするか大学に進学するかについて監督の影響力の大きさを表しているのではないか。高野連会長はそうした慣習を見ない振りをしているだけではないのか。=
日の出・日の入り 見たことない子ども過半数
(毎日新聞 8月15日)
「日の出・日の入りのどちらも見たことがない」と答えた子どもが半数を超えたことが、川村学園女子大の斎藤哲瑯(てつろう)教授(61)の調査で分かった。斎藤教授は「ついに5割まできたかという思いが強い。家族ぐるみで自然を体験する機会を増やす方策を考える必要があるのではないか」と話している。
調査は今年6月に、関東周辺の小学5年〜中学3年の約900人に聞いた。他の自然体験とも併せ、斎藤教授が現在分析しているが、「日の出・日の入りを1回も見たことがない」が約52%に上った。過去にも同様の調査をしているが、91年41.0%、95年43.3%、00年46.1%で、初めて5割を超えた。
今年の調査で「見たことがある」と答えた子どもも、「1回だけ」約22%▽「2〜4回」約15%▽「5〜7回」約5%で、「7回以上」は約6%にとどまった。
斎藤教授は「精査が必要だが、最終的に5割を超えるのは間違いないだろう。他の質問の結果と関連させて背景を探らねばならないが、今の子どもたちは、外に出かけることが少なくなりつつある。家族で自然の中に入って行くのがいいが、親自身に自然体験が乏しくなってきている。親が積極的に自然に触れる場面をつくっていかないと、このデータは減ることはないだろう」と指摘している。
国費留学無駄遣い 若手キャリア続々早期退職
(産経新聞 )
返還義務なし 人事院が改善要求
平成九年度から五年間に国費で海外留学した若手キャリア官僚のうち、十人に一人が留学後に早期退職し、四十七人分、約八億五千万円に上る税金が授業料や旅費などの名目で“無駄遣い”されていたことが十四日分かった。早期退職者に留学費用の返還義務はなく、返還させるための法整備のめども立っていないことから、人事院は政府に対し改善策を求めた。
九−十三年度に海外留学した若手官僚は四百五十二人いるが、このうち十五年十月までに退職した官僚は四十七人にのぼった。四十七人はすべて入省六年未満の若手官僚を二年間、海外の大学院などに留学させる「長期在外研究員制度」を利用していた。留学は職務命令の出張扱いで行われ、二年間で一人当たり八百万円前後の給与のほか滞在費、授業料など約一千万円の経費がかかり、退職者四十七人分で約八億五千万円が支出されたとみられる。退職後に“寄付”という形で授業料などの費用を返還した例もあるが、ごく少数だという。九年度からの五年間で最多十二人の退職者を出した総務省では、退職者全員に授業料の返還を求めたが、二人分が戻ってきただけで「そもそも返還の法的義務が生じないので、断られたら手も足もでない」(総務省幹部)のが実情だ。
人事院は十三年夏に、留学する官僚から「海外留学で培った成果を(帰国後も)引き続き職員として公務に生かす」との確認書の提出を義務付け、各省庁の選抜担当者に対し省庁への“忠誠度”も選考基準にするよう要請した。しかし、確認書には法的拘束力がないため、留学後、短期間で退職する官僚は後を絶たなかった。今回、人事院から改めて善処を求められたことについて、法整備を担当する行革推進事務局では「検討しているが、法案提出のスケジュールは未定」とあいまいな姿勢で、税金の“無駄遣い”に歯止めがかからない状況が続きそうだ。長期在外研究員制度は多様化する国際環境に対応できるキャリア官僚を育成するとの目的で昭和四十一年度にスタート。昨年度までに計千七百八十一人が海外留学し、今年度は百二十九人の留学が予定され、年々増加傾向にある。
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≪国費留学後に早期退職した官僚数≫
(平成15年10月現在)
会計検査院 1
内閣府 2
警察庁 1
防衛庁 1
総務省 12
法務省 1
財務省 4
文部科学省 3
厚生労働省 2
農林水産省 6
経済産業省 7
国土交通省 7
※9−13年度派遣者が対象
日能研 小学生らの個人情報流出
(毎日新聞 8月23日)
大手の中学受験塾「日能研」(本部・横浜市、高木幹夫代表)実施の全国模試を受験した小学生らの個人情報が、外部に流出していることが分かった。関係者によると、流出したのは首都圏や関西圏を中心に、児童・生徒約18万人分に上るとの情報もあるという。日能研は23日、不正アクセス禁止法違反の疑いもあるとして、神奈川県警に被害届を出す。
日能研によると、流出した個人情報は、模試を過去に受験した現在小学3年から中学1年の児童・生徒の氏名、性別、学年、生年月日、保護者の氏名、住所、電話番号の7項目。模試の成績は含まれていない。流出した一部の約100人分の個人情報リストを、日能研が模試受験者のデータベースと照合したところ、ほぼ一致した。高木代表は「内部関係者が持ち出した可能性が極めて高い」と、話している。
模試受験者の個人情報は、日能研の関連会社「エヌ・ティ・エス」(横浜市)に現在、約22万8000人分が委託管理されている。個人情報を引き出すことができるのは、同社の従業員100人弱のうち正社員十数人だけで、外部からの不正なアクセスの形跡はみられないという。日能研にはこれまで保護者からの苦情などは寄せられていない。流出リストにあった児童の保護者は「先月から、家庭教師の電話セールスが頻繁にかかってくるようになり、不審に思っていた」と話している。
日能研は、中学受験を目指す小学生対象の塾としては最大手の一つで、首都圏以外にも関西圏や北海道、四国、九州に進出している。公開模試は誰でも受験でき、昨年12月の小学6年を対象にした模試には首都圏で1万5000人、関西圏で3000人が参加した。
=今回は個人情報の外部への流出が問題になっているが、内部での流用もあるのではないか。日能研グループとして営業している個別指導部門や家庭教師部門に公開模試申込者のデーターが流れていないのか。記事にも出てきている関連会社「エヌ・ティ・エス」の学校事業部が学校からダイレクトメールの作成・発送を請け負った際にその委託管理を任されているデーターを使っていないのか。=
<問題>
次の図のように数が並んでいます。
1行目 1
2行目 3, 4, 5
3行目 7, 8, 9,10,11
4行目 13,14,15,16,17,18,19
5行目 21,22,23,24,25,26,27,28,29
… …
(1)100行目の数の和を求めなさい。
(2)次の数は何行目の何番目の数ですか。ただし,どの行にもないときは「なし」と答えなさい。
@3660 A6750
(04年甲陽)
入試問題に挑戦第123回解答編
<問題>
金魚と、水を入れたビーカーとを別にして重さをはかったら、それぞれ20グラムと850グラムありました。次に金魚をビーカーの水の中に入れたときの全体の重さをはかりました。このとき全体の重さはどうなりますか。
次の中から正しいものを1つ選び、記号で答えなさい。
(ア) 20グラムと850グラムを合わせるので、870グラムになっている。
(イ) 金魚は水中で泳いでいるとき、その重さはなくなるので、850グラムである。
(ウ) 金魚はビーカーの底に沈んでいないで、水中に浮かんで泳いでいるから全体の重さは850グラム以上あるが、870グラムより軽くなる。
(エ) 金魚をビーカーの水の中に入れると、ビーカーの水かさが増すので870グラムより重くなる。
(神奈川学園 04年)
解答は(ア)です。
力学の問題を考えるときに大切な「作用−反作用」の関係を問う問題です。液体中にある物体が浮力を受け、軽くなったり浮いたりするとき、単純に重さがなくなると考えてはいけません。液体から物体に浮力が働いている(作用)ときには、物体から液体にも力が働いています(反作用)。