NO.100
2003年 6月 5日
アクセス教育情報センター
目次
学校情報 |
学校情報 | 学校情報 | 教育情報 | その他 |
目黒学院 | 東京女学館 | 公文国際
入試情報 |
都立高授業評価 | 八雲学園 |
学校情報
目黒学院 04年入試要項
1回A 2月1日 男子40名 2科4科
1回B 2月1日午後 男子30名 2科4科
2回 2月2日 男子15名 2科4科
3回 2月3日 男子15名 2科4科
算数特待 2月4日午後 男子若干 算数
1回Aは第一志望入試。
算数特待の合格ラインは80点(100点満点)。特待生合格ラインとは別に一般合格ラインも設定。
一般入試での合格者の算数特待の再受験を認める。
http://www.meguro.ac.jp/
鎌倉女学院 04年入試要項
1次 を2月2日から2月1日に。2次を2月4日から2月3日に。
1次 2月1日 女子100名 4科
2次 2月3日 女子 60名 2科4科
http://www.kamajo.ac.jp/
カリタス女子 塾対象学校説明会報告(03年5月19日)
5月19日(月)、カリタス女子中学高等学校にて、塾対象の説明会が開催された。冒頭に、2004年度入試日程を、以下、プログラムの内容に従って説明会の概略、および報告者の雑感を記す。
04年度入試日程(予定・詳細は7月の募集要項にて)
第1回 2月1日(日)午後 女子40名 2科
会場1 中野島本校 受付 午後2時および午後3時の2回
会場2 あざみ野(カリタス女子短大) 受付 午後2時30分の1回
発表 2月1日(日)HP上にて(午後11時) 翌日(2日)校内掲示
手続き 2月4日までに書類を受けとり、2月3〜16日に納入金の振り込み
第2回 2月3日(火)午前 女子60名 4科
発表 2月3日(火)HP上にて(午後5時) 翌日(4日)校内掲示
手続き 2月4日までに書類を受けとり、2月4〜16日に納入金の振り込み
第3回 2月5日(木)午前 女子10名 2・4科目選択制
発表 2月5日(木)HP上にて(午後5時) 翌日(6日)校内掲示
手続き 2月7日までに書類を受けとり、2月6〜16日に納入金の振り込み
塾対象学校説明会プログラム
(1)校長挨拶ならびに教育方針について
(2)中学校の英語教育について
(3)前年度入試結果と2004年入試について
(1) 校長挨拶・教育方針(村井幹子校長先生)
カリタス学園創立時に奉職、その後、短大に20年間勤務。昨年教頭職として学園に復帰、今年より校長。創立期を知るただ一人の職員として、カリタス教育理念の再構築を図る。
@教育方針
社会が多様化し、自己中心的な思考が横行する昨今、親の関心もどこへ進学させたかなどの結果主義に陥っている。しかし、中高6年間は人格形成がなされ、個性の開花する時期にも当たる。よって、安心した気持ちで自分の成長を見つめる「心のゆとり」が必要。そのための適切な判断力、行動力を涵養し、自信をつけさせるために以下のことがらを重視している。
・生徒一人一人が大切な存在として、大事にされていることを自覚させる。
・人は与えられた能力が異なることを知らせる。体験学習を重視し、優劣をつけないためにも絶対評価制とする。
・自己を確立、他者との共生を考えさせる。カリタスでは、「自立」ではなく、「自律」を意識させる。
・育てていきたい人間像として、4つの観点をもっている。
・謙虚に祈る心
・学ぶ心 ……向上心と好奇心を高めるために。学びたい動機付け。学習を継続すること。結果に対する自己評価は次のステップを踏むためのもの。
・愛する心 ……弱者に向ける優しい視点。ボランティアなど。
・交わりの心 ……異文化理解とコミュニティー内でのコミュニケーションスキルアップ。
A学校とは
安心して癒される場所。自分を発揮できる場所。その実現のための策として。
4クラスを8人の教員で担任する。(報告者注:教員数87名、うち常勤50名)生徒13人に対して教員が一人つく計算になる。本年から、カウンセラーを増員して、2名態勢にした。これで、5日間の常駐が可能。生徒に対してだけではなく、保護者に対しても、親としてのカウンセラーマインドをどう培うかをテーマに学習会や講演会を開く。
・クラス体制
語学クラス(英・仏) 1クラスを2つに分割して20名程度のクラスに。
数学 1クラスを3つに分割。
B自律した学習
補習中心から、力のある生徒のフォローアップも行い始めた。中学は基礎学力充実期であり、校外学習や体験学習も積極的に取り入れ、高校は進学を前提としたコース別クラスへと移行する。「待ちの姿勢から自律へ」を生徒に対するキーワードとして、受験体験を自己実現への試練と位置づけ、それぞれの目標を持たせている。
C新校舎
2006年4月に新校舎(教室)の完成予定。設計コンセプトは、以下の2点。
「教育内容が分かる校舎」
生徒の意欲的な学習姿勢が育つような、また、カリタスの教育理念や教育内容が明らかになるような校舎を目指す。カトリックの雰囲気のもつ落ち着きや内面的豊かさが表れてものにしたい(設計は9月以降)。
「生徒の生活の場所しての校舎」
6年間という長い時間の多くをこの場所で過ごし育っていく生徒たちに、良い学習環境だけでなく快適な生活空間を提供したいと考えている。生徒が安心して登校でき、くつろげる空間を目指す。
なお、新校舎の建設は校庭スペースに行い、建設中に移転やプレハブ使用は行わない。(報告者注:体育館はバスケットコートが4面使えるだけの広さがある。また、プールは天井を覆った半屋内型で、これら二つは建て替えを行わないので建設中もフル活用できる。)
(2) 英語科より(英語科主任 麦島清次郎先生)
本年から、中1の1クラスを2人で担当。ネイティブ教員は6名(男性4人女性2人)。国籍はイングランド、オーストラリア、カナダ、アメリカ。オーラルのテストは独立している。カリキュラムは、中1〜3年は週4時間に英会話が1時間。フランス語は週2時間。さらに中2〜3年での「総合」の時間に「異文化理解」という形で英語とフランス語の時間に振り分ける。そんなわけで、「外国語」の授業は中1で週7時間、中2〜3年では週8時間。また、英語が分かりかける中2の11月には、福島のブリティッシュヒルズ(神田外語学院経営)へイングリッシュキャンプへ。中学2年に合わせたカリキュラムを組んでもらい、3日間英語漬けになる。英検の実績は、現高校1年が中3時だった今春、173名で2級が7名、準2級が47名、3級108名という取得状況。高校生の中には1級にチャレンジする強者も現れて、期待している。
水曜日の7時限目に「学習の時間」と称して、指名補習を行う。1週目が補習、2週目が質問をさせて、発展的に学習させている。英検では、2週間前から準備講座を開き、1次と2次の対策を行う。中2〜3年次の内容で、関連項目として高校英語の前倒しを行うこともあり、週1回のネイティブの授業とも合わせてテキストの全理解を目指す。また、2006年のセンター試験リスニング導入を睨んで、リスニング強化を目指し、生徒にはCD・テープの購入も義務づけている。
中学での定着を目指すものとして、英検は全員受験で最低3級を目指す。年2回の全学年スペリングコンテスト、中2での暗唱コンテスト、中3でのスピーチコンテスト、(暗唱とスピーチの両コンテストは文化祭で決勝戦が行われる)が実施される。夏には補習を行い、学年の終わりである1月には 、全員参加の外国語発表会が実施され、さらに高校には英作文コンクールなどの外部行事への参加なども働きかけている。
教員は、研修会に積極参加するなど、日々研鑽を怠らない。
(3)03年入試結果と04年入試について(入試委員長 水野俊夫先生)
@教育目標に関連して
・カナダ研修の意味
SARSの影響で本年をどうするかは検討中だが、「日本語を使えない」「友だちがいない」というホームステイ環境のなかで、自国の文化やコミュニケーションの原点、そして校是でもある「自律」を学ぶ。カナダ人の国民性はフレンドリーで、彼らに接することで心の広さや、家族、挨拶の大切さ、自分のことは自分でするという自主性を得て帰ってくる。
・書かせるカリタス
国語は、表現力を重視する。また国語だけでなく、その他の科目もまとめさせることに指導の重きを置いている。豊富な自然環境(生田緑地や多摩川)は、自然観察や考察にはもってこいの立地である。卒業生を受け入れてくれた大学側から、こんなに書ける子を育てるとは……という賞賛もあるとのこと。
(レポート例)
学芸コンクール(中1〜高3)、社会科年間研究レポート(高1)、動物園実習レポート(中2)、生田緑地の地質調査レポート(中3)
A理数に強いカリタス
高校は、文科・文理・理数の3コース編成(高校1年より)。進学を意識したカリキュラムで、塾に行く必要はないと自負している。
B03年度入試結果
1次 2次 帰国
応募者 241 256 13
受験者 214 122 13
合格者 148 60 10
手続き 50 39 10
・1次試験
受験者214名について
科目 国語 算数 理科 社会 合計
平均 61.2 62.5 33.2 28.1 185.0
最高 82 100 48 42 249
最低 40 17 14 11 111
合格者148名について
科目 国語 算数 理科 社会 合計
平均 64.6 69.9 35.3 30.7 200.4
最高 82 100 48 42 249
最低 47 33 24 19 167
合格者最低点 167/300 (2002年度は171)
・2次試験
受験者122名について
科目 国語 算数 合計
平均 72.9 61.0 133.9
最高 95 98 185
最低 43 22 67
合格者60名について
科目 国語 算数 合計
平均 80.6 71.9 152.5
最高 95 98 185
最低 65 51 135
合格者最低点 135/200 (2002年度は120)
04年入試
サンデーショックのもとでの確実な定員確保のため、3回入試を行う。今年は、1日・5日の試験、午後入試、2科4科選択制といろいろチャレンジする。04年以降は、今年の結果を参考する。1日、3日、5日と日程を設定したのは、2日の集中を回避し、1日、3日に主な定員を配分。1日は午後にして受験をしやすくするため、2科目とする。5日は定員を確保するためのもの。ここでは、2科4科制を試す。
(報告者注・説明会終了後、「午後入試で当日発表のため、たとえば、問題を採点のしやすいものにすることがあるのか」との問いには「現場の先生方は、従来の選抜スタイル、つまりカリタスらしさを捨てることはないでしょう」とのお答えをいただいている)
C学校説明会と体験授業
夏休み前は6月21日(土)10:00〜11:30で予約必要なし。
体験授業は、説明会と並行して10:15〜11:25で行われ、英会話、フランス語会話、理科実験、コンピュータ(社会)、礼法の5つの中から選べる。事前申し込みが必要。同じ時間帯にクラブ見学も可能。こちらは当日の申し込みが可能。
Dホームページのリニューアル
携帯サイトも新設。体験授業も予約ができる。5月26〜30日の修学旅行のようすを、その日程で毎日アップデートする「リアルタイム修学旅行」などのページもある。
=報告者雑感=
@癒される場所・生徒の居場所として
校内見学と簡単な授業見学をさせていただいて、村井校長がおっしゃるところの「安心して癒される場所・自分を発揮できる場所」という意味が少し実感できた。教室や校舎内の至る所に子どもたちの中・高生らしさが見て取れる。部活動のポスターを一つとっても、女子校らしい伸びやかさがあって、他校で時折見かける、TVやマンガのキャラクターが踊っているような品性のなさは感じない。説明会だからはがされたのかなとも思ったが、正面階段の所にあるマリア像のまわりの、いかにも生徒に貼られたと思えるハートの飾り付けや、図書室の雑誌に「ぴあ」や「ノンノ」があることを思うにつけ、ああ、これはありのままの姿なのだなと思った。学校見学は、随時受け付けなのもそれを裏付けるだろう。落ち着いた雰囲気の自習室のある図書室は、まさに「安心したい場所」という雰囲気を醸し出している。校舎改築が行われるので、取り壊されるのは非常に残念だが、メデイアセンターとしての役割を持たせると案内の先生はおっしゃっていた。(個人的には今の雰囲気も残してほしいなとも思う。)実に「異文化体験」と「IT教育」は塾関係者の手垢が付いた感があるのだが、カリタスは今の時代のスタンダードとして実践しつつ、同時に和室の礼法室を備えているように、敢えて保守的に伝統あるものを守ることによって意表をついてくれる。そして、生徒たちのようすとしては、彼女たちが見学会ツアーを意識してるのは空気として感じられつつも、授業中は熱心に話に聞き入っているのが好印象であった。キリスト教学校でありながら、表千家の先生を招いた礼法の授業が生きているのかどうかはわからないが、そんな空気があるのは確かなのだろう。
A午後入試・二科目対応に対する懸念
さて、今回の「入試改革」で懸念されるのが、二科目入試を実質2回に増やすことで、入学者の過半数が2科目生になるということである。週5日制の学校で、理社のコマは各3コマずつ、シラバスに従ったスケジュールで授業を行うとなると、相当ハードな進行になることが予想される。しかも、理科は、中1・2年では、チームティーチングが行われるとはいえ、3時間に一度は「実験」「観察」の授業になるわけなので、いわゆる講義による内容は2時間。もちろん、「机上学習だけにしばられず、興味と関心を持ってほしい」として実験や校外学習を重視する学校の特色を勘案する必要はある。だが、2科目受験生がついていけるカリキュラムになっているかどうかは不安だ。社会の授業数も理科同様週3時間(各学年)だ。また、これらの影響は、高校の国語・現代文において、5年(高校2年)の段階でのテーマ「日本の近代化」の理解にも及ぶのではないかという懸念もある。少なくとも世界史的な見地からの「近代」を理解するための歴史背景を学ぶ時期は5年(高校2年)の文科では11月以降である。
B 評価されるべき取り組み
以上が、僭越ながら、説明会を聞きながらカリキュラムに対しての報告者の所感である。
ただし、学校としての、そして現場の先生方の熱意を感じる側面も多かった。とくに英語科や国語科の取り組みは、補習体制も含め積極的に評価されるものではないかと思う。たしかにフランス語が足枷になって時間数が足りないことが「ネック」にはなるのだが、そこを画一化してしまうとカリタスらしい特色が失われ、他校との差異がなくなってしまう。フランス語系の指定校推薦枠の問題と、それを切り捨てて英語のみ重視での進学実績を天秤にかければ、塾サイドの報告者の観点で見ると「英語のみ重視」に軍配が上がる。しかし、一方、受験一色にならず、「ゆるやかな教養」としての語学という位置づけもあるのではないだろうかとも思う。大学受験での必要不必要の側面で測れば無駄や齟齬の多いことでも、生徒の立場での「ゆとり」や、校長先生の言葉を借りて「癒される場所」という観点に立てば、この「場所」が必要なナイーブな性格の子どもたちも実は多いのではないか。「こうしなければいけない、成果を出さなくてはいけない」という風潮に、あえて「それだけが生き方ではない」と方向を指示するのは、学校として勇気のある決断でもある。
キリスト教教育、加えて日本女性としての教養(礼法など)を盛り込んだ情操教育の姿勢、そこに立脚するカリキュラムは、以前3科目入試(国算理)をやっていた時代から変革されたように、現場の先生方が今後入学してくる生徒との悪戦苦闘のうえで流れを組み替えていかれることになるだろう。70年代生まれの若い先生方も増えてきたようで、いつまでもフレキシブルな姿勢を崩さない愛の学校であっていただきたいと思う。
(報告 A.Og)
吉祥女子 03年大学入試結果(抜粋)
東大 東外大 東学芸 筑波 千葉 お茶水 国公立計
総数 1 3 4 1 3 1 41
現役 1 3 3 1 0 0 27
早大 慶大 上智 明治 青山 立教 中央 法政 理科大 ICU
総数 45 27 24 38 19 40 31 22 22 5
現役 39 27 22 32 16 39 25 21 17 4
=卒業生214名に対する東大、早慶上への現役合格者数の割合(A率)は41.6%。MARCHへの割合(B率)は62.1%。昨年のA率は39.3%、B率は61.7%。=
http://www.schoolguide.ne.jp/kichij-h/
聖セシリア 04年入試要項
2月4日に3次を新設し3回入試に。2次、3次は2科4科選択に。
1次 2月1日 女子80名 2科
2次 2月3日 女子25名 2科4科
3次 2月4日 女子15名 2科4科
行事日程
学校説明会
6月12日(水) 10:00〜
9月13日(土) 10:00〜
10月 8日(水) 10:00〜
12月13日(土) 10:00〜
オープンキャンパス
6月21日(土) 10:00〜14:00
11月 8日(土) 10:00〜14:00
各種講座・クラブ活動体験・校内見学・個別相談ができます。
クラブ体験見学会
7月26日(土) 10:00〜14:00
クラブ活動の体験や見学・個別相談ができます。
学校見学会
11月14日(金) 10:30〜
1月14日(水) 10:30〜
簡単な学校説明と授業見学が中心です。
学校見学会につきましては、事前の電話予約をお願いいたします。
学校見学
随時(日曜、祝日、休校日を除く)可能
問い合わせ:046−274−7405
http://www.cecilia.ac.jp/
東京家政大附属 04年入試要項
1回 2月1日 女子90名 2科
2回 2月1日午後 女子20名 2科
3回 2月2日 女子30名 2科4科
4回 2月5日 女子10名 2科4科
各回とも入学手続は2月6日12:00まで。
東京女学館 行事日程
オープンスクール
6月21日(土) 10:00〜13:00
10月25日(土) 10:00〜13:00
学校説明会
9月20日(土) 10:00〜12:00 希望者には校内見学あり。
10月 8日(水) 10:30〜12:30
創立115周年記念祭
11月 8日(土) 11:30〜16:30
11月 9日(日) 9:00〜16:30 いずれも、事前予約・上履きは不要。
個別学校見学会(事前予約必要)
11月22日(土) 10:00〜15:00
12月 6日(土) 10:00〜15:00
事前にお電話にてお申し込みください。
電話のお申し込みは、11月13日(木)より、平日(月曜から金曜)の8:30〜16:30に。
中高事務室(03−3400−0861)
http://www.h.tjk.ac.jp/
豊島岡女子 新校長インタビュー
(全私学新聞 5月23日)
「個人的には文化的な薫りを生徒たちに与えていきたいですね」と、二木謙一校長は抱負を語った。豊島丘女子学園中学校・高等学校(東京都豊島区)の二木校長は、國學院大學で日本中世史・有職故実を教える。その傍ら、平成十四年、NHK大河ドラマ「利家とまつ」に続き、十五年、NHK大河ドラマ「武蔵MUSASHI」の時代考証を努めるという顔をもつ。二木校長監修の『宮本武蔵の時代』(平成十四年発行、NHK出版)も出版されている。
同校は明治二十五年、女子裁縫専門学校として出発し、今年創立百十一周年を迎えた。建学の精神「道義実践・勤勉努力・一能専念」は脈々と引き継がれている。建学の精神には、自分をしっかりとみつめ、自分に向いたもの、特性を生かし、一生懸命に努力し、輝いて成長していってほしいという思いが込められている。二木校長は諸分野で道を究めた人たちとの交流が多い。「生徒たちには名を残した人たちが陰でどれだけ努力をしているのかを教えてきたい」。『総合的な学習の時間』でも最初の一時間は、一流人の陰の努力を語った。また、地元の豊島区との文化的な交流を通して、開かれた学校を目指す。
同校では大学に入り、また社会に出てから伸びるような生徒を育成するために、生徒の「感性、着想、ひらめき、オリジナリティー」などを大切にする。二木校長は学習で身につけた知識以外に、このような要素の必要性を説く。生徒の学力を向上させるとともに、教員に対しても授業や教材研究について工夫を望む。充実した授業を生徒に与えているかどうか、生徒が授業を受けたという満足感を得たかどうかを常に考えている。「私の三十四年の教員生活からの信念ですが、常に自己研鑽という向上心を忘れてはならないし、人を教育するには何よりも常に教員は自らを磨く努力を怠ってはいけない。そうした教員としての覚悟が教育の基本だと思います」今年一年で大学の専任教授を辞め、以後は同校の校長職に専念する。「豊島岡のこれからの歴史は本校の生徒が築いていってほしい」と生徒たちに望んでいる。
富士見中 クラブ見学会
6月21日(土) 14:00〜15:30
見学コースと体験コースあり。
見学コースは事前予約不要。
体験コースは事前予約要。
予約受付期間 6月9日(月)9:00〜6月14日(土)13:00
ホームページ内の予約申込フォームに記入して送信。
10月4日(土)にもクラブ見学会を開催。
http://www.fujimi.ac.jp/
フェリス女学院 大学入試結果(抜粋)
東大 京大 一橋 東工大 東医歯 東外大 筑波 千葉 お茶水 国公立計
03年現役 8 1 3 2 3 0 3 7 9 59
02年現役 11 2 5 4 3 5 6 2 3 55
早大 慶大 上智 明治 青山 立教 中央 法政 理科大 ICU
03年現役 81 51 16 18 24 46 10 2 19 6
02年現役 52 57 24 13 20 21 19 0 20 6
=卒業生175名に対する東大、早慶上への現役合格者数の割合(A率)は89.1%。MARCHへの割合(B率)は57.1%。昨年のA率は83.7%、B率は42.4%。=
普連土学園 塾対象学校説明会(03年5月20日)
<内容> 学校説明会および入試問題分析
1.10:30〜 教育方針と沿革 学校長 畠中ルイザ先生
2.10:47〜 国公立進学者、理系進学者の増加について 進路部 宮武志郎先生
3.11:05〜 特色ある授業(CCU)について 英語科 小野寺雅子先生
4.11:27〜 国語科入試問題について 国語科 大井治先生
5.11:38〜 算数入試問題について 数学科 鳥羽博先生
6.11:57〜 入試について(帰国生入試を含む) 教頭 浜野能男先生
1.教育方針と沿革
学校名は英語で「友達」を意味する「フレンド」、およびキリスト教(プロテスタント)の一宗派であるフレンド派(クエーカー)に由来し、116年前に当時アメリカ留学中だった新渡戸稲造の助言をもとに日本唯一のクエーカーの学校として誕生した。フレンド派の特徴は牧師をおかず、すべての人に「神の種子」が存在するとしている。普連土学園の基本精神もこれを受けて、万人の内に「神の種子」が存在することを信じて、すべての人を敬い、世の役に立つ人を育てることを建学の目標に掲げている。
@毎朝の20分間の礼拝
礼拝といっても形式は自由で、内容は、担当者が体験したことや、考えていること、その他幅広い内容の話が中心となる。
※月、火曜日は全校礼拝で、教職員のすべてが日々交代で行う。
※水曜日の全校礼拝は、20分間の沈黙を守る。これは個々の人間が、各々心の中で神との対話を心がけるものであり、フレンド派の重要な礼拝形式で、学園創立以来守られている。
※木曜日はクラスごとの礼拝で、毎週交代で生徒1〜2名が担当する。
※金曜日の全校礼拝は、中・高の自治会役員が担当する。
また、校外からも英国警察官夫妻やオーストラリアの姉妹校の先生など半年で6人が参加し、英語科や上級生の通訳を交えて英語で話を進めたりすることもある。
A簡素な生活を
正しい心を持つために、簡素な生活を送るべきである。お金のむだ遣いをしないことや、言葉を華美に飾らないこと、情報に流されないことなどを伝えている。
B奉仕の精神を大切に
学年ごとにテーマを決めて、基本的な知識を身につける機会を持つ。学年によっては、各自が関心を持っている奉仕活動を少人数のグループで行う。この場合、計画から交渉、さらには体験活動も行う。
中1 「視覚障害について」
中2 「聴覚障害について」
中3 「身体障害について」
高1 「知的障害について」
高2 「高齢化問題について」
高3 「奉仕活動についてのまとめ」
2.国公立進学者、理系進学者の増加について
進路設計プログラムとしては、学年を追って段階的に、自己の進路を着実に設計できるよう、ホームルーム等を利用して次の様なプログラムを実施している。
中1・中2 (自分の将来について考える)
中1 「2023年の私」作文作成。保存し中2時に返却。
中2 ホームルーム講演:後援者に自分の歩み、家族とのつながりなどをお話しいただき、夏休みの作文の参考とする。
夏休みに「私の歩んできた道」で作文。進路部保存。高1時返却。
夏休み後ホームルームで作文内容について発表会。
中3 (職業につついて考える)
職業研究:保護者で協力者を申し出て下さった方のリスト、工場等一般公開している企業などへのグループでの取材、職場訪問等を通じて夏休みに職業レポート作成。レポートは冊子として保存。
秋期に職業を持つ卒業生の講演:本校での思い出、中高時代に大切にすべきこと、その職業を目指すにはといった内容。終了後感想文提出。
高1・高2 (学問の内容を知る・自分の考えをまとめる)
高1 ホームルーム講演:大学学部学科ガイダンス(文系)(理系)
高2 ホームルーム進路講演会:受験に対する予備講演。センター試験。教科学習法。学習計画の立て方等。
高1・高2合同 生徒の評価による小論文コンクール
放課後大学在学生による進路相談会
在校生保護者による職業講演会
高3 (志望する進路への具体的な努力)
進路講演会 −入試制度・学習法について−
−女性を取り巻く社会環境−
−次年度大学入試の展望−
−面接試験対策−
−受験計画の立て方−
春・夏休みには教養講座(生徒自由参加)を実施。1日90〜120分程度。
地中海を巡ろう (全学年対象)
白文で読む三国志 (高1〜2対象)
原語で読むHarry Potter (高1〜2対象)
整数と仲良くなろう (中3〜高1対象)
ガラス管からスプーンを作る (全学年対象) など
<大学進学者推移>
98年 99年 00年 01年 02年 03年
私立大学 73% 67% 73% 70% 70% 71%(92人)
国公立大学
13% 17% 15% 13% 15% 15%(19人)
短期大学 1% 2% 1% 1% 1% 0%(0人)
専門学校 0% 1% 0% 1% 0% 1%(1人)
就職 0% 0% 0% 0% 0% 0%(0人)
進学準備 13% 12% 9% 13% 13% 12%(16人)
その他 0% 1% 2% 0% 0% 1%(1人)
<03年大学入試結果抜粋>
東大 東工大 一橋 筑波 千葉 東医歯 東学芸 東外大 横国大 国公立計
総数 3 1 1 3 4 2 2 1 1 26
現役 2 1 1 2 2 1 2 0 1 19
早大 慶応 上智 明治 青山 立教 中央 法政 理科大
総数 16 14 20 13 5 16 6 3 6
現役 12 12 16 12 5 12 6 3 4
【現在までの対応】
○中1中2で進路カリキュラムを実施し、家庭での話し合いを勧める。
○中3から職業訪問を通じ、将来の展望を考える。
○理系志望生徒には数学と理科に重点を置き、高2から選択できるように科目を設置。
・数学−中1から少人数クラスを、中3後期から習熟度別クラスを実施する。
高2学園祭以降に補習を開始する。
・理科−高1で物理・化学・生物を必修とする。高2からは化学を必修とし、
他科目を選択する。
○文系志望生徒にも数学と理科の選択科目を設置し、対応している。
○高3から小論文指導も専門の教員にお願いし、個人指導を実施している。
○国公立対策として各教科で特別プログラムを実施している。
・英語−国公立対策の選択科目を設置している。
・地歴−二次対策として論述問題の添削を教科担当が実施している。
また、センター試験後には論述対策補習を実施している。
・国語−理系志望者に対して、必修の現代文ではなく、古文・漢文の内容も含めた
総合国語を設置して、センター試験に対応している。
【04年度入試5教科7科目−カリキュラム上での対応】
○高2で文系用にセンター化学、センター地学を設置。
○高3では物理、化学、生物、地学でセンター用の選択科目を設置している。
また、公民科では定期試験でセンター模擬試験(マーク式)を出している。
3.特色ある授業(CCU)について
Cross Cultural Understanding(異文化理解)と呼ばれる英語の授業は、「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」ことを目的として設置された高3の選択科目。
@歴史 2000年からスタートし、今年で4年目になる。
選択人数は、5人→8人→9人→10人と年々増えている。
A目的
A英語・・・文法や語彙ではなく実際に使うことで「話す」「聞く」「書く」「読む」の4機能を総合的に伸ばす。
Bそれ以外・・・異文化の読みものをもとにディスカッションをすることで、異文化間に存在する様々な問題を理解する。ディスカッションをすることでコミュニケーションを広げる。
B授業形式
A進め方・・・2コマ連続週1回、2週間で1サイクルの授業1週目はトピックを読む、2週目はディスカッション。
B受講生・・・高3の選択者(ある程度英語に自信のある者が集まっている)。
C担当者・・・1週目は日本人のコーディネーター
2週目は英語を母国語とするゲストがディスカッションに参加
(トピックは2週目をサポートするゲストが選定している。)
D評価・・・テストは実施せず、授業中の参加態度と、いくつかのトピックから1つ選んで書くエッセイ、ポートフォリオ(トピックについて調べたり、勉強した内容をバインダーにまとめたもの)の提出、そして生徒が持ち回りで行うプレゼンテーションなどを総合的に判断している。
C授業の特徴
A Learn English or Learn through English 後者がCCU。
B Discussion in English すべて英語を使用する。
C Student-centered 生徒が自分たち中心ですすめていく。
D Learn from differences ゲストが選ぶトピックから、自分たちとの細かな違いまで見つけていく。
E Quality vs Quantity 「量」より「質」
Dこれまでのトピック
00年 思春期と拒食症 引きこもり いじめと教育 占いに走る若者 環境破壊
01年 国連の役割 歴史教科書問題 校則 イングリッシュ・ディバイド 代理母
主張する嫁たち 英語公用語化論 フリーター 池田小殺傷事件
02年 ドラッグ問題 パラサイトシングル 差別と偏見(9.11後のアメリカ)
野生生物の取り扱い 日本人女性とファッション 健康な食べ物とは
消えゆく言語 クエーカー的生き方 遺伝子か環境か
内容的にはかなり高度な英語力を要求されるが、高2までの基礎学力の充実のおかげでかなりスムーズにCCUを進めることができており、校内での評判もよい。これを受けて、今年度から、高2でもTEE(Total English Experience)を導入している。
4.国語科入試問題について
03年度実施の入試問題の結果を、データをふまえて検証(下記参照)。
1次試験では、小説よりも、評論(説明文)のほうでの得点差がつき、言語事項(漢字などの知識問題)よりも記述式の問題で得点差が開いた。2次試験では、説明文よりも小説での得点率に差が開き、記述式の問題よりも言語事項での差が大きくなった。ただし、得点率の問題なので、結局は全体得点の約70%を占める記述設問の出来具合で得点差が決定する。
03年度1次
全体 記述 言語事項 説明文 小説
合格者得点率 57.3 54.3 66.9 63.4 50.5
不合格者得点率 45.4 41.7 57.2 47.6 40.9
03年度2次
全体 記述 言語事項 説明文 小説
合格者得点率 61.8 59.6 73.2 55.1 67.0
不合格者得点率 48.3 45.1 56.6 44.1 49.6
差がついた問題は、問題一の問三(記述)、問五(選択問題)。とくに問三は、同じ指示語の設問である問一と比較をすると、「具体例を用いず」という部分に合わず、誤答となるものも多かった。問一は従来易しい設問だが、字数指定がなされていないのために、中途半端なぬきだしをしていた生徒もいた。また、問五の選択肢では、文中の接続語に気づかず読んだらしく、誤答に陥っている生徒が多かった。さらに文学作品では、従来ひとまとまりにして心情を問うていたような設問を二つに分けて問うような工夫をした。ただ、この場合も、前後の「できごと」をふまえずに読み、答えられなかった生徒が見られた。
そのほか、言語事項においても、ストレートな書きとりはきちんとできる生徒が多いが、「あきらめること」という意味に対して「辞退」といった誤答(正答は「断念」)のように、意味がからむなどの入り組んだものになると誤答が目立った。このような状況をふまえて総設問数や、本文字数、制限時間については、科内で議論をしている。
=おまけ=
会終了後、国語担当で広報部部長でいらっしゃる大井先生にお話を伺った。数年前の学校訪問時、生徒の答案の大半が設定した採点基準に満たない場合、基準そのものを採点時に設定し直すという話をうかがったが、現在はいかがでしょうというのが質問。これに対して、ていねいにお答えいただいた。以下概要を記す。
@採点基準そのものは、会での説明の通り、従来の問いかけの仕方を改めているので動かすことはない。
A設問ごとに満点答案が書ける生徒はほとんどいない。がんばって書いてもらって、いかに部分点をかせぐかが大切。また、言語事項の学習も大切。基本的な知識問題をしっかりやってほしい。過去問をやるときもその辺を心がけてほしい。
Bその点をふまえて、昨年は11月におこなった入試問題解説会を今年は7月に予定している。生徒だけでなく、是非保護者の方にも聞いてほしい。
C入学後も、中学3年間で記述させる取り組みを行っている。いかに相手に伝達するか、相手を想定した記述を行わせている。高校進学時も小論文等に積極的に取り組める生徒を育てたい。
D現代文は、高校3年生の段階で、教科書だけではなく、テーマ、分野ごとに大学入試問題を読ませるようにしている。
E古典(古文・漢文)に関しては、どの時期に何を読ませるか、コアになる部分ができあがっている。
5.算数入試問題について
03年1次試験
@昨年同様に大問1の計算問題で合否の差は殆ど出ていない。あえて言えば、不合格者は(2)の虫食い形の計算が苦手だったといえるかもしれない。
A大問2の結果は問題が多い。(1)は単純な時計算の問題でありながら合格者の正答率がきわめて低い。(2)はこちらの注文通り。全体の正答率も低いが、きちんと時計算の基本をマスターしていた生徒の多くを合格させることができたのは良かった。正解まで至らなくても、基本がわかっている受験生には多くの部分点を与えているので、ここでついた差は以外に大きかったといえる。
B大問3は、本来我々が準備した問題の後半をカットしたものである。全体の分量と受験生のレベルを考慮して泣く泣く削除した。結果としては、例年差がつきがちな前半の問題だけとなったため、一様に得点率に差がでている。来年度以降もこのような傾向が続く可能性は高いと思われる。3−3の後の得点はボーナス得点であり、ここで差がついたのも注文通りであった。
C大問4は例年の通り前半でのみ差がついている。最後の問題まで辿り着き、考える余裕のあった受験生は何とかしていることから考えると、試験問題の分量、試験時間には一考の余地があると考えられる。
03年2次試験
@計算問題では合否の差がついていないのは、合格者数の少ない2次試験になっても変わっていない。
A大問2の標準問題では(2)の求積問題でそれほど差がついていないのに比べて、(1)の比の問題を不合格者が苦手としていたことが伺える。
B大問3において差がついたのはTの(2)、Uの(2)(3)、Vの(1)といった比を利用した求積問題であった。従って、比を使いこなしているかどうかで、ここまでにかなりの差がついてしまったといえる。
C大問4について色々と興味深い。まず得点差がついたことで目に付くのは4−3と4−5である。これは枝分かれの総本数を数える問題で本校においても、一般の中学入試においてもお馴染みのはずだが、やはり小学生にはやや難しいのか?そして、大問4のメインである4−8は得点率こそ低いものの、問題の見えている受験生には簡単だったはず。わかっている生徒の多くを合格にできた点は注文通りであった。
=普連土の算数は奇抜な発想や新しい観点を取り入れた問題が出題されるので、問題をきちんと理解して解き進めるには、算数の力がかなり要求される。特に後半の問題は、男子の最難関校を受験する生徒たちでも手を焼くような問題も多く、普連土の受験生にとってはかなり苦しいはず。細かい採点で部分点をつけることで加点される方向になってはいるものの、もっと根本的なところで問題の量や質を考えようとしている学校の方向性には賛成であり、来年以降の問題がどの様に変わってくるのか、大いに期待したい。=
6.入試について
<03年度入試結果>
募集 志願者数 受験者数 合格者数 繰上者数 入学者数
1次 90 228 218 115 7 101
2次 30 273 152 47 4 32
1次試験(合格者) 合格者平均点 165.5点
国語 算数 理科 社会
平均点 57.1 57.9 29.0 21.6
最高点 79 88 41 34
最低点 33 37 20 11
配点 (100) (100) (50) (50)
2次試験(合格者) 合格者平均点 208.2点
国語 算数 理科 社会
平均点 62.6 74.9 28.8 42.0
最高点 77 100 41 49
最低点 43 52 15 26
配点 (100) (100) (50) (50)
実質倍率は1次が約1.9倍、2次が3.2倍であり、1次の方が入りやすいようです。しかし、問題の傾向や難易度に大差はないので、1次不合格でも2次で合格する可能性はあります。03年度は16名が合格しています。
尚、総得点で合格ラインに達していても、1つの教科の得点が極端に低い場合(合格者平均の半分程度)は不合格になることもあります。
今年の入試は1次・2次ともに手続き率が高く、繰上合格者が非常に少なくなりました。
これは他校も同様の傾向にあります。また、今年の入学者133人のうち都内在住が88人もいます(例年は約半数)。群馬県内から新幹線を利用して通学している生徒も2人います。
入学決定後の校長面接は、希望者のみの実施にもかかわらず103人が希望しており、非常に高い関心を示して頂いていると感じております。
<04年度入試について>
帰国子女入試の復活
試験日 1月10日(土)
発表日 1月11日(日) 時間未定 掲示発表&インターネット
募集 若干名
科目 算数(50点)・国語(50点)・作文(50点)・面接
作文と面接は希望者は英語にて実施可
資格 03年3月以降に帰国し、海外に1年以上滞在した者
一般入試
1次試験 2月1日(日) 女子90名
科目 算数(100点)・国語(100点)・理科(50点)・社会(50点)
2次試験 2月4日(水) 女子30名
科目 算数(100点)・国語(100点)・理科(50点)・社会(50点)
現時点で決定しているのは以上です。
インターネット発表の有無、手続き締切日、事前面接のあり方等を検討中です。
=雑感=
校長先生をはじめとする先生方が、生徒ひとりひとりをとても大切にしているというのがよく伝わってきて、学校の教育方針に共感を覚えたものの、進学実績については、正直なところ、もう少し頑張れるのではという感じがする。特に理系志望者が増加していることについては、もっと具体的な数字を示した上で、プランを構築してほしいと思う。
CCUは、とても面白い取り組みなので、その効果測定の意味も含めて、CCU受講者の進路を具体的に追跡してもらえれば、さらによくなるだろう。ただ、残念だったのは、学校説明会の場で他校しかも上位校の批判を耳にしたことである。塾関係者対象だったので、気にしていなかったのかも知れないが、聞いていてあまり気持ちのよいものではなかったのは確かである。
最後に、検討中であるインターネット発表については、是非導入してもらいたいと思う。翌朝6時の掲示発表には、賛否両論あると思うが、同じ時間にインターネット発表が加わるだけでも、受験生のとってはかなりありがたいところなので、前向きに検討して欲しい。(報告 A.Or)
聖園女学院 04年入試要項
2次を2月2日から2月3日に、3次を2月3日から2月4日に。定員の配分も1次が40名から70名に、2次が66名から30名に変更。
1次 2月1日 女子70名 2科 面接
2次 2月3日 女子30名 2科 面接
3次 2月4日 女子20名 2科 面接
面接は受験生のグループ面接。
2月10日16:00までに入学を辞退した場合納付金(入学金・施設費)を返金。
行事日程
学校説明会
6月21日(土) 10:00〜12:00
10月24日(金) 10:00〜12:00 終了後授業参観あり
12月 5日(金) 10:00〜12:00
聖園祭
9月20日(土)、21日(日)
入試相談コーナーあり
オープンスクール
11月15日(土) 10:00〜12:00
保護者・・・説明会
6年生・・・過去問題研究会
5年生以下・・・体験入学
個人相談会
10月以降 問い合わせ、申し込みは電話で(0466−81−3333)
http://www.misono.jp/
公文国際 03年大学入試結果(抜粋)
東大 一橋大 東工大 東外大 東北大 筑波 横国 お茶水 国公立計
総数 9 3 3 3 1 1 6 1 46
現役 7 3 3 3 0 1 6 1 40
早大 慶大 上智 明治 青山 立教 中央 法政 理科大
総数 35 41 18 21 16 21 26 21 17
現役 27 32 15 15 12 14 21 15 13
=卒業生157名に対する東大、早慶上への現役合格者数の割合(A率)は51.6%。MARCHへの割合(B率)は49.0%。昨年のA率は51.3%、B率は39.3%。=
昭和学院秀英 04年入試要項
2回の入試日を1月22日から1月20日に。これまで一般入試は渋谷幕張と同じ日程だったが、このまま行くと日程が分かれることに。
1回、2回合わせて180名の募集定員を1回80名、2回80名に。
1回(第一志望) 12月 3日 男女80名 4科 面接
2回(一般) 1月20日 男女80名 4科 面接(グループ面接)
1回の入学手続は12月5日16:00、2回の入学手続は1月22日16:00まで。
03年大学入試結果(抜粋)
一橋大 東工大 東外大 北大 筑波 千葉 お茶水 国公立計
総数 2 1 4 1 1 16 1 51
現役 1 1 2 1 0 14 0 32
早大 慶大 上智 明治 青山 立教 中央 法政 理科大 ICU
総数 55 27 38 41 21 41 26 32 37 3
現役 37 18 25 29 19 25 16 22 20 2
=卒業生296名に対する東大、早慶上への現役合格者数の割合(A率)は27.0%。MARCHへの割合(B率)は37.5%。昨年のA率は28.1%、B率は41.0%。=
http://academic1.plala.or.jp/sshuei/nyushi/nyushi01.htm
成城学園 学校見学会
6月28日(土) 14:00〜16:00頃
内容 体験教室、相談コーナー、展示コーナー、施設見学
申込 6月4日(水)〜6月16日(月) FAXか電話で申込
体験教室(抜粋・・全12コース)
英語に親しもう
縄文式土器を作ろう
平行線が交わる
テニスをやってみよう
問い合わせ 成城学園中学校事務室
TEL 03−3482−2105(平日9:00〜16:00、土曜9:00〜13:00)
http://www.seijogakuen.ed.jp/chugaku/index.htm
入試情報
進学星取表3・・・03年入試で両方の学校に合格した生徒がどちらに進学したか。
(首都圏模試センター資料より)
本郷 : 城北 = 1: 7(8名中1名が本郷に進学。7名が城北に進学)
本郷 : 巣鴨 = 1: 2
本郷 : 芝 = 0: 7
本郷 : 高輪 =12: 0
本郷 : 攻玉 = 0: 1
本郷 : 市川 = 6: 1
本郷 : 芝柏 = 6: 0(芝浦工大柏)
本郷 : 城埼 = 6: 0(城北埼玉)
世田谷 : 芝 = 0: 6
世田谷 : 攻玉 = 0: 2
世田谷 : サレ = 0: 5(サレジオ学院)
世田谷 : 桐蔭 = 7: 6
世田谷 : 武工 = 3: 0
世田谷 : 佼成 = 3: 0
世田谷 : 目黒 = 1: 0
世田谷 : 青稜 = 6: 0
鴎友 : JG = 0: 4
鴎友 : 雙葉 = 0: 3
鴎友 : フェリス = 0: 4
鴎友 : 豊島 = 1: 2
鴎友 : 青山 = 2: 1
鴎友 : 頌栄 = 0: 3
鴎友 : 調布 = 2: 1
鴎友 : 洗足 = 2: 0
鴎友 : 桐光 = 1: 0
洗足 : 横共 = 0: 6
洗足 : 横雙 = 0: 2
洗足 : 頌栄 = 0: 2
洗足 : 日女 = 0: 2(日本女子大附)
洗足 : 成蹊 = 0: 3
洗足 : 香蘭 = 2: 4
洗足 : 大多 = 2: 4(大妻多摩)
洗足 : 調布 =15: 4
洗足 : 桐蔭 = 2: 2
桐光 : 浅野 = 0: 3
桐光 : 桐朋 = 0: 5
桐光 : サレ = 0: 8
桐光 : 穎明 = 0: 4
桐光 : 法二 = 2: 3(法政二中)
桐光 : 日三 = 3: 0(日大三中)
桐光 : 神大 = 2: 4(神奈川大付)
桐光 : 武工 = 4: 1
桐光 : 多聖 = 4: 0(多摩大聖丘)
桐光 : 鴎友 = 0: 2
桐光 : 日女 = 0: 2
桐光 : 洗足 = 0: 4
桐光 : 桐朋 = 0: 2(桐朋女子)
桐光 : 大多 = 3: 6
桐光 : 日三 = 1: 2
桐光 : 神大 = 1: 3
桐光 : 東純 = 2: 1(東京純心)
桐光 : 多聖 = 9: 0
桐光 : 共二 = 2: 0(共立第二)
教育情報
都立高授業評価 より良い授業のために
(読売新聞 5月25日 展望室)
「とにかく反対」(8%)「反対しないが積極的にやる気がない」(33%)「指示されたらやるしかない」(41%)「意欲的に取り組んでいる」(18%)。都立高改革に生徒の生の声を反映させようと、全都立高で来年度から、生徒が授業を評価する制度が始まることになった。この調査結果は、すでに授業評価を始めているある都立高校で評価される側の教師の反応をまとめたものだ。
実際、都立高の先生に現場の声を聞いてみると、生徒による授業評価に強く反発する教師は少数だが、「指示されればやる」という消極派が大勢を占めているという。
振り返ってみて、自分の高校時代。先生を“採点”する制度こそなかったが、クラスの中では、各教科の先生を自然な形で「評価」していた。だが、実際に先生を厳しく評価するとなると、しっかり授業を聞かなければならないし、居眠りや私語はしていられない。当時、この制度があっても、公正な目で評価ができたか自信はない。
ただ、制度導入に消極的な先生が多いと聞くと、授業評価制度の意義がどこまで浸透しているのか、心もとなくなる。より良い授業のため、生徒が何を求めているのかに気を配り、研究や努力を重ねることの重要さを教師が感じなければ、せっかくの試みが、名前倒れに終わってしまう。
教育基本法改正 シンポジウムで火花散るやりとり
(朝日新聞 5月25日)
教育基本法は見直すべきなのか。文部科学省が新潟市内のホテルで25日に開いたシンポジウム「教育改革フォーラム」で、法改正の必要性を文科相に答申した中央教育審議会の鳥居泰彦会長と、かねて反対してきた藤田英典・国際基督教大教授が火花を散らした。緊張感の漂うやりとりで、議論は省庁主催の「お手盛り」のシンポに収まらない盛り上がりをみせた。
鳥居会長は「終戦直後のどさくさの中で作られた法律で、色々と問題がある」と基調講演。不登校や学習意欲の低下など教育が直面する問題を列挙したうえで、英米など諸外国が教育改革に取り組んだことを紹介し、「日本も改革に歩み出さなければ」と説いた。
パネルディスカッションに移ると、藤田教授が「欧米諸国の教育改革では、日本の教育はむしろ優れた事例として言及された」と反論。「不登校や学力問題の現状を基本法改正で変えられるとは思わない」と対立した。
藤田教授は、基本法に「家庭教育の大切さ」を理念として盛り込むべきだとした中教審答申に「家庭の問題を国が法律で定めていいのか」と異議を唱え、「教育上の問題がすべて家庭の責任として処理されかねない」とさやあて。「軍国主義への回帰につながる」との批判が根強い「国を愛する心」の基本法への規定にも、疑問を示した。
一方の鳥居会長は「いま軍部がいるんですか。二度と繰り返させないように私たちがしっかりすれば良いことであって、改正への反対論にすり替えるのは間違いだ」と語気を強めた。
民間人校長 学校現場に信頼関係ない
(産経新聞 5月26日)
民間から転身した小中高校の校長は「学校現場に信頼関係がなく失望した」「顧客である生徒、保護者第一の姿勢がない」などと学校の現状を厳しく批判し、教育委員会の「お上意識」の改善を求める意見も多いことが26日、文部科学省が公表したアンケート結果で分かった。
民間人校長への支援としては、教頭の複数配置など補佐スタッフの充実を望む声が強かった。
広島県尾道市で3月、民間出身の小学校長が自殺したのを受け、4月1日現在で配属後1年以上経過した民間人校長17人全員と17人が属する6都府県教委を対象に実施した。
配属後の感想として、学校については「顧客への意識が欠けている」「中長期的な運営をしていない」「教員同士の連携、協調がない」「信頼関係がなく失望した。信頼関係がないと管理が優先し活力ある組織にならない」と問題点を指摘。
教委には「不慣れな着任時で入学式など大きな行事があるのに実践報告書を求められ負担感があった」「何かあれば集合させるお上意識でなく学校に出掛けてくる姿勢を」「各部、各課と討論する場がほしい」と、現場との対話不足に不満が集中した。
配属前の研修期間は東京、大阪が3カ月以上、埼玉も3−1カ月だが、岐阜と奈良は1カ月−3週間、広島は1週間未満と極端に短かった。
研修の内容は教育課程や生徒指導、教育行政など。広島だけは学校現場の視察をしていない。校長側は「理論より授業、職員会議の見学を」「2、3校の学校訪問を」と現場体験を増やすよう求めている。
教委の支援策は、複数教頭の配置が埼玉、岐阜、大阪、広島。県教委の指導主事らを定期的に訪問させているのが埼玉、岐阜、奈良だった。
■民間人校長の主な意見
文部科学省アンケートの自由回答欄に書き込まれた民間人校長の主な感想、意見は次の通り。
【学校】
「顧客」に対する意識が欠けている。生徒、保護者、地域からの信頼をどう確保するか真剣に考える必要がある▽中、長期的な視点での学校運営が行われていない。教員同士の連携、協調がとれておらず、学校の方向性が打ち出しにくい▽学校現場に信頼関係がなく失望した。信頼関係がないと管理が優先するだけで活力ある組織にはならない。
【教委】
着任時は不慣れな上、入学式など大きな行事があるのに「実践報告書」を求められ負担感があった▽何かあれば集合を掛けるという姿勢(お上意識)ではなく、学校に出掛けてくる姿勢が大切▽報告のための調査、研修、支援ではなく、ニーズに立脚した意味のある支援を▽人脈がないため人事政策面での支援が一番▽教委の各部、各課と討論する場を設けて。
【文科省】
文科省の主要スタッフにも積極的に民間人を採用するべきだ▽入省後、2年程度、学校現場を体験するべきだ。
【配属前研修】
学校現場の実態把握のため、校長を講師とする研修を▽理論研修より授業参観、職員会議の見学など学校現場の研修の方が役立つ▽配属前に2、3校の学校訪問を。
【校長としての目標】
顧客(生徒、保護者)第一、教育品質第一の徹底▽国公立大合格者数150人以上、県のリーダー校を実現▽教職員の意識改革と資質の向上、学校のオープン化と活性化。
関連記事
民間人校長 13校長が文科省と懇談会(毎日新聞 5月26日)
広島県尾道市で民間人出身の小学校長が自殺した問題を受けて、文部科学省は26日、河村建夫副文科相と全国の民間人出身の校長の懇談会を開いた。校長らは企業と学校の文化の違いや教員との関係に戸惑ったことなど、それぞれ現場の苦労話を述べ「(自殺には)大変なショックを受けた。教育委員会や文科省には民間人出身の校長を支える体制づくりを要望したい」「(校長として赴任する前に)実習など現場の実態の分かる研修が必要だ」などの意見が出た。
企業出身で1年以上務める校長の中から東京、埼玉、岐阜、大阪、奈良、広島の13人が集まり、体験談と、教委・同省への意見を述べた。
河村副文科相は、会議を終えて「民間人校長は教育現場にいい刺激になっていると思う。広島の小学校長自殺については省としても検証し、二度と繰り返さないように支援策を考えていく」と述べた。
◇主な民間人校長の発言◇
榎本健志さん(奈良県立桜井商高) 新人でも「先生」と呼ばれるのはよくないと思い、原則「さん」付けにしている。積極的に教員の企業研修もしており、意識は変わっていくと思う。
市田安明さん(岐阜県立海津高) 最初授業を見せてくれと言ったら反発する先生もいた。1カ月くらいかかったが、今ではしばらく見に行かないと「何で来ない」と言われるようになった。
土屋哲得さん(岐阜県立各務原西高) 教員も名札をつけるようにしたら「名前を知らないのはあなただけ」と言われた。今では好評で、学校のムードは良くなった。(銀行員出身で)頭取に言われてやむなく引き受けたが、なってよかった。
石黒雅明さん(埼玉県川口市立幸並中)1年間おとなしくして中学生の生活のリズムをつかむのに専念した。この春、パソコンで学校経営のプレゼンテーションをした。これから自分のスキルを生かしたい。
山上隆男さん(都立つばさ総合高) 頑張った人の給料を上げ、そうでない人は痛い目に遭うように待遇で差をつけるべきだ。教育公務員制度に問題がある。
内田睦夫さん(都立高島高) 広島の話を聞いたときはショックだった。自分も教員から(反応が)返ってこないので困った。しかし、人事考課の面接で44人の教員全員と話す機会を持てたのがよかった。
転入学仲介業 学習塾が私立中高への仲介センター開設
(毎日新聞 5月26日)
首都圏で学習塾などを経営する「栄光」(本社・さいたま市)が、私立中学、高校への転入学を仲介する「首都圏私学・転入学センター」を開設した。学力のレベルが合わない、いじめに遭っているなどの理由で転校を希望する生徒が同センターの予備試験を受け、センターは登録校の中から生徒に適した学校を紹介する。私学団体も各校の編入試験情報を紹介しているが、本格的な仲介事業は全国で初めて。転入学は今秋が最初になる。
同センターによると、予備試験は学期の初めから転入学できるように年3回、国語、数学、英語の3教科で実施して生徒の学力を把握し、カウンセリングで転入学の理由や行きたい学校の希望などを聞く。紹介を受けた生徒は各校で面接や試験を受け、最終的な合否は学校側が決める。生徒側には▽複数の学校の内容を聞ける▽事前に合否の可能性がほぼ分かる▽内定後に在籍校を退学できる――などの利点があるという。
9月の転入学に向けた試験は6月29日で、受験料は1万5000円。現在の登録校は城西大付属城西中学・高校(東京都豊島区)をはじめ、中高一貫校を中心に東京都、埼玉、千葉、神奈川県の計23校に上り、今後さらに増やしていく。
学校側にも退学者による定員割れを補充できる利点がある。都内の私立の中高一貫校の校長は「生徒の選択肢が増えるのはいいことだが、私学側は学力だけでなく、生徒指導上の問題がないかどうかを気にするので、あまり広がらないのではないか」と慎重な見方をしている。
英語にリスニング 06年度センター試験、28科目に
(朝日新聞 5月31日)
今春から実施の新学習指導要領で学んでいる高校生が受験する06年度の大学入試センター試験の出題教科・科目が固まった。現行6教科の32科目を28科目に変更する。外国語では、英語でリスニング(聞き取り)テストを導入。新指導要領による新教科「情報」と、新科目「数学基礎」「理科基礎」の出題は見送られた。
30日の国立大学協会理事会で了承された。文部科学省の有識者検討会議での確認を経て、近く正式に公表される。
国語は、現行では「国語1」「国語1・国語2」の2科目があるが、1科目にして、新指導要領の新科目「国語総合」に「国語表現1」を加えた内容を出題範囲とする。
理科では、物理、化学、生物、地学までの内容を幅広く盛り込んだ新科目「理科総合A」「理科総合B」を、それぞれ「化学1」「生物1」と組み合わせたグループにする。
リスニングは当分の間、英語に限る。ペーパーテストの配点(200点満点)に追加する形で実施する方針で、採点法などは今後検討する。リスニング受験を必須とするかどうかは各大学の判断にゆだねる。
「情報」はコンピューターの技術や理論を学ぶ新教科だが、実技中心でマークシート形式のセンター試験になじまないことなどから出題教科にしなかった。基礎的内容に重点を置く「数学基礎」「理科基礎」は、生徒の習熟度や理解度に合わせて内容を選んで教える特徴があるため、共通した学習内容の到達度を見るセンター試験での出題は見送った。
◆06年度センター試験の教科・科目
【教科】 【出題科目】
国語 国語
地理歴史 世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理Bから1科目を選択
公民 現代社会、倫理、政治・経済から1科目を選択
数学(1) 数学1、数学1・数学Aから1科目を選択
数学(2) 数学2、数学2・数学B、工業数理基礎、簿記・会計、情報関係基礎から1科目を選択
理科(1) 物理1、地学1から1科目を選択
理科(2) 理科総合A、化学1から1科目を選択
理科(3) 理科総合B、生物1から1科目を選択
外国語 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目を選択
その他
八雲学園 合同説明会
6月17日(火) 10:00〜
川崎予備校とアクセスの保護者対象に説明会を実施していただけることになりました。
参加を希望される方はお通いの教室にその旨ご連絡ください。
<問題>
ある品物は、いつもは、1日400個売れますが、この品物の値段を1個について1円高くして売ると、1日に売れる個数は2個減ります。また、この品物を1個175円で売る方が、1個180円で売るよりも売り上げは150円多くなります。
(1) この品物を1個175円で売るときは、1日に【 】個売れます。
(2) この品物は、いつもは1個【 】円です。
(03年芝1回)
入試問題に挑戦第79回解答編
<問題>
大と小のサイコロが合わせて18個あります。この18個のサイコロを同時にふったら、出た目の平均は4でした。大のサイコロだけの出た目の平均は3.4でした。小のサイコロだけの出た目の平均は、どのような場合がありますか。すべての場合を求めなさい。割り切れないときは小数第2位を四捨五入して答えなさい。(03年フェリス)
<解答>
大のサイコロの出た目の平均が3.4であることから、大のサイコロの個数を推測すると、
大のサイコロの出た目の和 ÷ 大のサイコロの個数 = 3.4
ここで、目の和は整数なので、サイコロの個数は「5の倍数」となる。
@大のサイコロが5個のとき
18×4−3.4×5=55 (小のサイコロの和) → 55÷(18−5)=4.23…
A大のサイコロが10個のとき
18×4−3.4×10=38 → 38÷(18−10)=4.75
B大のサイコロが15個のとき
18×4−3.4×15=21 → 21÷(18−15)=7 これはダメ
以上から、小のサイコロの出た目の平均は、4.2 または 4.75 となる。